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2014年1月31日 (金)

シャングリラのアフタヌーンティー

東京駅ちかくの
シャングリラ・ホテル東京で
アフタヌーンティーをめぐる
記者発表会があった。

それは
ひとつには
同ホテル内
ザロビーラウンジでの
アフタヌーンティーが評判がよく
いま
アフタヌーンティークラブという形で
ユーザーを会員化して
得点を与える施策を実施中なのだそうだ。

そしてもうひとつは
それに合わせるかたちで
ロンドンから
英国のティーギルド協会により
ベストロンドンアフタヌーンティー賞を
授与された
英国人パティシエを招いたのである。

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このひと
ニコラス・パタスン氏は
いま開業準備中の
シャングリラホテル・ザシャード・ロンドン」の
エグゼクティブペストリーシェフを務めるひと。
そもそもショコラティエとして修業を積んだとかで
ケーキ作りには
かなりのこだわりを見せていた。

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実際に
レセプションでは
パタスン・シェフが手がけた
ケーキの数かずが提供された。
しかも2月2日までは
これとほぼ同じものが
ザロビーラウンジで提供されるそうだ。

僕はじつはサンドイッチもうまいなあと思った。
複雑な内容で
食べ進むと
さまざまな食感が混ざりあった楽しさがある。

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ロンドンでは
アフタヌーンティーでゆっくりくつろぐのが
若いひとのあいだでも
流行っているのだそうだ。
「2時間外の世界をシャットアウトできることが
アフタヌーンティーなんです」
パタスン・シェフの言葉が
魅力的に聞こえるのは
僕だけではないだろう。

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2014年1月30日 (木)

機内の紙芝居

機内のモニターでは
離陸前に
必ず脱出方法と
救命胴衣の着方を
説明する。
あれを見ているかいないかで
生存率が50%違うとか。

なので僕は
かならず見ています。
昨日触れたアリタリアでは
モニターを使って
救命胴衣の着用方法と
機内からの脱出方法を
説明している。

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これがなかなかおもしろい。
人物が平明的な
イラストで作られていて
昔ふうの紙の人形劇と
現代ふうのCGとを
混ぜた作品となっている。

作品と書いたが
まさに見入ってしまうのだ。
子どものときの紙芝居を
機内で夢中で見ている感覚だ。

こういうところに
(おそらく)
アーティストを起用するのは
なかなか冴えたアイディアだと思う、
脱帽しました。


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2014年1月29日 (水)

アリタリアはよかった

先日のイタリア出張は
アリタリア航空でローマまで。
意外といってはなんだが
ひさしぶりに乗った
アリタリア
シートがもろ僕好みである。

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こんなふうに
窓側だと1席しかない。
ただし奇数列と偶数列で
通路側にシートが寄っている席と
窓側に寄っている席とがある。

中央は
さらにおもしろくて
2席が
くっついている席と
あいだにサービステーブルがあって
離れている席とがある。

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くっついている席は
かなりラブラブなかんじである。
このときはガラガラだったので
この席に(ひとり)で
座らせてもらった。

通路のほうには
大きなバリアーが出来ていて
守られているかんじになる。
僕はそんなに
保護されているのが好きなのかと
自分でも意外だったが
落ち着いた。

アリタリアに最初乗ったのは
1980年代で
南回りだったため
帰りに上海空港に立ち寄ったとき
「いま天安門で事件があって
しばらく駐機します」と
アナウンスがあったと記憶している。

雨だったなあ。
なにはともあれ
アリタリアはよかったという話なのだ。


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2014年1月28日 (火)

アウディA3セダンで北海道

先だって
北海道は帯広に
アウディA3セダンの試乗に出かけた。
僕にとって
冬の北海道は久しぶりだ。
羽田を昼前に出発して
夜戻ってくるというスケジュールだった。

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思い起こすと
東京はめちゃくちゃ寒い週だった。
でも帯広は
ぜんぜん雪がなくて
これが北海道か?というかんじで
拍子ぬけだった。

アウディ側も
A3セダンTFSI1.8クワトロの
雪上での走破性の高さを
アピールする機会ととらえていたために
「もうがっくり」と苦笑していた。

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とはいえ
関係者のかたがたのがんばりで
サーキットに雪上コースが出来
そこでクワトロがいかに
低ミュー路にも強いかの
デモストレーションを
身を体験することが出来た。

実際僕は
昔箱根で初代A3の試乗会が開かれた際
たまたま大雪になって
そこまでランドローバーで
ちょっとコワイなあと思いながら
出かけていったら
スノータイヤをつけた
クワトロが
どんなところもすいすいと
走ってしまうのに
たいそう感心した記憶がある。

だから今回も
A3セダンが
安全マージンの高い設定で
上手に
運転をカバーして
雪上を難なく走らせてくれたのも
さすが
やはり
という思いで体験したのだった。

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帯広の夕景は
とても美しかった。
これを見られたのもよかった。

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アウディA3セダンは
1.4(325万円)
1.4のシリンダーオンデマンド(364万円)
1.8クワトロ(410万円)
それに
S3(561万円)と
スポーツバックに準じた車種構成。

17万円ほどセダンのほうが高い。
比較的コンパクトなサイズのセダンは
日本にあまりなく
意外にニッチになるとアウディでは
読んでいるようだ。

小さいイメージがあるが
昔のA4と同じぐらいの大きさだから
おとな4人が乗れるサイズだ。
かつ静粛性の高さや
エアコンの効きのよさや
(シートを倒さないときの)
トランクの広さなど
セダンのほうが上のことも
いろいろある。

ところで
空港ちかくに
豚丼で有名な「かしわ」という
レストランがあるのだが
僕がのぞいたときは準備中。

あとで聞いたら
今回アウディA3セダンに乗りにいったひとは
まずそこで
腹ごしらえをするのだとか。
早く知っていれば!


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2014年1月27日 (月)

日本料理か和食か

僕がいつも
このひとはいいこと言うなあと
感心しているのが
日本料理の小山裕久氏だ。

「GQ」3月号で
小山氏に
和食がユネスコ無形文化遺産に
登録されたことにちなんで
取材をさせてもらった。

小山さんの立場は
どうも憶測するに複雑で
日本料理が登録されるならまだしも
あまりにもカバーする範囲の広い
定義があいまいな「和食」では
なんのための登録か
よくわからないということのようだ。

小山さんは
割烹(つまり包丁技と火の技術)が
料理の頂点ではないかと
考えているひとなので
ラーメンまで仲間といわれるのは
やはり憶測するに
心外というところもあるのかもしれない。

僕も今回の「和食」は
なにが含まれるのか
なにを観ても
微妙にぼかしてあるので
どうかなあという立場。

誰がいちばん喜んでいるのだろう……。
で、それはおいといて
小山さんは取材のとき
おにぎりを握ってくれた。
ふとこういうことをしてくれるのだ。

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やわらかく炊けたご飯でのおにぎり。
持ち運びには
適していないが
絶妙の舌触りの米のうまさ。
「これはなかなか
弟子も出来ないんだよ」とのこと。
ずっと思い出に残る味だった。
これはきっと「日本料理」である。


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2014年1月26日 (日)

NAVi CARS

「NAVI CARS」3月号で
ボクはグルメの新連載を担当している。
ドライブがてら出かけたくなる
おいしい店というのがテーマ。

第一回は
房総の「FUSABUSA」
さきに書いたように
友人でもある柴崎薫さんが
旦那さんの小野さんと
開いた店で
フレンチがベースで
地元の食材を可能なかぎり活かすために
いろいろな要素を採り入れている。

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これは
「房総・鴨川のブイヤベース飯」(1575円)
その日の魚を
ブイヤベースふうに煮込んで
ぶっかけ飯にしている。
和仏折衷。

今回はコチだったが
日替わり。
とてもおいしい。

書いていたら
また食べたくなってきた。
おふたりはクルマ好きでもある。

ところで
今月のこの雑誌の特集は
「徳大寺有恒という生き方」。

昨年編集部のマツザキさんから
この企画を聞かされたときは
大丈夫か?と思ったが
とてもおもしろい。
何度も読み返してしまった。

徳大寺さんは
ホントにクルマの先生だったと
つくづく思った。

現在GQの編集長の鈴木正文さんの
寄稿がないのが残念である。
でも今尾直樹氏が寄せたエッセイもおもしろい。
そのなかで
80年代の徳大寺さんのことを
「男盛り」と表現していたが
そうだったなあ
ぎらぎらしているところがかっこよかったなあと
僕も思い出した。

最近はすこし枯れぎみの徳大寺さん
これからも
クルマのことを教えていただきたいものだ。


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2014年1月25日 (土)

クルマメーカーのスポンサーシップ

いま出ているLEON3月号で
僕は自動車メーカーの
マーケティング戦略について
書いている。

本文の結びは
僕が書いたものでないので
なんだか意味不明だが
全体としては
いろいろ調べると
自動車メーカーは
いろいろなものに
お金を出しているのが
あらためてわかって
おもしろかった。

日本のメーカーは
さまざまな社会活動を援助しているし
BMWは
トライアスロンで
エイジグループと呼ばれる
一般参加者のスポンサーをしている。
趣味でやっているひとは
意外にBMWの
有力な購買層なのだとか。

アウディは
過密化が進む都市交通の解決策の
イニシアティブを行っている。
これも興味ぶかい取り組みだ。

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上記は
スポンサーとは
(たぶん)違うが
ロンドンのパンクハーストなる
有名理髪店が使うベントレーチェア。
ベントレーのシートと
同様の作りなのだそうだ。
(同一ではないが)

ベントレーのHPにも紹介されているから
ひょっとしたら
ベントレーがスポンサーしているかもしれない。
男っぽい場所という
イメージの重なり合いだ。


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2014年1月24日 (金)

レッドシューズ今昔物語

僕も昔ときどき行った
西麻布の「レッドシューズ」
いちど閉店したあと
2002年に青山で
同じ名前で開店している。
そのことは知っていたが
このあいだ
「UOMO」誌3月号の取材で
初めて出かけた。

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取材のテーマは
僕がライティングを担当している
「ガチメシ」で
小宮山雄飛氏が
同店の「スパイシー焼きそば」を
好きな焼きそばとして選んだからだ。

小宮山氏は
西麻布時代には
毎晩のように通っては
朝まで飲んでいたとか。

青山の店の内装をみて
「懐かしい
昔のかんじがありますね-!」と
喜んでいた。

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僕はレッドシューズで
ものを食べたことはなかったが
スパイシー焼きそば
中国料理のようで
なかなかおいしい。
僕は焼きそばが好きなので
油と具材にとくに注目しているが
レッドシュースのそれはよかったと思う。

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そういえば
僕は店名の由来は
エルビスコステロの
「(Angel Wanna Wear My) Red Shoes」からだと
思っていたが
「初代オーナーが横浜の
「レッドシューズ」というバーから
持ってきた名前です」とのことだった。
赤い靴か……。


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2014年1月23日 (木)

またまたアイコンカー

クルマのことばかり
書いていて
とまらなくなってしまった笑。
つい存在感が強烈な
レースカーのことが
中心になってしまったが
僕はフツウのセダンのデザインも
とても好きである。

思い返すと
3歳ぐらいのとき
父がボルボ144のモデルカーを
買ってきてくれた頃からだろうか。

ソリッドグレーの車体色や
小さなリアコンビネーションランプの
ディテールが
妙に印象に残っている。
美は細部に宿るというが
僕がいまも
そういうところに惹かれるのは
この頃の記憶ゆえなのだろうか。

このあいだ街で見かけて
やっぱり好きだなあと思ったのは
サーブ99(69年)だ。

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おとなしい印象のスタイリングなのだが
ドアの下が
乗り降りしやすいようにと
大きくえぐってあったり
衝突安全性のためにと
ヘッドレスト一体型ハイバックシートを
早くから採用したり
クリーンなインテリアを含めて
思想性がある。

いまもブラウンの黄金時代に起用した
ディーター・ラムスの業績をたたえて
建築家ルイス・サリバンによる
「レス・イズ・モア」という言葉が
しょっちゅう引用されるが
サーブ99こそそんなクルマだと思う。

当時のスウェーデン車としては
ボルボの120シリーズ(56年)
通称アマゾンもとてもよい。

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GTとして速かった123は
いまも憧れの1台。
アメリカ市場を強く意識しつつ
欧州的な立ち位置を守ったスタイリングは
抑制が効いていてよいね。

ブサかわいいという言葉があるが
それでいうと
僕はプジョー404(60年)にいまも惹かれる。

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フランスの田舎で見かけると
つい追いかけそうになる。
分厚い鉄板のボディには
スライディングルーフが開けられ
シートはすばらしいクッション性。

僕は自分のものにしかけたことがあるが
オーナーの心がわりで
実現しなかった。
残念。
そのあと発表された504もやはり
オーナーの心がわりで
売買契約が反故にされた。
どうも相性が悪かったようだ。

イタリアでは
アルファロメオの1750ベルリーナ(67年)も
広い室内に大きなトランクと
機能主義的な
ピュアなスタイリングだ。

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僕にはこういうのが
「ピュア」と感じられるのだ。
永遠のピュアデザインというと
シトロエンGS(70年)だろう。

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僕は自分がいままで所有したなかで
最も好きなクルマだ。
いまも好き。
広い室内に大きなトランク。
灰皿とよく間違えられた
パーキングブレーキのハンドルは
扱いやすいし
7時方向の1本スポークを持つハンドルも
へんなデザインだが
衝突のとき内側につぶれて
運転者が車外に
ほおり出されないようにするためとか
いちいちロジカルなのだ。

買えなかったけれど
いまも興味を惹かれるのは
ローバーP5(クーペ/62年)

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当時はジャガーより高級だったモデルで
英国首相の公用車でもあった。
でも
「変速機で苦労するから
やめときなさい」と
信頼を置いていた英国車専門の
ガレージで忠告されてあきらめた。
僕は小さなクルマが好きだが
このクルマと
これに続くP6(63年)はかっこいいと思う。

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映画「ガタカ」で
ハービー・カイテル扮する
警察署長らが乗るパトカーがこれだった。
あのときは
「すばらしいキャスティングだ!」と
感心したものだ。
そうそう
もちろん
シトロエンDS19(55年)は大好きである。
運転していると
戦前設計のエンジンがつまらないから
すぐ飽きるけれど
それでも大好き。

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2014年1月22日 (水)

またまたイタリアで舌鼓

イタリアの地方にいるせいか
昨日も書いたように
食事が伝統的で
それが妙に新鮮だ。
ひとことでいうと
僕が好きなイタリア料理である。

素材がよく
たしかな技術で調理されている。
基本が守られているわけです。

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ホテルの会食で出た
サフランのリゾット。
炊き込み方は
硬くなく
柔らかすぎず
(これがどの料理も基本のようだ)
かつ風味ゆたかでうまし。
上に少しだけ
サルシッチャが載せてあるが
これもうまい。
肉のよい味と
適度な塩味が
リゾットに変化をつけている。

こちらはチェルノビーニアの
雪に埋もれた
レストランで食べた
前菜のチーズフォンデュ。

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パンを適当に
スープ皿にいれて
あたためてあるこれ用に
作られたチーズソースをかける。
これも絶品の味わい。

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こんな山小屋ふうのレストラン
(アスパージュという)
このときはパスタが出た。

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このパスタはカゼレッツェか。
縦に切れ目が入って
キノコなど入れた
甘めのトマトソースがよくからんでいる。
初めて
「パスタ」っぽいパスタを食べた。

夜はチェルビーニアの街(小さいが)の
レストランでラクレット。

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専用の機械で
チーズを溶かして
それをジャガイモや
ハムやソーセージの薄切りに
からめて食べる。
メイン料理。
これも絶品である。

チーズの風味が
ほかの食材とみごとに合う。
このあたりはチーズだけだと
いまひとつかなと思っていたが
このようにすぐれた料理が
ちゃんとあった。

イタリアといっても
スイス国境や
フランス国境と接している地域なので
食文化が豊かなのだろう。
堪能しました。


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2014年1月21日 (火)

雪のイタリア

僕がいまいる
チェルビーニアという
スキーリゾートは雪だ。
トリノからクルマで
1時間半走ると
雪が皆無の市街から
大きな変化だ。

チェルビーニアの反対側は
マッターホルン。
岩山が荒々しく
峰を形成している。

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滞在しているのは
ホテル・エルミタージュ。
素朴なふうを装っているが
ルレ・エ・シャトーに加盟しており
スパはラブレリー。
後学?のためにチェックすると
1時間半の
ホワイトキャビア・イルミネーティングフェイシャルで
190ユーロ(3万円ぐらい)

これは家人には教えないでおこう。
ここでマセラティの四輪駆動
Q4というシステムを備えた
ギブリに乗るのが
今回の目的だった。

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ホテル内の
ジャーナリスト向けレセプション。
マセラティは今年12月に100周年を迎える。

フランス語やドイツ語が
イタリア語に混じって飛び交い
クルマのナンバーをみても多国籍。
これみよがしの豪華さでない
リゾートホテルが混んでいる。
欧州のインフラはすごいなあと
改めて感心した。


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2014年1月20日 (月)

久しぶりにイタリア料理

僕はいまイタリアにいる。
アリタリア航空で
ローマまで飛んで
乗り換えてトリノへ。
アリタリア航空に乗るのは
久しぶりだったが快適だった。

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こちらは機内でサービスされたパッケリ。
「ほんとうはパッケリは
もうすこし径が大きいんだけれど。
これはなんて呼べばいいんだろう」と
男性CAが悩みながら教えてくれた。
こういうこだわりが
イタリア人っぽいかな。

トリノで一泊したホテルでは
ピエモンテのシャルキュトリーの
盛り合わせを堪能。

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サル-ミは
日本でもおなじみだが
豚の脂身を活かしたラルドや
鴨のサル-ミ
さらにコッパ・ディ・テスタといったぐあい。
ピエモンテのは
中部イタリアより素朴な味だと思った。

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ロングパスタをあまり食べない
ピエモンテなので
パスタというと
ラザーニャとか
こんなラビオリ。
リコッタチーズが詰めてあり
もちもち感が絶妙。
水のせいでこの食感が生まれるのだろうか。
うらやましい。

同じホテルで用意されている
甘いものもすばらしいおいしさ。

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これはやはり
ピエモンテ名物のブディーノだ。
その名のとおり
プリンのような味わいで
色ほどではないが軽くカカオの風味が入っている。

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ビスコッティという
クッキー類が大好きなようだが
どれも個性があり
僕たちにはおなじみの
懐かしいサブレーのような味なのだ。
玉子の香りが豊かで
砂糖もうまい。
これが一番うれしい発見だったかも。

相変わらずサラダのドレッシングといえば
オリーブオイルと酢と塩だし
イタリアはかたくなに
食文化を守っているようだ。
そこが僕のような旅行者には楽しい。


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2014年1月19日 (日)

カッコいいクルマとは

昨日の続きだけれど
僕が好きなクルマのデザインを
考えると
かなり楽しい作業だ。

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僕が自動車博物館の
キュレーターだったら
このスティングレイ・レーサーはコレクションに入れるだろう。
クルマに求めるものが
パワーであることを
すこし変わったやりかたで
お上品に表現している。
ビル・ミッチェルという
ジェネラルモーターズの
黄金期を担ったひとりがディレクションをしている。

純粋なスタイリングという点では
ベルトネーネが50年代に手がけた
アルファロメオ・ジュリエッタスプリントは傑作だ。

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プロポーションといって
タイヤとボディのバランスが美しく
ルーフが下がってきているのも
(実際は後席が窮屈なのだが)
きれいだと直感的に感じる。

アルファロメオは
レーシングカーでみごとなデザインを
いろいろ残していて
たとえばこの8C2900B(1938年)。

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空力を当時なりに考えぬいた結果
こんな不思議なデザインになった。
でも情熱が
かたちにものすごい迫力をもたらしている。

その意味では
ランボルギーニが最近発表した
コンセプトモデル,、エゴイスタと
表現は違うが
ベクトルは似ているような気がする。

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2014年1月18日 (土)

Hello, World

僕が最近読んだ
デザイン評論「Hello, World」(邦訳)について
少し触れたことがあるが
読了した。
新聞の原稿に加筆したものなので
全体として
大きく一本の筋が通っているわけではないが
1930年代のモダニズムの子どもたち
(ひ孫たち?)に向けて
デザインの再検討と再定義の作業が
おもしろい。

たしかにクルマのデザインというのは
批評がやっかいだと僕も思う。
たとえば下記はグッドデザイン?

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初期のジープである。
ちょっとぎょっとするデザインだが
よく観ると機能的で
部品が破損した際の交換が容易そうだ。
ジープはそれがキモである。

アセンブリー交換というコンセプトを
自動車界に持ち込んだのも
たしかジープだ。
その意味ではたいへん合目的的なデザインだ。

では下記のクルマに美を感じるだろうか?

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1970年にポルシェが作った
908/3で
タルガフローリオという
イタリアの公道レースで走った。

グラマラスという言葉とは
無縁の
フロオケを逆さにしたようなデザインだ。
でも僕はとても美しいと思う。
ほれぼれする。

下記のモデルはどうだろう?

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ベルトーネがデザインした
ストラトス・ゼロというクルマで
量産されなかったが
これとはまた少し違う文脈で
たいへんかっこよい
ストラトスというモデルで現実のものとなった。

こちらは
クルマと速度という関係を明確にしたデザインだが
機能性は走ること以外にない。
ジープと正反対だ。
でもどちらもクルマである。

そしてどちらも
なんとなく心が騒ぐ。
それがクルマだ。
アップルの製品も同じだ。
なんとなく心が騒ぐ。
それがいつまでも残るデザインである。

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2014年1月17日 (金)

寒い東京にて

最近の東京は劇寒だった。
僕は撮影の立ち会いをやったが
指が寒さで
ちぎれるかと思ったほどだった。

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63年型のジャガーEタイプは
まことに調子がよかったが。
さすが寒い国のクルマだ。


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2014年1月16日 (木)

コタキナバル料理

僕も冬休みをとって
コタキナバルへ行ってきた。
マレーシアのボルネオ島で
ほぼ赤道直下。
なので日中の気温は30度C近くある。

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僕は夏型人間なので
蒸し暑いのも
じつに快適。
ホテルでは冷房を切って
「蒸し暑いっていいなあ」と
汗をかきながら寝ていたほどだ。

マレーシアの食文化も
混ぜる文化だった。
味に基本はどうやら
エビのペーストと
ココナツと
しょうゆと
各種とうがらし。
もっとあるだろうが。
なんでもよーく混ぜる。

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これはマレーシアふうカレーライス
(シャングリラ・ラサリアのレストランで)
ピーナッツや
きゅうりまで
徹底的に混ぜる。

そうすると
味にどんどん深みが出てくる。
マレーシア航空のランチ
ナシレマクもやはり混ぜる。

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ジャングルのワイルドライフを観る
リバークルーズをしたのだが
そのときのディナーでの麺も
やはりいろいろな
トッピングが用意されていて混ぜる。

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調味料は
ホテルとおなじにはいかず
酢など
堂々と
Artificial Vinegarと
エチケットに銘記されている。

味はとにかく刺激的だ。
でもこれとしょうゆと
砂糖と塩とかけて
麺を混ぜて食べると
けっこういける。

コタキナバルでは
毎日何回も混ぜ混ぜしていた記憶が
鮮烈に残っている。
日本は意外に
混ぜる文化が少ないが
(きっとマレーシア人だったら
牛丼もバラちらしも
徹底的に混ぜるに違いない)
うまいものである。

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2014年1月15日 (水)

日本とフランスのチーズ

僕を含め
わが家はチーズ好きが揃っており
いつも「フェルミエ」で購入しては
楽しんでいる。
コーヒーにも
じつは意外なほどよく合うチーズだが
基本的にはワインである。

最近「おいしいなあ」と感心したのが
千葉は鴨川市の
大田和牧場の
めえしばミルク工房の
フロマージュブランのような
新鮮味の強いものだ。

これは暮れに取材でおじゃました
レストラン「FUSABUSA」の
オーナー夫人
柴崎さんがくれたものだ。

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軽く酸味がある
とてもフレッシュな味わいが魅力的だ。
海沿いで作っているのだという。
FUSABUSAがわざわざ頼んで
焼いてもらっているという
バゲット(これもうまい)と一緒に
食べたら
たいへん至福の思いだった。

もちろんFUSABUSAはうまいのだが。

最近
フェルミエで購入したのが
ロカマドール
サンセールに合わせるのが目的である。

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仏南部のケルシー地方のもので
山羊乳でつくる。
これもワインと合わせると
かえってクセが感じられるようなやつだが
(ワインのほうは緑っぽい
さわやかな味に感じられるようになる)
捨てがたい魅力がある。

でも
僕にとっては
ワインも
チーズも
パンも
免疫力を弱めるので
あまり食べないほうがいいと
お医者には言われているのだ。
(ひとによって違います)

だからって
この3つを
すんなりあきらめられるひとは
まずもっていないだろう。


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2014年1月14日 (火)

アウディの抱負を聞いた

僕のところにも
昨年の12月早々にメールがあって
1月14日に記者会見があるから
スケジュールを空けておいて、とあったのが
今日のアウディの発表会だった。

内容は
昨年のセールスが記録更新の好成績だったことと
今年は新車登録台数3万台超えをめざすという
社長の抱負。

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それともうひとつ
新型車の発表が眼目だった。
アウディA3セダン
東京モーターショーで
初お目見えした
全長4.5mの
比較的小柄なセダン。

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「コンパクトなセダンを求める
ニーズに対応したい」とは
大喜多社長の弁。
たしかにコンパクトで質感のあるセダンは
このセダン好きの国でも少ない。

かつアウディでは
このクルマでクワトロをプッシュする
意向を強くもっているようだ。

国産の比較的上質と目されている
4WDのワゴンと比較しても
質感などを込みで考えると
「A3セダン1.8TFSIクワトロの
410万円というのは
そうとう戦略的な価格。
実質的な内容からすると
A3セダンのほうが
お買い得ではないでしょうか」と
大喜多寛代表取締役社長は語る。

アウディをはじめ
ドイツ車は日本市場に攻めの姿勢だ。
しかもその武器が
A3セダンのような
”まっとう”なクルマというのが
日本にそういうクルマがなくなった
いまという時代を表しているようで
おもしろい。

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2014年1月13日 (月)

トヨタ・ハリアーは注目されている

僕のまわりで
興味を持っているひとが
かなり多いのが
トヨタの新型ハリアーだ。

一時製造中止になった
(業界用語ではディスコン
=discontinueと呼ぶ)が
販売店から強く求められて
新型の開発をしたと
トヨタ自動車では話している。

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実際
GQウェブで書いた記事は
ずっとよく読まれているようだ。
今回乗ったのは
2リッター搭載モデル
(前輪駆動と4輪駆動とが設定されている)で
もうすこししたら
ハイブリッドが追加される。

特徴の大きなものは
旧型のイメージを
あえて(とトヨタ自動車では言っていた)
強く残したスタイリングと
低排出ガス車認定を取得したこと。

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そのために
トランスミッションは無段変速機を使い
かつ制御によって
2000rpmあたりまでを常用域としている。
エンジントルクも
このあたりで力が出る設定だ。

そのため
操縦しているとスカッとしない。
頭を押さえられているかんじがある。
「そういうときのために
スポーツモードを設定した」と開発担当のひとが
説明してくれたが
そちらはいきなり4000rpmあたりを使う。
やりすぎ。

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ダッシュボードの質感は高く
ここは気合いが入っている。
しかしシート表皮のデザインは
クロスステッチ(ふう)で
意図がよくわからない。

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全体としては
ちょっと乗ったハイブリッドはよかった。
ガソリン車が272万円からなのに対して
ハイブリッドは361万円と価格差が大きく
「マーケットがまったく違う」と
トヨタ自動車が説明するとおりなのだろう。
でもハイブリッドを待って買ったほうがいいと思う。
もちろん
この価格差が燃料節約分をカバーしてくれるのは
おそらく無理だろうが。


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2014年1月12日 (日)

かくも魅力的なオーディオ

デザインというのはおもしろい。
僕も嫌いではないので
デザインについての本を読むが
多くの本が
デザインの定義について
著者の見解を述べることが
目的になっている感がある。

共通するのは
スタイリングとデザインを
混同してはいけないということだが
同時に
美と機能と誠実さが
もっとも大事な要素だとも言われる。

いま読んでいる
「Hello, world」でも
著者のデザイン評論家
アリス・ローソーンは
武器を引き合いに出している。

Replica_ak47

ソ連で開発されたAK47という
サブマシンガンは
故障しらずで
よく出来た機械であるため
目的に合致したすぐれたデザインといえる。
だが
武器という一点において
デザインとは認められない。
それがローソーンの視点だ。

もちろん僕も賛成だ。
男はそういうとき
じゃあ軍用機とか戦車はどうなの?と
訊かれると困る。
なぜなら好きだから。
ミリタリー系がお好きな
宮崎駿さんはかつて
「好きだけど認めない」という明言を残してくれた。
わからないけれど認める、は最悪だが
その態度はいいと感心した。

で、ここでは
僕が好きなプロダクトとして
オーディオのデザインについて
触れてみたいと思っている。
これは価値観の共有が難しい分野だ。

C48_preamplifier

このマッキントッシュのC48
僕など本当にいいなあと思うのだが
女性でこの審美観を
共有してくれるひとは少ないのではないか。
では下記はどうだろう。

Nagra

スイスのナグラの
オープンリールのレコーダーだ。
ナグラのプロダクトは
男だったら
どれもためいきが出るほど美しい。
でも興味ないひとには
iPhoneより魅力が薄いだろう。
それでは下記はどうだろう。

Beogram2200

デンマークのバング&オルフセンが
1970年代に作っていた
リニアトラッキング方式の
レコードプレイヤー
ベオグラム2200だ。
これも家にあったらいいかんじだ。
下のプロダクトとどちらが望ましいだろう?

Model_47244726_turntable_komatone_a

四十七研究所のコーマトーンModel 4724-4726という
これも繊細で美しいモデルだ。
オーディオは
つねに美しいと僕は思うのだが
それはいい音を聴かせるという
武器とちがって
美しい目的に純化されているゆえだろうか。

Oswalds_mill_audio_imperia

このオズワルズミルのスピーカーシステムも
多少奇をてらってはいるが
ホーンの効率のよさに注目した
ある意味機能的なプロダクトだ。
純粋に音を出す機能しか持っていない。
画像を見ることもできないし
携帯も不可能だ。

このあたりがオーディオが
プロダクトデザインとしてユニークな立ち位置にあるゆえんだろう。
形状には主張がある。

下記のマランツの#7アンプは
オズワルズミルの製品とはまったく違うが
合目的的で
みごとなデザインといえる。

20130523_f50315

あるいは
静かな音を聴かせるイギリスのクオードの33。

Quad33

マランツは59年発売
クオードは67年。
このころはシンプルで美しいプロダクトが多い。
iPhoneがたどり着いた地平に
オーディオは
ずっと前から立っていたのに
あえてそこを離れてしまった。
それが残念だ。

それとローソーンが言及していない
デザインの重要な要素がもうひとつある。
記憶だ。
料理と同じである。
魅力的な料理を”作る”のは
食べるひとの記憶だと僕は思う。
オーディオも
時代性があり
そのときの僕のようなユーザーの思いが
いつまでも製品に魅力を感じるのだ。

Tc800gl_2

これはヤマハが
76年に発売したTC-800GLという
ステレオカセットデッキで
デザインはマリオ・ベリーニだ。

じつは操作系がおそまつで
ロジックコントロールでなく
かなりプリミティブなものなのだが
でも僕は憧れた。
なのでいまもこれは
僕にとってのアイコニックプロダクトのひとつだ。


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2014年1月11日 (土)

オートサロンは熱気むんむん

僕はこのところ
縁がなかったが
GQ編集部から「行ってみたら」と誘われ
昨日から明日12日まで
幕張メッセで開催中の
「東京オートサロン2014」をのぞいた。

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初日はプレスデイおよび業者招待日とあるので
比較的空いているかと思ったら
まず行きのバス運転手が
「高速からえんえん幕張出口への
クルマの列にびっくりした」発言で
どぎもを抜かれ
実際に会場に
足を踏み入れると
ものすごい熱気に圧倒された。

カメラを手に
ブースのモデルたちに群がる
男性陣を見ていると
「ほんとに業界のかたがた?」という
疑問がわかないでもないが
(僕もGQウェブサイトで取材しました)
この雰囲気に巻き込まれると
だんだん楽しくなってくる。

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オートサロンには
いくつかの流れがあって
(それが整理されていないので
混沌
あるいはよくいえば
オモチャ箱的楽しさがあるのだが)
スペシャルティカーの展示
レース車両
カスタムカー
パーツがおもなものだ。

上の画像はホンダが提案している
N-ONEによるクラブレース用車両。
昔のN360時代をイメージしているので
オジサン世代に非常にウケがよい。

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こちらはダイハツが発売する
軽規格のコペンを使った
カスタム提案。
メーカーがやっているので
たいへん完成度が高い。
発売前からカスタムの提案というのは
順序が逆のようにも思うが(笑)

いっぽう
輸入車のなかでもかなりの力のいれようだったのが
メルセデスベンツ日本だ。

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AMGパフォーマンススタジオという
チューニングとドレスアップのための
ファンクションを本国にもっている強みを活かし
さまざまな車両を持ち込んでいた。
それを見ていて
僕が改めて感心したのは
そもそもメルセデスに代表される
ドイツの自動車メーカーは
こってりしたやりすぎ感が得意で
オートサロンによく合ってるなあということだ。

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上のEクラスのエアダムの造形など
ジャーマンバロックというのか
いわゆるドイツの理知的デザインの対極。
でもこれが
AMGという究極のメルセデスの姿なのだ。
おもしろいね。

レースでは
レクサスやスバルが
6月のニュルブルクリング24時間耐久レース用車両を
展示したり
クルマの楽しさのひとつの極は
レースなのだというアピールがウケていた。

僕はデルトロ監督のカイジュウ映画
「パシフィックリム」のような
世界観がいくつかあるかなと期待していたが
それはあまりなかった。

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これはトランクルーム内の光景。
大出力のクラブミュージックのビートに合わせて
ライトの色が変わっていく
このカスタムは
すこしだけあの映画のイエーガーなる
巨大ロボットの世界を思わせたが
イメージソースはむしろ
オートサロンからかもしれない。
これもクールジャパンなのだろう。
外国人が一所懸命写真を撮っていた、
そういうのをみると
すこし嬉しくなる。

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これもすごいね。
週末時間があるなら
ぜひ行ってみることをお勧めする
すごい人出だろうが。

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2014年1月10日 (金)

フィスタはよく出来ている

僕がこのあいだ読んだ
ニュースで
2013年の輸入小型車が好調だったとあった。
僕にとって理由は単純で
端的にいって輸入車の出来がいいからだ。

とくに最近の外国車は
燃費がよく
安全装備が充実していて
スタイリングを含めて
品質感が高い。
この数年で
見違えるようによくなった。

1月9日に発表された
フォードの新型フィエスタ(229万円)も
かなり感心する出来ばえだ。

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1リッターの3気筒エンジン搭載だが
加速性もいいし
燃費も高速主体だと
リッター17kmを超える。
しかも静粛性が高く
疲れず
運転もそれなりに楽しい。

アストンマーティンのような顔つきも
魅力的だ。
フォルクスワーゲンのいいライバルになりそうだ。


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2014年1月 9日 (木)

クールジャパンのドール

昨日クールジャパンと書いたが
この言葉は
お役人がコンサルタントと考えたものだろうか。
でも実際に
外国のひとたちが
日本の文化(カルチャーと書いたほうがしっくりくる?)を
おもしろがって使っているぶんには
これもいいかもと僕は思っている。

外国人
とくにアジアのひとたちが
魅了されているのが
日本の
いわゆる美少女カルチャーのようで
これに人形づくりの技術が合わさった
フィギュアは
じつは押しも押されるクールジャパンの代表例のようだ。

僕がさきごろ
パーティで10年ぶりぐらいに再開した
英国人のファッションディレクターが
「おもしろいひとがいるよ」と
紹介してくれたのが
アジア人であり
クールジャパンの伝道師
いや一種の神のように
インドネシアなどであがめられている
「カルチャージャパン」の
ダニー・チュー氏だった。

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これはチュー氏が
取り組んでいる
「末永みらい」というキャラクターのドールで
動かないものと
モーターで
関節を動かすものとがある。

日本の技術でないと
この肌のかんじはでない、と
武蔵小山のアトリエで
チュー氏は教えてくれた。

靴はチュー氏の父親の
有名な靴デザイナーが作ってくれたものという。
お父さんはけっこう
息子の活動を応援していて
イベントにも
揃いのTシャツで登場したりしている。
僕はそれに
妙に感心してしまった。


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2014年1月 8日 (水)

ディーゼルに感心している

僕がさいきん感心しているのは
ディーゼルエンジン車の”進化”だ。
なめらかな加速感と
燃費と
燃料費の安さは
ハイブリッドでなくてもいいでしょう、と思えるほどだ。

ここ10年ばかりで
欧州のディーゼルエンジン車は
めざましくよくなって
静かで
力強くて
好燃費。
ガソリン車より高価なのだが
距離を走れば相殺できる。
ドイツで燃料の軽油が不足して
大騒ぎになったこともあるが
それもわかる。

日本車もがんばっていて
マツダが2012年暮れに出した
アテンザのXD(クロスディー)という
ディーゼル仕様にも感心する。

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だいたい2000rpmまでで
気持ちよく走れるし
中間加速も充分。
ちょっとガラガラ音が
アイドリング時に聞こえるが
それもまず気にならないていど。

街中はほとんどアクセルペダル踏まないでも
力強いし
高速でも100km/hで1500rpmぐらいしか
回らないから静かだ。

燃料費は
ハイオクが160円ていどであるのに対して
軽油は130円少々。
アテンザは総合燃費がリッター17kmぐらいだったので
ハイブリッドのより
維持費は安い。
燃料費だけでいうと
軽より安い。
たいしたものだ。

BMWの320dもたいへんよく売れているようで
500万円もするのに
しょっちゅう見かける。
あれもいいクルマだ。

アテンザの問題は
路面からの透過音が異常なぐらい大きいのと
シートの作りがよくなくて
100kmほど走っていると
オシリが痛くなってくること
(腿への体圧分布が悪い)。
欧州車に負けるなと応援しているので
がんばってほしい。


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2014年1月 7日 (火)

新店もいいが既存店も

いま書店の店頭に
並んでいる
FIGAROで
レストランのアンケートに答えている。

僕が頼まれたのは
好きな新店と
コメント。
ただ事前に
「コメントは切れ切れに使うことになる」と
編集部から言われていたので
驚かないのだが
ほんとうにひとことコメントになっている(笑)

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ブライテストホープの1軒、荒木町「懐石大原」の八寸

僕が言いたかったのは
新店ばかり追いかけないで
既存店を大事にしようということと
皿ばかり観ていないで
サービスとか
店の雰囲気も味わおうということだったのだが
そこはスルーされてしまった(さらに笑)

今年は
3年以上続いている店を
積極的に大事にしたいものだと思っている。
旧交を温めるのが大切なのは
ひとばかりでない
レストランでも同じだと思う。
続いている店こそ
じつは新しい発見があったりすると思う。

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2014年1月 6日 (月)

trstateでエシュン

僕の友人でもある
松山両三氏が
デザインディレクターを務める
trstate(トルステート)。
原宿に路面店を構えるが
いまセールをやっているので
僕は正月から
のこのこ出かけていった。

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じつは年末に購入した
パンツを引き取りにいったのだが
案の定
また買ってしまった……この連鎖……。

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仏アルザス地方で創業した
エシュンの
ちょっと変わったダーティバックスだ。

スキー靴を得意とするメーカーという
潜入観念をもって靴に足を入れると
すこしアッパーが硬い気がする。
クレープソールだし
見た目はソフトなのだが
シェルのように
足をしっかり守ってくれる
そんな感じをうける。

いかにも軽快なデザインなので
季節が変わるのが楽しみだと言うと
冬からがんがん履くといいですよとのこと。
ジーンズタイプのコーデュロイパンツなどに
よく合いそうで
いまから楽しみになっている。

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2014年1月 5日 (日)

クールな菓子箱

先日
辨天山美家古寿司のことを
書いたが
同じ取材の流れで
千代紙張りの菓子箱の取材もした。

家人の仲のよい友人の実家が
日本橋の老舗和菓子屋なのだが
そこで使っている箱で
僕は前からきれいだなあと思っていた。

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そこで
なんとか製造元を紹介してもらい
渋る相手を口説いて
取材させてもらった。

やはり後継者はほとんどいない
職種らしく
その背景には
いまはこういう
美しい千代紙張りの箱に
価値を見出すひとが少ないらしい。

季節の柄をていねいに張り
なかにはちゃんと
木版を用いて刷っているものもある。
千代紙の業者も
人材難らしい。

印刷と木版の見分け方を教えてもらった。
意外にも
ここの主人はビストロなど
うまいもの好きで
その方面で
僕は盛り上がることが出来たのも
おもしろかった。

なにはともあれ
これもひとつのりっぱな
クールジャパンである。
エアラインとかで使ったら
(乾燥の問題で難しい?)
乗客にたいそう喜ばれそうである。

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2014年1月 4日 (土)

ライ・クーダーとの新年

正月は取材がないので
そのぶん時間が出来る。
それに気持ちとしても
なんとか普段と違いを出したくなるから
僕は音楽を聴いたりする。

先日ひさしぶりにCDを購入したのだが
それがライ・クーダーのボックスセット。
1970年のファーストから
87年の「ゲットリズム」まで
サントラを除いた11枚のセットだ。

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ライ・クーダーは
僕が代表作にしたいと思っている
「ブーマーズストーリー」のように
不況時代のアメリカで
職を求めて転々とする
ブーマーズをテーマにした
フォークソング集など
すばらしい反体制的なアルバムを残している。

いまでこそ
アメリカーナという名前で
きれいに分類されている
かつてのアメリカン・フォークソングだが
実体はウディ・ガスリーの歌のように
金のない者たちの
血を吐くような叫びでもある。
ハードヒットピープルなどとも呼ばれ
ボブ・ディランの先生だった
ピート・シーガーなども
彼をテーマにした歌の採集を熱心にやっていた。

考えてみたら
僕はこのボックスセットに入っている
CDのほとんどをアナログLPで持っているのだが
つい買ってしまったのは
3567円という
破格の金額に驚いてである。

いまはよっぽど企画ものでないかぎり
CD1枚せいぜい500円ぐらいの
ボックスセットがたくさん出ている。
それもこの冬休みに
ひさしぶりにCDを買うにあたって
知った事実だった。

いまの音楽業界で動くお金は
いい時代の10分の1と聞いたが
ホントにこんなデフレが起きているのだ。

映画音楽も同じらしく
戦後の黄金期に
映画1本手がけると250万円
これは家を数軒買える価格だったとか。
でもその250万円がずっと変わらず
かつ映画制作本数が減ったので
これでは食えなくなってしまったそうだ。
これは
かつて高名な作曲家から
聞いたことである。


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2014年1月 3日 (金)

浪花家総本店のこだわり

僕が最近ハマっているのが
麻布十番の浪花家総本店の
たい焼き(150円)だ。

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「UOMO」誌の連載で
このあいだ取材させてもらったら
おもしろい話をいろいろ聞いた。

戦前は九段で営業していたが
当時たい焼きは職人らが食べるもので
一般家庭の婦女子には無縁だった。

そこで当時近所だった
梁瀬家の跡取り
故・梁瀬次郎氏が小学生のころ
浪花家のたい焼きが食べたくて
おやつのショートケーキをもってきては
家にくる職人さんに
「交換してくれ」と頼むんだそうだ。

麻布に移転してきたのも
当時は材木屋や工場が多くて
(つまり労働者の)マーケットがあったからだそうだ。
昨今はマセラティや
アストンマーティンで
ひとつ150円のたい焼きを買いにくるのだから
おもしろいものだ。
いわゆるB級グルメもそうだが
食の文化は大衆のものが
上に上がっていくようだ。

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よくたい焼きをホメるのに
「尻尾まであんこが入っている」というが
なぜ
しっぽまで
あんこを入れない店があるかというと
皮に甘みをつけているからだ。

でも浪花家総本店の主人神戸さんによると
「皮が厚くて甘いのは
今川焼きで
たい焼きの皮は本来
最中の皮のように
あんこを上手にひきたてるものだと
思っています」とのことだ。

ここのたい焼きを食べると
僕はいつもその言葉を思い出す。

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2014年1月 2日 (木)

寿司屋の弟子

ひとはなんだかわからないが
興味を惹かれる「テーマ」をもっているはず。
僕は「後継者がいない仕事」

さきに
フランスの超がつくほど有名な
いわゆる三つ星シェフも
後継者不足で困っていると聞いたが
日本も同様のようだ。

たとえば寿司屋
浅草駅前の
「辨天山美家古寿司」の親方
内田さんも以前から
「後継者で悩んでいる」と言っていた。

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こちらは江戸前にこだわりをもつところが
すばらしく
いくらやうにのように
「握れないもの」は作らない。
実際江戸前というのはそういうもののようだ。

そこで
信金カードのゴールド会員向け情報誌
「はれ予報」(日経BPコンサルティング)で
編集サカザキさんに頼みこんで
内田さんを含めて
なくしたくない仕事
でも後継者が不足ぎみのところを
ずらずらっと取材させてもらった。

最初は
「電話で済むところは電話でいいんじゃないですか」と
サカザキさんも言っていたが
話を聞くとめっぽうおもしろい。

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「寿司屋っていうのは
親方だけではだめなんです。
ご飯をタイミングよく出したりする
弟子がいてこそのもの。
二人三脚の商売なんですよ」と言う。

親方は跡継ぎがいても
弟子のなり手がなかなかいないそうだそうだ。
いいかなと思っても
すぐやめてしまう。

そのあと別の日に飲んだ
カメラマンも
同じように弟子で悩んでいた。
「オレたちの時は
殴られるのは当たり前でした。
でもいまは”困るよ”と言っただけで
”向いていないと思います”と辞めてしまう」と
50手前のそのひとは苦笑していた。

寿司屋なんていいなあと思ったが
「条件としては--」と
さきの内田親方は言う。
「若いこと。
妙に頭を使わないほうが
のみ込みが早い」

そうなのか
ほかでも同じことを言っていたから
そうなのだろう。
そのあたり
出版社とは違うことがわかった。


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2014年1月 1日 (水)

大瀧詠一さんの訃報

僕が好きな日本人ミュージシャンは
もちろんたくさんいるが
そのうちのひとり
大瀧詠一さんが
12月30日に亡くなった。
65歳だったから若い。

先日松本隆さんと夕食をしていて
「ロングバケーションはその2を
作ろうとしていたんだよね」と
聞いたばかりだったこともあり
いまからでも遅くはないと
思っていただけに
かなり残念だ。

2013年に他界したロックミュージシャンは
トニー・シェリダン
ケビン・エアーズ
アルビン・リー
ピーター・バンクス(イエス)
ヒュー・マクラッケン
フィル・ラモーン
レイ・マンザレク
トレバー・ボルダー(ユーライヤヒープ)
JJケイル
ルー・リード
山口富士夫
かしぶち哲郎
死がショッキングだったひとばかりだ。

死んで花実が咲くものかというけれど
もっと楽曲をたくさん作ってほしかった。

A Long Vacationを聴き
そのあと紅白を観ていたら
詞を含めた
大瀧詠一さんの世界が
いかに豊かだったか
あらためてよーくわかった。


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