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2015年5月31日 (日)

前奏曲としてのパステルバスコ

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サンセバスチャンには
お菓子屋やパン屋も
たくさんあります。
これは有名なパステルバスコ。
これは硬いカステラみたいな味わいですが
本格的なパティスリーのものは
もっとパイっぽく焼いています。

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素朴ですが
素朴ゆえにおいしい。
小麦粉文化の国のお菓子は
どれも美味です。

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街角のお菓子屋さんには
なつかしい雰囲気のケーキとか
菓子パンがいろいろあり
ふだんはそんなに食べない僕ですが
妙に惹かれてしまっています。

このあと
スウィーツの旅が始まります。
その前奏曲として
よき体験になりました。


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2015年5月30日 (土)

すごい岩肌に感心した

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サンセバスチャンの海岸風景です
イゲルド山という
海岸線に沿った山は
こんな地盤の岩山です。

近くで撮影すると
まるで大木の肌のようです。

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これはラコンチャ湾を
取り囲むようにして広がる
サンセバスチャンの町を
丘の上のホテルの
バルコニーから撮影したもの。

美食探検の合間に
風景も取材です。
思ったより寒くないのと
いまのところ雨に降られていないのが
幸運です。

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2015年5月29日 (金)

バスクでは幸運でした

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サンセバスチャンでは
世界的なシェフのレストラン
「マルティン・ベラサテギ」を訪問しました。

思えば
ベラサテギは初体験です。
バスクに来ても
すれ違いがあったので
今回は貴重な体験です。

朝一番の取材で
その後
編集部が気を利かせて
ランチを食べさせてくれました。

1時間のあいだに
ランチコースと
シグネチャーまで出してくれる
大盤振る舞い。
厨房は大変だったでしょう。

サンセバスチャンは薄曇り。
不安だった天気も
崩れることなく
取材の初日が終わったのには
ほっとしました。

コーディネートをしてくれている
山口純子さんによると
「嫌になるほど雨が降るところ」とのこと。
僕も過去には
たいてい雨にたたられています。
大きな取材が2つ終わって
ほっとしています。


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2015年5月28日 (木)

うまいカバに出合う

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サンセバスチャンに来ています
食の取材。
パリからビアリッツまで飛んで
そこからクルマで。
日本を出てから24時間後
ホテル前のバルでタパスを。

追加注文しようとしたら
「食べ物終わりました」と言われました。
こちらの時間で深夜前。
バルは早じまいなんでしょうか。
混んでました。

カバは
バルセロナ近郊で
シャンパーニュと同じ製法で作られる
発泡性のワインです。
この店で出していた
パルチェットのものは
軽い甘みがある
フルーティな香りで
かなりおいしかったです。


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2015年5月25日 (月)

パリで幸せなランチを食べたいなら

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5月のフランスに行けるとなったので
心はモリーユ
編み笠茸です。

あの香りと味わいたるや!
生のモリーユをつまんで
匂いを嗅ぐと
からだ中の空気が
あの独特の
埃とアルコールとタバコと
あらゆるものが混ざったにおいと
すっかり入れ替わってしまう気になります。

どこで食べられるか
友人のスギハラテルコさんに訊いたら
「ドミニク・ブシェ」に確認してくれました。
そうしたらオーナーシェフの
ドミニクが
「もう終わりなんだよね、シーズンが」と
ショックな返事を!

でも「特別に仕入れておくから
食べにおいでよ、と言ってるわよ」と
テルコさんのメールにありました。

そこで
シトロエンジャポンのムラタさんと
ジャーナリスト仲間のクッシーと
とレエアール通りの「DB」へ。

前菜は
すき焼き風味?のモリーユととともに
アスパラガスとポーチドエッグ(これが絶妙)
僕は「春の終わりのひと皿」と
勝手に名づけました。

残念ながら
モリーユはたしかに季節はずれになっていて
ほとんど香しい匂いはありませんでした。
でもアスパラとともに
楽しいひと皿です。

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メインはミキュイに仕上げた
カレイに続き
リムーザン牛。
これがすばらしい出来で
口中に入れたときのインパクトから
咀嚼している間の持続性まで
牛のおいしさの代名詞みたいなもの。

料理方法をこっそり聞きましたが
それは書けません。
ガルニ(野菜のつけあわせ)も
すばらしく繊細で
瞬間的に食べると
野菜のエッセンスが
香りとしてばーっと広がります。

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デザートは
なんとスフレです。
コーヒーのアイスクリームを載せます。
あー幸せ。
あいにくディナーが満席で
ランチタイムに行きましたが
通常のランチ
(日替わりだそうですが
表にメニューは出ていません)も
じつにおいしそうでした。

7月27日に
銀座に東京店がリニューアルオープンだそうで
次にDominique Bouchetの料理を食べられるのは
東京でしょうか。

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2015年5月24日 (日)

シトロエンのすごい”発明”

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欧州ってやるときはやるなあと
思わせられたのが
シャンゼリゼ通りの
シトロエンショールームです。

これは5階ぶんのスライダー。
このビルはシャンゼリゼで
最も背が高いそうで
グランパレなどが
じつによく見えます。

一番上の階から入って
ぐるぐるビルの中を巡ります。
シトロエンの”発明”って
よんでもいいでしょうか。

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下の階から階段で
上がっていく途中
それぞれのフロアにテーマがあります。

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この階では「デザイン」。
日本でも今年発売予定の
シトロエン・カクタスや
写真の新C4をテーマに
スケッチから
モデリング
組み立てといった具合です。
クルマの製造過程が
フロアごとに
段階を追って展示されています。

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地下はこうなっています。
誰か試さないかなと思っていましたが
誰もここから飛び出してきませんでした。
さすがにおそれいったのかな。
僕が子どもなら
試してみたい。
誰かパリの記念にどうぞ!


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2015年5月23日 (土)

肉もいいけれどババも

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欧州に行ったら
まず食べて
わりと玉砕の確立が高いのが
ステーキです。

こちらはシャンゼリゼから脇に入った
マラブフ通りの
「Chez Andre」というビストロの
シャーブリアンです。

肉の味より
噛みごたえを楽しむような笑
火入れとか
かなり難しいのでしょう。
ふと見ると
向かい側には
ステーキを売りにした店に
開店前の行列が。

機会があれば
行ってみたい。
食事しながら
他の店のことを考えるのは
よくないことです。

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デザートはババ。
僕はこれが大好きです。
ここのは
マルティニークの
サンジャムス(ラム酒)を
たっぷり注いで。
ボトルまで持ってきてくれる親切さです笑

甘さと
酒の苦みが混ざるのが
ババのいいところです。
けっこう酔っ払います。
とくに時差ぼけを抱えた夜には。


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2015年5月22日 (金)

ペキノワから離れられない理由

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日本ではまず食べませんが
欧州だとつい頼むのが
酸辣湯(フランスだとペキノワといいます)です。
スープより高い温度と
適度な酸味と醤油の香りで
欧州ではほっこりしたい時にいい食べ物です。

これは
1区リシュリュー通りにある
「Dave(ダベ)」という店のもの。
何料理ということもなく
日本人の客も多いせいか
餃子も頼めば
焼き目をつけて出してくれます。

暗い店内は雰囲気があって
高級店にはない
オーナーの感覚を重視した
独特の居心地のよさがあります。
メニューも(おそらく)あえて
鉛筆手書きです。
日本にもこういうクラブあったなあと
懐かしくなりました。

Dave_paris

こちらもパリで頼むこと多しの
カナールラク
北京ダックのように
タレつけながら炙って仕上げた鴨です
(だと思う)

じつはパリパリの皮を期待していたのですが
それがあまりなく……。
でも蒸しご飯(味のないものはナチュールといいます)と
まぜて食べると美味で
自分はアジア人だなあと思います。

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2015年5月21日 (木)

オーブラック牛知っていますか

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パリのグランダルメ通り
(凱旋門をはさんで
シャンゼリゼ通りの反対側)で
ふと入ったビストロ
「Le Touring」のランチです。

オーブラックという
オーベルニュ地方の
牛に力を入れている店でした。

上はタジン料理。
スパイスが効いているうえ
酸味のあるソースで印象に残る味でした。

オーブラック牛を調べると
タフで
病気に強いとあります。
それが第一の特徴。
たしかに肉はしっかりしていた。
繊維を食べているようでした笑

オーベルニュ地方といえば
パリのカフェの多くは
ここ出身のひとがやっているとか。
郷土愛のある店ですね。

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スターターは
ガスパチョでした。
酸味があってうまいのですが
パリの気温は10度もいっておらず
寒いなあと思いながら
食べました。


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2015年5月19日 (火)

ラクロワゼットで乗りたい

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パリにいます。
ここはシャンゼリゼから
リュードマルブフへ入ったところの
(シトロエン)DSワールドという
DSモデルのアンテナショップの二階。

1955年発表の
オリジナルDSが
何台も飾られています。

このど派手はクルマは
フランス人がオーダーした
アンリシャプロン製の
カブリオレです。

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内装もすごい。
シートのレザーは張り替えていますが
当時もこんな色だったそうです。
幌カバーだけは
経年変化を示すために
オリジナルのままです。

ラクロワゼットという
プラークがついています。
カンヌの目抜き通りのことでしょう。
そこで乗るために
特別注文したのでしょうか。

贅沢な話ですが
クルマというのは
本来そういう楽しみをするものですね。
ひとつの目的のために作るもの。
高いからといって
意味なくコレクションするより
こちらのほうが正統的です。

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2015年5月15日 (金)

書店の喜びと悲しみは

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このあいだ
神保町のスキーショップに行った帰り
書店を回りました。
三省堂に行ったところ
印象としては
上階の多くの部分が
古書店みたいになっていて
びっくりしました。

実際に古書コーナーもあるし
建築関係の書籍など
変色してきているし
ダストジャケットが
破れていたりするし
まるでBランクの古書。

1000円で新しい本が買える
コーナーもあり
そこで鶴見俊輔集が
バラ売りされていました。

amazonに慣れてしまうと
本は重いなあと思うのですが
持ち歩くのは
けっこう快感です。
買って持っただけで
頭がよくなるように思えるところが
書籍を書店で買うところの
最大の魅力でしょう。

なにはともあれ
出来るだけ書店で
本を買うようにしています。
でもすぐれた
書店のひと
減っています。
それが悲しい気がします。


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2015年5月11日 (月)

おにぎりはこだわり

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これはおにぎりです
ということは
誰でもわかりますね。

おにぎりには
各人こだわりがあると思います。
僕は以前
小山裕久さんが握ってくれた
出来たてのぼた餅のような
やわらかいおにぎりを食べて
そのおいしさに
びっくりした記憶があります。

画像のおにぎりは
ロケ弁
でもどこでもいいというもんじゃないと
GQ編集部
モリグチ氏のこだわりです。

たしかに米といい
味といい
具材の選びといい
なかなかいい線いっています。
(もとより
小山さんが目の前に握ってくれた
おにぎりと比較する気はなし)

スタジオ撮影での1シーンですが
実際
みな
おいしいと思うようで
あっというまに
なくなってしまいました。
おもしろいものです。


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2015年5月 9日 (土)

アルトターボRSが売れる理由

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日本は儲かっている
そう言いますが
維持費の低い
軽自動車が
ベストセラー10位内に
5台以上入っている現状は
どう考えればいいのでしょう。

もっとも
クルマとしての出来は
かなりいいものが多いのも事実。
たとえば
スズキが発売した
アルトターボRS
スタイリングもいいし
走りもなかなかです
活発。

このあいだ東京から河口湖へ行き
それから熱海まで行きましたが
まったく疲れません。
山道をがんがん飛ばして
燃費はリッター17km。
「それはいい数値ですよ」と
スズキ自動車の広報部
カンバラさんが褒めてくれましたが
クルマの燃費性能がいいことに
ほかなりません。

難をいえば
後席のレッグルームを広くとりすぎたため
荷室が小さすぎること。
シートバックが
分割可倒式でないので
ひとによっては
使い勝手が制限されて
不便な思いをするかもしれません。

ハスラーといい
アルトターボRSといい
これ1台でなんでも出来る。
となると
10台中5台が軽自動車でも
不思議はないのかもしれません。


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2015年5月 7日 (木)

なぜドイツ人がという本

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青山の青山ブックセンターで
偶然出合ったのが
「ヒトラーの科学者たち」(作品社)。

英国のミステリー作家にして
ジャーナリズムでも
優れた著書を残している
ジョン・コーンウェルの作品です。

僕はこれをいま読んでいます。
第一次大戦から
ワイマル共和国を経て
ドイツ第三帝国にいたる時代が舞台で
主題は
著者の文章を引用すると
「科学と社会との間の関係」。

いかにドイツが
優秀な科学者を輩出した国であり
その財産をナチズムによって
失ったかを
物理や化学のフィールドを中心に
検証していった本です。

僕は自分の仕事の領域で
ドイツの自動車メーカーの
徹底して
合理的で
かつクオリティが高く
高性能で
ブランドイメージの高い
製品を
数多く作る力を見ているだけに
かなり興味ぶかい本です。

そもそも国籍を意識したことがないという
アインシュタインの扱いも大きくて
それも構成に
おもしろさを付与しています。

ここでは触れられていませんが
ドイツ人が
科学の分野で
秀でているのは
言語構造と関係あるのではないかと
僕は勝手に想像しています。

逆に日本は日本語ゆえに
ダメではないかと。
言語の構造とともに
他言語に得意でないため
研究などがいまひとつ
活発に進まないきらいも
あるように感じます。

話を本に戻しますと
惜しいのは訳文です。
かなり独特。
意味を解するのに
何度か読み返したり
他動詞の目的語がなかったり
主語に対して動詞がなかったりw

冒頭に引用した
「科学と社会との間の関係」だって
ふつう「科学と社会との関係」でいいわけです。

これでは引用も難しそうです。
編集者はなにをやっていたのかなと
不思議に思っています。


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2015年5月 6日 (水)

A7スポーツバックの劇的な変化とは

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マイナーチェンジを受けた
アウディA7スポーツバックが
日本発売され
先日横浜で
ジャーナリスト向け試乗会がありました。

独自のスタイリングが特徴的で
僕個人的にけっこう好ましいと
思っているモデルです。
高いのにフツウのセダンでない
冒険的なところがいいし
そもそもスタイル的に
よくまとまっています。

今回のマイナーチェンジにおける
特長としては
ヘッドランプや
リアのコンビネーションランプをはじめ
フロントグリルや
バンパーの意匠が変わったことがひとつ。

安全装備が充実して
インターネット接続による
グーグルマップやグーグルアースなどの
サービスも使えるようになっています。

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僕が最も感心したのは
車内の静粛性が
うんと向上したことです。
以前は
リアのテールゲートあたりからでしょうか
風の侵入音が気になっていましたが
新しくなって
劇的に変化しました。

ルーフの微妙なカーブや
リアスポイラーを見直したのか
シーリング材を替えたのか
はたまたガラス?
理由はよくわからないのですが
りっぱな高級車になっています。

ラインナップは
A7スポーツバック
S7スポーツバック
RS7スポーツバック
A7には2リッター版も加わりました。
クワトロGmbHという
スポーツ部門がチューンナップする
RS7スポーツバックは別ものでした。


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2015年5月 3日 (日)

権力と栄光、ではなくて

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久しぶりに読み返した
グレアム・グリーン。
前から思っていますが
この邦題
替えたほうがいいですよね。

キリスト教で唱える
「主の祈り」中の一節から
とっているので(おそらく、絶対)
「力と栄え」としたほうが
(「国と力と栄えとは永遠に
汝のものなればなり」)
しっくりくるとずっと思っています。

小説はカトリシズムの作家
グリーンの最高傑作と言われていますが
主人公の行動を
イエス最後の1週間になぞらえた主題など
わかりにくい人もいるでしょう。

グリーンはこの小説を
自分が書いたなかで最も満足する出来と書いたが
カトリック教会内にはスキャンダルをもたらし
バチカンに不敬な書物として
提訴されるという出来事まで
巻き起こしています。

グリーンの小説はいつも
男の魂の遍歴についての物語で
独特のマチョイズムが強く感じられます。
だから読後感は
とても力強い、と表現したくなるもの。
訳にやや違和感をおぼえる個所もあるので
力のある人の新訳で読めたらいいなあと思います。


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2015年5月 1日 (金)

また行きたくなったところは

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数日前に読んだのが
ファッションエディター
祐真朋樹さんの著書。

ご自分の身のまわりのことをつづった
エッセイ集
(ブログ的な)なので
僕はこのなかのいくつも
読んだことがあるため
読み返したといったほうが
正しいかもしれない。

僕はこのところ
ファッションの現場に
あまり足を運んでいないけれど
祐真さんの原稿を読んでいたら
また行きたくなってきた。

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