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2016年1月 4日 (月)

見張り塔からずっとの変さ

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デイブ・バン・ロンクの
ディラン評の続きです。
彼がディランに
「ハウス・オブ・ザ・ライジングサン」の
アレンジをパクられたというのは
有名なエピソード。

「あれをレコードでやっていいかな」と
ディランに訊かれ
自分も録音していないんだから
まだ待ってくれと言ったら
「じつは録音しちゃったんだよ」と言われて
あちゃーと思ったと
回想録で語っています。

かつて弟みたいな存在として
かわいがっていたディランだけに
愛憎半ばするようで
売れればなんでも正当化されるという
風潮を
ディランに当てはめて嘆いています。

そこで
やりだまに挙がっているのは
「All Along the Watchtower」
こんな変な言葉ないだろう、と
バン・ロンクは言うのです。

アロングは
どちらかというと二次元的な移動を指すので
見張り塔という三次元的なものに
使う言葉ではない。
それでもディランが有名になったら
(67年発表の8枚目のアルバムに収録)
これで通用してしまっている、と
嘆いています。

いつの時代も
オジサンは
若い世代を見守りつつ
自分と離れていくことに
ある種のいらだちをおぼえるのだなあと
「グリニッジヴィレッジにフォークが
響いていた頃」(早川書房)を
おかしく読みました。

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