« 2013年8月 | トップページ | 2013年10月 »

2013年9月30日 (月)

ゴルフGTIは最強のパートナー

僕もかつて憧れた
ゴルフGTI。
ゴルフってシンプルな量産車なのに
速くて高いモデルを設定するなんて
カッコいいなあと思ったものだ。

P1220725_2

いわゆるホットハッチ
(高性能なハッチバック車)の
先鞭をつけたモデルだ。
そのGTIが
モデルチェンジを繰り返し
さきごろ7代目ゴルフのGTIが日本発売された。

P1220707_2

で、その発表会に先立って
富士スピードウェイで開かれた
試乗会にも参加した。

P1210404_2

新型GTI(369万円)は
220ps(先代+9ps)の2リッターエンジン搭載の
前輪駆動。
最大トルクは3.5リッターなみの350Nmも
売り物だが
いっぽうで燃費はメーカー発表値で
リッター15.9kmとかなりよいのも特徴だ。

電子制御技術は
衝突回避技術と
自動操縦システムなどに使われるのと同時に
操縦安定性向上にも寄与していて
コーナリング時のブレーキングなど
ステアリング補正などを行う。

実際にほんとうに速い。
しかも安定している。
おとなっぽい。
まさにこれが現代的なGTなのだろう。

P1210407_2

ゴルフは1.4リッターが
とくによく売れているというが
GTIはGTIで固定ファン層がおり
先々代のオーナーからの買い替えも
おおいに期待している
(乗っている期間が長くなっているため)と
フォルスクワーゲンの現地法人では
話している。

P1210339_2

楽しくて
かつ安全というのは
最強のパートナーの条件だろう。
先代ゴルフでは
ハイラインというモデルと
GTIとが近接していて
マーケットを多少食い合ったと思うが
今回はそういうこともなく
着実に売れそうなかんじがある。


| | トラックバック (0)

2013年9月29日 (日)

マグナムなる夢

夢みているけれど
なかなか実現できないこと……
僕の場合
マグナムボトルでワインを飲むこと、かな。
GQ」の取材で
マグナム(とそれ以上)の取材をして
いま発売中の号に書いている。
それでまたこの思いが再燃している次第。

P1190218_2

この画像は
マグナムに力をいれている
広尾「エノテカ」でのもの。
店内で驚いたのは
いわゆるボルドー5大シャトーのひとつ
ムートン・ロチルドの
デカボトルが
ずらりとミレジムごとに並べられている光景。
すごいなあと感心した。
中身は空だったけれど。

かつてロバート・キャパたちも
マグナムでワインを飲むのが好きで
自分たちのグループを
マグナムフォトと命名したエピソードがあるように
海外ではレストランでも
デカボトルで飲むスタイルは人気があるようだ。

その魅力には実務的な背景もある。
空気に触れる面積が少ないので
劣化が少ないことだ。
情緒的には
レストランでこれが出てくると
気分がアガること。

マグナムは1.5リッターを指し
そのうえに3リッターのジェロボアムや
6リッターのマチュザレムなど種類が多い。
(呼び名は地方でまちまち)
このへんは文化であるなあ。
でも大きい瓶がうまいというのは
日本酒の一升瓶と四号瓶で
我々もよく知っているよね。
ちなみにマグナム以上の
大きい瓶はたいていオーダーになるようだ。

あちらでマグナムが飲まれる
もうひとつの理由は
ワインの飲み方。
日本のひとは
次々にワインを変えるのが好きだが
欧米は
同じワインをずっと飲む傾向があるから
どうせなら、となる。

でもこれ
テーブルに置かれたら
気分いいはずだ。
じつは
男より女性のほうが
こういう飲み方のスタイルを
好きそうに思うのだが
女性だけのテーブルでマグナムというのも
そうとうかっこいいと
僕は思うよ。


| | トラックバック (0)

2013年9月28日 (土)

日産アートアワード展

僕はあまり熱心でないが
美術とはいいものだ。
日本は現代アートがウケず
いつまでも博物館にあるような
古い画家ばかりが
観客を動員する……と
以前現代アートのキュレーターに
ぼやかれたことがあるが
現代アートたしかにいいよ。

なにがいいって
アーティストの頭のなかがのぞけるようで
それが現代という時代を観る
鏡のはたらきをしているところだ。
ひさしぶりにそんな体験を
横浜・馬車道の
BankART Studio NYK」で味わった。
日産アートアワード2013 展覧会」という
現代アートの作家8人の
コレクションが展示されている。

P1220740_2

BankARTは馬車道に2つあり
ひとつはもと銀行(それが名前に由来)
もうひとつは港に面した
倉庫を改造したもの。
このあたりは昔ふうで
歩いていてもなかなか風情がある。

で、この8人のなかから
今回グランプリが選ばれた。
それが下記の宮永愛子氏の作品だ。

P1220745_2

「手紙」と題された作品群で
トランクを画像のようにナフタリンで
あるいは透明な樹脂で作ったものだ。
意図としては
明確化はされていないが
横浜の港から外の世界へと
旅だっていくイメージらしい。
トランクが揮発していったり
透明(本当は氷で作りたかったのだろうか)だったりは
旅を希求する心が大気に交わって
風で遠くに運ばれていくことの表現--。
いちぶ僕が適当に考えてみた。

それと審査員特別賞を受賞したのが
下記の西野達の「ペリー艦隊」

P1220768_2

このミクストメディア(いや建材なのだが)の
作品(プレハブなのだが)には
入口が設けてあり
階段をのぼってのぞくとトイレが据え付けられている。

P1220758_2

作者によると
ペリーが横浜港から日本に持ち込んだ
西欧の生活文化をまとめたものだそうだ。
いわゆる洋式トイレって
ペリーがもちこんだのか--。

僕がどれかを選ぶなら
冒頭に掲げた
増山裕之の「FRANKFURT-TOKYO」がよかった。
フランクフルトから東京までの12時間を
20秒おきに撮影して
約2000枚の画像を1枚のパノラマに合成したものだ。

P1220748_2

僕は専門家でないが
全体をとおして言えることは
わりとちまっとしている。
よく言えば緻密な
職人芸的。
大きな作品も
小さな小さなパーツの寄せ集めのように
構成されているものが多かった。

P1220803_2

上は鈴木ヒラク
「casting」(壁)と
「マンモスの牙」(床の作品)。
混んでいるときは
はたして壁を映してみるのが
正しい見方かどうか
よくわからないのだが。


| | トラックバック (0)

2013年9月27日 (金)

究極のぜいたく

僕も好きだが
なかなかおいそれと
入手できないのは高級靴である。
たとえばジョン・ロブ
もとは英国のメーカーだったが
エルメスに買収されて
英国いがいのジョン・ロブは
フランスの工房で作られるようになっている。

そのジョン・ロブの靴を
秋元康氏が注文する様子を
GQ」で取材した。
まずスタイルを
既製靴から選んで決めて
(場合によってはすこしアレンジして)
採寸して作っていく。

P1200933_2

これは「ロペス」という
かつて米国の大リーガーが発注したことから
そのひとの名前をもらったローファー。
これを完全ビスポークといって
採寸した足に合わせて
フルオーダーで作ると90万円と少々かかる。

バブルのときは
自分でスケッチをもってきた客もいたそうだが
「いまは履き心地のよさを求めて
ビスポークを選ぶかたがほとんどで
そういう方は既製靴のデザインを
参考に選びます」とはジョン・ロブの弁。

P1200924_2_2

採寸したデータをもとに
ラストといって木型を作り
それをもういちど足に合わせて削る。
盛りが必要なところは
本革を貼り付けるそうだ。
そして一度チェック用の靴を作り
履いたときにジョキジョキと
大胆に切り裂きながら
足とのフィッティングを確認する。

さすがぜいたくなやりかただ。
それで昔
知人がロンドンで靴をフルオーダーしたときの
話を思い出した。
ああだこうだ
履き心地を言って
出来上がってきた靴は
すばらしいフィッティングだったそうだ。
しかし形は
類のないほど醜いものだったとか。

足と靴の関係は
ウディアレンの映画の主題になりそうなぐらい
複雑である。


| | トラックバック (0)

2013年9月26日 (木)

ある水曜日

昨日は雨なのに
あっちこっちへ行っていた一日だった。
朝は8時半から
シトロエンの新型車
DS3カブリオの試乗会で
御殿場へ。
途中の東名でワンボックス車が
ひっくり返っていた。

P1220602_2

すぐに雨。
オープンが売りもののクルマだったので
困った。
午後はゴルフGTIの発表会で
青山「KIHACHI」へ。
ここではドイツ本社からきた
インテリアデザイナーの女性にインタビュー。

P1220726_2

店内もゴルフGTI一色。
そのあと横浜みなとみらいの
「BANKART NYK」へ。
日産アートアワード」の
プレスレセプション。

P1220728_2

キュレーションは美術館が担当しているようだ。
アートもマテリアルだなあと
なんとなく
自動車との接点を感じる。
それから池袋の隣町である要町へ。
電車ではみなとみらいから1本なのだが
1時間以上かかる。
81レストラン」で取材。

P1220824_2

最後は
GQのコマツさんとトミタさんと
要町の交差点にある「香港屋」へ。
店名とはうらはらに台湾料理っぽい。

P1220839_2

ここがけっこうおいしくて
この豚足など
たっぷり食べた。
それでひとり2000円を切る価格。
疲れもふきとんだ。

| | トラックバック (0)

2013年9月25日 (水)

クルマとオーディオは相性がいい

僕はずっと
クルマと音楽は
相性がいいと思ってきたが
LEON」編集長も同じらしく
今月の11月号で
クルマと音楽の特集を
やらせてもらっている。

といっても
そのなかでも
最も相性がむずかしい
クルマとオーディオを
担当している。

Bo_slsamg_3

最も相性が難しいとは
以前からたびたび指摘されているように
車内はオーディオメーカーの悪夢で

ほこり
振動と
オーディオが最も嫌うものが
どっさりとあるからだ。

そこで多くの一流ブランドは
名前貸し商売になって
中身は別の
この分野で経験豊富な
大量生産メーカーが手がけているというのも
また事実である。

そのなかでも
デンマークのB&Oは
開発からすべて自社でやっていると謳う。
「製品はすべてライン組み付け
それゆえに
もっとも大変なのは
カンバン方式を守ること。
定められた時間に
定められたラインの場所に
製品を用意しておかなくてはなりません」

同社ではそう話してくれた。
なにごとにも
いわば光と影があるのである。


| | トラックバック (0)

2013年9月24日 (火)

レストランはガラパゴス化していない

昨日にひきつづき
中国料理の話題である。
僕は中国料理の取材と
フランス料理の取材がとくに好きなのだ。

なぜだか考えるに
下ごしらえとか
手間のかけかたを訊くのが
楽しいからだろう。

GQ」11月号では
新しい中国料理店をまとめて取材した。
テーマは
こだわりがあること。
たとえば
麻布十番の「ナポレオンフィッシュ」は
貴州省
雲南省
広西省などの少数民族の料理がテーマで
発酵調味料に凝った店だ。

P1210071_2

取材前に
個人的に出かけたときは
ものすごい煙と
ものすごい熱気で
ドアを開けるなり
「ここはいい店だ!」と感激したものだ。

シェフがこういう料理に目覚めたきっかけは
20代で上海に修業にいったとき
料理長が店で作る料理はおいしくないのに
家庭料理を作ると
「死ぬほどうまかった」そうで
このひとが広西省出身で
地元での修業先を紹介してくれたそうだ。

「中国では
そうでなければ
外国人が料理店で
修業することは不可能なんです」と
ナポレオンフィッシュの
シェフは解説してくれた。

そこが原点なので
中国の地方料理を追求しているそうで
ときどき現地にも出かけている。
昨日の味芳斎の3代目もそうだが
ちゃんとしているひとは
つねに本場とのつながりを
大事にしている。
ここはガラパゴス化していないのだ。

| | トラックバック (0)

2013年9月23日 (月)

辛いが温かい味芳斎

僕が好きな食べもののジャンルに
辛い
中国料理
こういう要素がある。

なので四川や重慶の料理に
惹かれるが
芝公園の「味芳斎(みほうさい)」の
牛肉飯
このあいだ久しぶりに
UOMO」11月号の取材で食べたら
とうがらしと油で
しっかり辛かった!

P1190231_2

港区芝大門1-10-1/03-3433-1095

牛肉飯はニューローハンと読む。
2代目主人の藤山さんによると
辛いものが多い中国・湖南省出身の
藤山さんのお父さんが
55年前にオープンしたときから
メニューに入れたそうだ。
当初は誰も頼まず
「作っては捨てていた」というから驚く。

でも
「激辛ブームがあって
テレビで取り上げられるようになってから
人気メニューになったんですよ」とのことだ。
よかったですね。

3代目になる藤山さんの息子さんも
このまえ湖南省を訪ねたそうだ。
「クルマでけっこう走って
祖父のいなかにいきました。
そうしたら料理は
牛肉飯のようなものばかりでした!」と
驚いていた。
最近の若手の中国料理の料理人は
きちんとルーツを探っている傾向がある。
こちらもエラい!

で、味芳斎
料理には辛いという特徴があるいっぽう
対応には温かいという特徴があるお店で
主人をはじめ
店じゅうのひとが対応してくれて
あれ食べろこれも食べろと
取材のあともてなしてくれた。

P1190256_2

これは同店で
お酒のうけに出す
酢漬けキャベツ
うまいのだ。
僕はものすごいファンである。

P1190243_2

これについては前も書きましたがね。

| | トラックバック (0)

2013年9月22日 (日)

ラ・メゾン・デュ・ショコラで

僕がいちばん好きな甘いものといえば
それはやっぱりチョコレートだ。
先週
フランスのラ・メゾン・デュ・ショコラ
六本木ヒルズ店オープンに先立ち
プレス向けのレセプションがあったので
ほいほい出かけていった。

ここはニコラ・クロワゾーという
MOF(フランス国家最優秀職人)の称号を持つ
ショコラティエ/パティシエが
ダイレクターとして
製品をみるようになってから
評価がうんと上がっているようだ。

P1220479_2

その代表的なものが
今回の
レブ・デュヌ・ニュイ」という
クリスマスコレクションに含まれている
ボンボン・ドゥ・ショコラの
「洋梨のコンポートとミルクガナッシュのデュオ」

彼の能力が最大限発揮されたもの、と
日本のラ・メゾン・デュ・ショコラでは話す。
その理由は
チョコレートには負けてしまう
繊細な洋梨を活かしたところにある。

南アルプスのポワール・ウィリアムは
風味が強く
かつ身が硬めで
しかし筋をもたないため
舌ざわりがよいのも魅力だそうだ。

「通常ガナッシュ(ボンボンの核になる部分)に
合わせるものには
雑味や舌への違和感が残らないよう
心を配るが
クロワゾーはあえて
果実感を残しています。
そこを味わっていただきたい」とのこと。

たしかにやわらかいクーベルチュールを噛みきり
ガナッシュに到達すると
しゃりしゃりとした食感とともに
洋梨の風味がぱっと広がる。
新鮮な感覚に感心した。
あいにくバラ売りはなく
15粒4515円からのコレクションのみの販売だそうだ。

P1220509_2

洋梨のようにすべて新作、
マダガスカル産カカオを用いたダークガナッシュ
ブランドノワール・シャンパーニュのガナッシュ
ピエモンテ産ヘーゼルナッツを用いたプラリネ
ダークチョコレートでコーティングされたヌガー
ミルクチョコレートでコーティングされたヌガー

クリスマスは
チョコレート販売が全盛となるだけあって
今年のコレクションには
下の「レンヌ」のような凝りまくったものも登場した。

P1220488_2_2

ダーク
ホワイト
ミルク
3種のチョコレートとドライフルーツを
複雑に組み合わせた
まるで精密時計のようなデザインが特徴だ。
もっとも外側には
よく見るとトナカイをモチーフにした
タブレット型のホワイトチョコレートが配されている。
こちら上の大サイズは8万2950円
小だと3675円。
大はかなり喜ばれそうだ。
ほかにも
クリスマスツリー型の「ショコラカレンダー」
球状のレフェルヴェソンス
マカロンなどが揃う。

| | トラックバック (0)

2013年9月21日 (土)

ガヤルドにスクアドラ・コルセ

僕がつねに
すごいなあと
感心しているのが
ランボルギーニのデザイン。

とくにアウディというか
フォルクスワーゲングループの
傘下に入ってからは
そもそもイタリアである
ランボルギーニのラテンと
VWのチュートニックとが
合わさって
すごい
でも(日本人には)なんだかわかる、という
デザインになっている。

Concept_model_egoista03_2

これはエゴイスタというコンセプトモデル。
戦闘機がモチーフだろうか。
フェラーリの美は時代おくれだと
かつてランボルギーニのデザイナーが語っていたが
まったく方向性が違う。
いまのランボルギーニには
そういう意味で
過去の自動車美はない。

で、昨日
ランボルギーニ青山ショールームのお披露目と
レースカーと同じエンジンを搭載しているという
ガヤルドLP570-4スクアドラ・コルセ
発表会が行われた。
最初はコーンズ青山の一角に出来た
ショールームでのお披露目。

P1220378_2

左がステファン・ビンケルマンCEO
右はコーンズの渡謙作社長だ。
そのあと会場を移して
Two Rooms Grill/Barでガヤルドのお披露目。

P1220433_2

ワンメイクシリーズ
(ポルシェカップのように単一モデルでのレース)の
「ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ」で使用される
ガヤルド・スーパートロフェオがベース。
ポルシェでいうとGT3のようなモデルである。

シャシーはアルミニウム押し出し材を使ったスペースフレーム
ボディにはアルミニウムとカーボンファイバーを多用
ノーマルモデルより70kg軽い1340kgだ。
ミドシップのエンジンは5204ccのV型10気筒で、
最高出力は570ps/8000rpm
最大トルクは540Nm/6500rpm。
ギアボックスは6段のシークエンシェル「e-gear」システム
フルタイム4WDシステムである。

P1220407_2

静止から100km/hまでを3.4秒
最高速度は320km/hと発表されている。
価格は31,656,450円。
ユーロで何カ月先の為替を予約して
このへんな価格になるのだろう。
アストンマーティンと同じだ。
スクアドラコルセのサブネームは
イタリア語でレースチームを意味している。

ビンケルマンCEOによると
現在ランボルギーニは
45カ国で120の販売店を持つそうだ。
「かつてランボルギーニは
コレクターズアイテムにすぎなかった。
1999年にフォルクスワーゲン・グループに入ってからは
1日に1台も売れなかった日もあった
このブランドのセールスは飛躍的に伸び
創業いらい60年間の販売台数のうち
3分の1を過去10年間で達成した」と語った。

ガヤルド・スーパートロフェオも
レースを重要な販売戦略のひとつと考える
いまの執行部の意向を反映させたもので
欧州に加えアジアや北米でも
ワンメイクレースの展開をはじめている。
日本では今日と明日
富士スピードウェイで
「ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ」第4戦が
開催される。

話をデザインに戻すと
ガヤルドも
理知的でいて衝動的で
クルマとして見た場合
アニメ的な感覚もおもしろい。

そういえば久しぶりに足を運んだ
Two Rooms
シェフのマシューやマネジャーのネイサンといった
旧知のひとたちと話すことも出来た。
しかしプールサイドに置くとは
すごい。
「初めてやりました」とのことだった。


| | トラックバック (0)

2013年9月20日 (金)

ハマってるドレッシング

僕は一時期
サラダ用のドレッシングに凝っていて
買うなら銀座三越裏の
三河屋のものがおいしかったし
自分でもタマネギおろして
粉マスタード入れて……と
やっていたこともある。
でも市販のドレッシングおいしい。

P1180752_2

さいきん友人のデグチさんが送ってくれたのが
九州kitcen」という新ブランドの
九州野菜のドレッシング。
これもなかなかの出来で
いまはハマっている。

味は5種類
長崎にんじん × 熊本パプリカ
熊本たまねぎ × 熊本しょうが
鹿児島さつまいも × 熊本かぼちゃ
熊本ゆず × 大分青唐辛子
大分しいたけ × 熊本にんにく

どれも個性があって
いいかんじである。
ゆずと青唐辛子が個人的には
とくに好みだが
何種類か開けて
野菜によって使いわけるという
ちょっとぜいたくなことをしている。

ドレッシングは
昔はおいしい市販品がなかったが
いまはどこもおいしくなって
それゆえ迷う。
もっとも好きなものは
オリーブオイルとビネガーと塩かな。
でもそれに合う野菜のサラダと
いっしょに食べるのが
いちばんおいしい。
なににでも相性はある。

| | トラックバック (0)

2013年9月19日 (木)

ランチ1週間その23

先週の日曜日は
東急池上線・畑の台駅そばの
うどん屋「でら打ち」で
味噌煮込みうどん(1100円)

P1210674_2

東京都品川区旗の台2-7-3/03-3787-0591

久しぶりにいったら
店舗が拡張されていた。
聞けば隣の店を買収して
壁を取り払ってしまったようだ。
なのでトイレも2つになっている。
以前からのトイレは
厨房の熱気ですごいことになっているが
新しいトイレは涼しい。
なんだかおもしろい。
味噌煮込みは
しかし以前のほうがさえていたような。
月曜日は打ち合わせの流れで
神宮前交差点ちかくの
ヴィアクワドローノ」で
ゴルゴンゾーラ(チーズ)のソースと合わせた
ペンネ。

P1210710_2

渋谷区神宮前6-6-2/:03-3486-0821

これで1100円だから
いやになってくる。
素材をもっとよくするか
価格を下げるかするのが適正。
このレストラン
以前はもうすこしまともだったと思ったが。
水曜日は銀座「デリー」でWコンポ(1580円)

P1210947_2

中央区銀座6-3-11/:03-3571-7895

カレーは2つ選べるので
デリー(中辛)と
甘酸っぱいコルマ(これは客のいちばん人気のようだった)。
同じプレートに
銀座店名物を謳うタンドーリチキン
(ジューシーさに特徴がある)と
サモサとチャパティが載っている。
生野菜はいらないな。
木曜日は渋谷「もうやんカレー」に
GQのトミタ氏と。

P1210953_2

渋谷区渋谷1-7-5 青山セブンハイツ1F/03-6805-1994

画像があまり美しくなくて
申し訳ないです。
ここは地元サラリーマンにとって大人気店。
なにしろブッフェ形式で
鶏肉もあれば野菜もいろいろ。
カレーは(すこし単調だが)数種類用意されていて
おかわり自由。
まず肉とか野菜をたっぷり食べて
そのあとカレー、というひとが多いようだった。
金曜日は青山一丁目「トラヤカフェ」で
押し麦のトマトリゾットを
プレジデントのリュウ氏と。

P1220123_2

港区南青山1丁目1-1新青山ビル西館B1/03-5414-0141

もとはルコント青山店があった場所である。
いまルコントは
虎屋の経営だから
ここもそうなったということか。
でもちょっと虎屋ブランドの安売りになっている気もする。
料理は悪くないし
炊き方も上手だ。
トマトの酸味がしっかり効いている。
男には物足りないかも。
あわただしいかんじで
ゆっくりしたいひとには
勧められない、かな。


| | トラックバック (0)

2013年9月18日 (水)

関でつくられる傑作包丁

僕にかぎらず
男は全般的にそうではないかと思うが
道具が好きである。
包丁などのように
危険がともなう道具はとりわけ魅力的だ。

P1170028_2

包丁には和包丁と
洋包丁とかがある。
日本料理で使うのは片刃の和包丁
西洋料理では言うまでもなく洋包丁で
家庭でもたいてい洋包丁だろう。

その洋包丁のなかでも
こだわりを主張するのが
ツヴィリングJAヘンケルス
ドイツはゾーリンゲン地方のメーカーだ。
わが国にも日本法人を作っていて
製造も行っている。

おもしろいのは
わが国の工場は
かつて刀鍛冶で知られる岐阜の関で
職人の技術を活かしながら
こだわりの洋包丁を作っているのだ。

ツヴィリングのこだわりは
大きく2つ。
ひとつは鋼材
もうひとつは刃付け。
もちろんそのほかにも
焼き入れからハンドルにいたるまで
あらゆる工程で
ドイツならでは日本ならでは
それに両国あってのコラボレーションともいえる
さまざまなこだわりがあるという。

ではどんなふうに
こだわりの包丁が作られているのか。
僕は先日その関工場を見学してきた。

P1160762_2

トップの画像は
「世界最高のナイフビルダー」を謳われる
ボブ・クレイマーがプロデュースした包丁。
技術指導を米国人のクレイマー氏が行い
製造を手がけるのは
包丁づくりの伝統をもつ関工場の職人たち。

ブレード(刃)にとくに特徴があって
ドイツ本社が手がける
マイクロカーバイドのパウダースチールをコアに
素材の異なったステンレスを
101層重ねている。
それを日本で型に抜いたあと
1000度Cの高温で焼き入れをする。

P1160825_2

そしてマイナス196度Cでの冷硬処理

P1160811_2

それによって
「丈夫で切れ味が持続するようになる」と同社では話していた。

エッジといって刃先の角度も
同社の自慢のひとつで
ツヴィリング関工場では
18度から24度
しかも裏と表が同じ角度になるよう
職人が刃付けしている。
これは技術と
硬度の高い鋼材ゆえに可能だそうだ。

P1160859_2

ハンドルもかなり凝っている部分だそうで
ここでは
「ボブ・クレイマーのお眼鏡にかなった」(同工場)という
加藤伸一さんというひとが
微妙なカーブなど名人芸の域に入る
仕上げを行っている。

P1160913_2

3Dプリンターによる設計など
最先端の技術もあれば
最後は手で紙を切ってみるなど
昔ふうの評価も残っているようだ。
伝統をうまく現代にとりこんでいる。
そこがおもしろい。

P1160761_2

ドイツ本社については
「鋼の作りや検査方法など
驚くほどのクオリティを追求している」と
関工場では高く評価している。
こだわりの製品は
僕たちが知らないところで
大きな努力とともに
作り出されていると知った。

| | トラックバック (0)

2013年9月17日 (火)

五十嵐瞳さんの発明

僕がライティングを担当した
オウプナーズの取材で出合った
五十嵐瞳さん。
2013年のレクサスデザインアワードの受賞者だ。

P1210112_2

五十嵐瞳さんが手にしているものは
その作品。
こうして逆光にすると
薄さがわかるのだが
じつは磁器である。

P1210116_2

そのことは
事前に知っていたが
取材のとき
実物を箱から取り出すと
まるで紙を折って作ったみたいで
意外なかんじだった。

五十嵐さんは
紙の型にいわゆる粘土を流しこんで
焼いて
これを作ったそうだ。

「でも私は自分のことを
アーティストだと思っていないんです。
気分で好き嫌いを判断されたりする
作品でなく
私がやりたいのは
紙の型で磁器を作るという技術を
建築などの分野にマッチングさせることです」

五十嵐さんの作品は
今回はボウルのような形状になったが
本来は建築資材などを目標に
開発してきたものだそうだ。
つまり作品というより発明である。

新卒とは思えないほど
しっかりした考え方を示しながら
五十嵐さんはそう語っていた。
これがとても印象に残っている。
国はこういう若い才能を
大事にしなくてはならないと
つくづく感じた。

| | トラックバック (0)

2013年9月16日 (月)

Eクラスハイブリッドのこと

僕はこのところ
内外のハイブリッド車に乗る機会があった。
うち1台がメルセデスベンツ新型Eクラスの
E400HYBRID アバンギャルド(890万円)だ。
家のクルマが車検で工場入りしていたので
広報車を借りて
3日間楽しませてもらった。

P1210141_2

370Nmの最大トルクをもつ2.5リッターV6エンジンに
250Nmの電気モーターが組み合わせてある。
トヨタのシステムと違い
ギアボックスに電気モーターを組み込み
小型軽量であるいっぽう
電気モーターのカバーする範囲は狭い。

その証拠に
ゆっくりアクセルを踏むと
50km/hぐらいまでは
EV走行ができるが
持続はかなり微妙で
神経を使う。

P1210156_2

運転感覚は
ハイブリッド車の常として
回生ブレーキといって
電気モーターを制動に使うシステムをもつため
ブレーキペダルへの反発力が
意外なほど強いことがガソリン車との違いだ。

そもそもEクラスは
堅牢で乗り心地もよく
バランスがとれたクルマなので
乗って気持ちがいい。
3日間はその印象が持続した。

まあハイブリッドに関しては
「夜間の走行が静か」などと
広報資料にまっさきに謳われているように
トヨタのハイブリッド車とは
少々位置づけが違う。
だいたい新しいガソリンエンジンは
BlueDIRECT(ブルーダイレクト)と名づけられた
リーンバーンなので
ハイブリッドでなくても
燃費にたいへん優れているのが特徴だ。

「Eクラスで最も売れ線」と
日本法人が言うE400HYBRIDに
ひとはなにを求めているかさだかではないし
ひとの買い物に
僕がどうこう言う権利もないが
日本人ってなんでこんなに
ハイブリッドが好きなんだろうと
ふと考えさせられた。

| | トラックバック (0)

2013年9月15日 (日)

バング&オルフセンに感心

僕がいつも感心している
オーディオメーカーは
デンマークのバング&オルフセンだ。
クオリティは高くて
コンセプトはユニーク。
こんな部屋どう思うだろうか?

Bo_room_2

バング&オルフセンの製品を並べた
いや
製品を使ったオーディオルームだ。
同社の製品はまるでオブジェのようだ。
円錐形は同社の有名なスピーカーシステム
ベオラブ5だ。
こういう部屋のエキゾチックな雰囲気は
デザインが卓越した
オーディオがあってこそだ。

そもそも僕が
このメーカーのことを知ったのは
1970年代のユニークなレコードプレイヤーがきっかけだ。

Beogram2200

ベオグラム(2200)といって
トーンアームが水平に動く
リニアトラッキング方式を採用していた。
レコードをカットするときは
このようなリニアトラッキング方式だし
歪みも出にくい……というのが
バング&オルフセンの主張だった。
高かったけれど
印象に強く残っている。

このあいだ日本法人のトップと
会っていたら
新製品を見せてくれた。

P1190110_2

ベオプレイH6というヘッドフォンだ。
金属に見えるところは本当の金属
革に見えるものはやはり本当の革といったぐあい。
3万9000円と安くない。
むしろiPhoneのような圧縮音源を聴くには
もったいないぐらいだ。

手にとるとずっしり重い
「とても人気が高い」とバング&オルフセンは言う。
実際にクオリティ感も高い。
音楽のある暮らしというテーマは同じでも
いろいろなアプローチがあっていいというのが
バング&オルフセンから感じることだ。


| | トラックバック (0)

2013年9月14日 (土)

ボルボの展覧会

僕がさいきんおもろいと思ったのが
ボルボの展覧会。
いま港区・愛宕のショールームで
スカンジナビアデザイン展を開催中なのだ。

Img_1172_2

このひとは
著名な家具デザイナー
オーケ・アクセルソン
王室のための家具もデザインしているし
日本でもレストランなどでも使われている。
この展覧会のために
折りたたみ式など
代表作をいろいろ持ち込んだ。

P1220103_2

加えて
彼の娘である画家の
カタリナ・アクセルソン
日本では食器のデザインを手がける
緒方慎一郎も作品を展示した。
上はキュレーターと4人で
打ち合わせ中の光景。

なぜショールームで、というと
クルマのショールームに来ない
ボルボの新車を知らない
そんなひとのタッチポイントになるのではと
期待したから、とボルボカージャパンでは説明する。

そういう手法もあるのだなと感心した。
「これからもいろいろな展覧会をやっていきたい」と
同社のオーストラリア人社長は語ってくれた。
今日は愛宕
明日は名古屋とか
ショールームを展覧会場にするアイディアは
いいねと思った次第だ。

この展覧会は
9月30日まで開催中。
データは下記のとおり。
会期:2013年9月13日(金)~30日(月)
時間:9:00~18:00
場所:ボルボ・カーズ 港・中央2F (入場無料)
住所:東京都港区西新橋3-16-11
URL http://minatochuo.vc-tokyo.jp/
電話番号:03-6721-2012


| | トラックバック (0)

2013年9月13日 (金)

松山さんとダヌンツィオ

僕の永遠のアイドルのひとり
松山猛さんと
先日話をした折
話題がイタリアはガルダ湖のことになった。

僕があそこは
ものすごく荒々しい光景が印象的で
今年初めて訪れたが
すばらしいところでしたたと言うと
松山さんは同意してくれた。
「ガスパロ・ダ・サロには行った?」と訊かれた。

ムソリーニがいたり
ダヌンツィオが晩年住んでいた場所だと
教えてくれた。

P1150238_2

ビスコンティの映画の原作になった
「無垢なる者」などで知られる
ガブリエレ・ダヌンツィオは
1910年代から20年代にかけて
戦闘的な愛国者として活動し
部隊を率いて
現クロアチアのフィウーメを占領するなど
好ましからざる行動でも名前を残している。

松山さんは
「ちょっと勘違いな美学に
なんとなく惹かれるんだよ」と笑っていた。
それはそれでよくわかる気もする。
僕は占領するのも
占領されるのもイヤだが
わからないうちに
背中を押されて
つっぱしてってしまった男の悲哀は
松山さんに指摘されると
なるほどと思うものがある。

ところで松山さん
9月15日(日)に渋谷公会堂で開かれる
きたやまおさむアカデミックシアター
加藤和彦物語」にも出演するという。
うっかりしていた。
これ、観たかったのだ。

| | トラックバック (0)

2013年9月12日 (木)

ポロ・ブルーGTいいね

僕が感心している
自動車メーカーのひとつが
VW(グループ)だ。
世界一を目指そうというのに
いや、だからこそ
製品に手抜きが感じられないからだ。

クオリティが高いから
技術力が高いから
あるいはデザインがいいから
そういう真っ当な理由で選ばれるクルマ。
それでセールスを伸ばして
世界ナンバーワンを目指すというのだから
日本の企業もうかうかしていられない。

最近フォルクスワーゲン
日本で発売した
ポロ・ブルーGT
フォルクスワーゲンの姿勢が
よくわかるモデルだ。

P1210434_2

このクルマの肝は
ブルーが表すように環境性能の高さと
GTが意味する走りの楽しさの両立にある。
1.4リッターのエンジンは
気筒休止システムを備え
燃費はポロとして最高のリッター21.3kmという。
いっぽう最高速は210km/hと発表されている。
サスペンションは運転の楽しさを主眼に開発した
スポーツセッティングのものを備える。

実際にハンドリングはけっこうスポーティで
そのくせ乗り心地は快適。
よく出来ていると感心した。
室内は
ブルーを基調として雰囲気よく
走行中もとても静かだった。

P1210422_2

エンジンをあまり回していないようなときを
低負荷というが
そのとき2番目と3番目の気筒が休止する。
そしてアクセルが踏み込まれたりすると
ふたたび4気筒に。
移行にかかる時間は1000分の30秒かそこらで
僕も注意して「さあ止まるか」あるいは
「さあ動くか」と身構えていたが
ぜんぜんわからなかった。
フォルクスワーゲンに言わせると
「ぜんぜんわからないはず」とのことだった。

ポロ・ブルーGTは
燃費がよくクオリティが高いから
高付加価値のクルマだ。
好きになれるクルマでもある。
価格は263万円。
オートクルーズが標準装備になる。
しかしゴルフのような自動運転システムはない。

| | トラックバック (0)

2013年9月11日 (水)

ランチ1週間その22

先週もあわただしい1週間だった。
レストランの取材しているのに
ランチ抜きなんてこともあった。
なんとなく本末転倒のような……。
日曜日は表参道の
Honoluku Coffee」で
アップルパイとコナコーヒー。
大量生産品。

P1210119_2

渋谷区神宮前4-4-13神宮前柴田ビル/03-3403-8770

火曜日は
小山薫堂さんの事務所に行く前に
神谷町「天雷軒」で琥珀醤油ラーメン。

P1210139_2

港区虎ノ門5-2-7/:03-3436-3837

いくら食べてもなくならないのにビックリした。
水曜日は水天宮そばの「ラグー」で
ハンバーグステーキ

P1210273_2

中央区日本橋蛎殻町2-16-9/:03-3663-6740

グラムで指定できるようになっている。
これは250グラム。
僕はここの料理が好きである。
木曜日はフォルクスワーゲンの試乗会があり
富士スピードウェイに。
仕出し弁当。

P1210537_2

このあと小田原へボルボの試乗会へと出かけた。
朝は大雨だったが
お昼にはからりと晴れた。
金曜日は五反田駅前「グリルF」でハヤシライス

P1210652_2

品川区東五反田1-13-9/03-3441-2902

ひさしぶりに食べた。
僕はこれ好きだなあ。
ルーというか
ルーがからんだ肉やタマネギを
こぼさないように
ライスにのせるのがむずかしいのだ。
みるとお客はほぼ全員これを頼んでいた。

| | トラックバック (0)

2013年9月10日 (火)

ヒトラーと会った男たち

今日のニュースで
ヒトラーが自殺したところを見たという
武装SSの生き残り
ローフス・ミッシュというひとが
96歳で死んだと出ていた。
1945年の終戦から
まもなく70年たつわけだから
戦争の内幕を見てきたひとたちは
ほとんどいなくなくなっただろう。

僕が思い出すのは
ヒトラーが国民車構想を打ち立て
VWビートルの原型となる国民車
「KdF」をポルシェ博士とともに作ったとき
その発表会に招待された
欧州の自動車ジャーナリストのひとりの
(戦前から欧州にはそういう職業があったのだ)
英国人ジャーナリストと会ったことだ。

Original_beetle

「ヒトラーと握手して
へんなかたちのクルマですね、と
言ってやったよ」とそのひとは笑っていた。
たしかパリでのパーティで
僕が仕事をしていた
フランス人のモータースポーツのカメラマンから
紹介されたのだった。

もう亡くなっただろうが
回想録のようなものを
聞いておけばよかったと
ときどき(たとえば今日のニュースに接したとき)
残念な気持ちがよみがえる。

そういえば
このフランス人カメラマンも
戦前からグランプリレースを撮影していて
「当時はワイドレンズのライカしかなかったから
コースに入って
眼の前をレーシングカーが横切っていくのを
撮影しなくてはならなかったんだ」と笑っていた。
僕はこのひととモナコにいったが
感心したのは
みな知り合いということだ。
マーシャルといって
コースの管理をするひとに
「よお、おやじさん元気か?」なんて訊いていた。
親子2代にわたって
コースマーシャルをやっているひともいるのだ。

だから彼はコースのなかで葉巻をすっていても
誰もみとがめるひとはいない。
いい意味でも悪い意味でも
自動車というのは内輪で構成された世界なのだ。
そんなことを思い出した。

| | トラックバック (0)

2013年9月 8日 (日)

銀かつにみる銀座の裏のよさ

僕は昨年GQ編集部で
コントリビューティングエディターをやっていて
(業界用語ではコントリという)
いらい「卒業」してからも
おつきあいは続いているし
そのときの仕事仲間とは
よく会っている。

さきごろは銀座「かつ銀」で食事をした。
こちらは基本的にとんかつ屋さんだが
夜は飲み屋的にもなる。

P1190308_2

一緒に行ったイマオ氏が
デザイン界の大御所
渡邊かをる氏から教えてもらった店だといい
さすがにとんかつはうまかった。

P1190322_2

酒飲みながらとんかつというのも
なんだかなというかんじもあるが。
フランス料理だって
肉を食べてワインであるので
そう思えばいいのかと
考えながら料理をいろいろ頼んだ。

P1190332_2

これはもうひとつの名物という
アジフライ。
大きなアジを使っていて
さくさくとした食感とともに
大アジだが大味でないうまさがある。
銀座8丁目のクラブでは
どこもアジフライを食べるとはよく言われるが
(ほとんど未体験)
なぜ銀座のおとなは
アジフライなのだろう。

そしてここは
豚肉の店であるわけで
豚のしょうが焼きもオーダー。
頼みすぎ。

P1190327_2

そのあとは
もう一軒
ギターライブも入るバーで飲んで
夏の夜を過ごした。

P1190346_2

銀座は目抜き通りから少し離れるだけで
おもしろい店が多くなる。
こんなかんじの街だから
いつも人を呼ぶのだなと
あらためて思った。

東京のトンカツ

| | トラックバック (0)

2013年9月 7日 (土)

価格を超えた価値あるクルマ

いま出ている「ENGINE」は
「価格を超えた価値あるクルマを探せ」というのだが
僕はここでそれにふさわしい1台として
アウディR8を選んでみた。

R8120169_small

エンジンを運転席の背後にのせた
2人乗りの大型クーペだ。
「価格を超えた価値」というのを
どう解釈していいか迷ったのは事実。
本当は安くていいクルマ、ということだったのだろうか。

R8を選んだのは
デザインが完成されていると思っているからだ。
かりにこのクルマがモデルチェンジしても
いまのクルマのデザインの魅力が
色褪せることはないと思えるところを評価した。
どうでしょう?

もうひとつTTにしても
アウディはほんとうにスポーツクーペのデザインがうまい。
そんなことを考えていたら
さきごろスポーツクワトロというモデルが発表された。

Sqc130018_small

まだ試作で
来週からドイツで始まる
フランクフルト自動車ショーで
実車が公開される。
いまのアウディはグリルに注目で
以前本社のデザイン部長が
「グリルも構造体の一部になる」
(飾りでない)と語っていただけに
ここを中心に
これからアウディのデザインがどう変わっていくか
見ものである。

Sqc130016_small

コクピットは
近い将来このままのテーマが
新型車に採用されそうな現実的なものだ。
センターメーターは
いまのボルボが採用しているような
スイッチで機能が変わるタイプだろうか。

このクルマが本当に生産さるかどうか
それを知るには
実車のホイールハウスに手をいれて
内側を触ってみるのは
僕たちがよくやることである。
フランクフルトのショーに行ったひとは
ぜひ触って
どうだったかを教えてもらいたい。


| | トラックバック (0)

2013年9月 6日 (金)

ヨシキリザメとラム

僕が好きな料理のジャンルは
中国料理。
まあ嫌いなひとはいないと思うけれど。
だからこのところ
GQ」の仕事で
新しい中国料理店の取材をしていて
楽しかった。

たとえば西麻布の「香宮(シャングウ)」。
おととし開店したと思うが
ここは好きな一軒だ。
今回は取材のために
食べたことのなかった
「海鮮乾貨の蒸しスープ」を
作ってもらった。

P1200469_2

シェフが香港で見つけたという
しゃれたスープの容器で提供される。
なかには
贅沢にもヨシキリザメの背ビレ
ナマコ
貝柱
ツブ貝が入る。

P1200514_2

生より
いちど干し
それを戻したほうが
いわゆるうまみのようなものが出るという
中国人の考えは本当にたいしたものだ。

上湯(しゃんたん)スープも
たいへん上品でいて味に深みがあり
これは飽きない。
いっぽうで神田「味坊」では
黒竜江省チチハル市出身のオーナーが
ラム肉入り水餃子を作ってくれた。

P1190581_2

価格には大きな差があるが
これもおいしい。
「現地ではラムでなく
マトンのほうが好まれます」ということだが
たしかにラムだと
あっさりしすぎているのかもしれない。
香りが強いもののほうがおいしいのは
世の常である
「少なくともバラ肉を使いたいけれど
なかなか手に入らない」とも。
羊文化がちゃんとある。
これもたいしたもの。


| | トラックバック (0)

2013年9月 5日 (木)

ランチ1週間その21

先週僕が食べたランチについて。
水曜日は大門の「新亜飯店」へ。
何年ぶりだろう。
昔はよく
肉と野菜を
クレープ状の小麦粉生地で
巻く料理が好きで行っていたお店だ。
雰囲気はぜんぜん変わっていない。
今回はランチだったので
白菜丸子なる豚肉団子に
甘辛タレというランチ(1050円)

P1200446_2 港区芝大門2-3-2大門フジビル/03-3434-0005

木曜日はレストラン取材がいろいろあり
取材した料理を。
でもなんだか
食べたような食べないような。
金曜日はメルセデスコネクションの
upstairs」で
オウプナーズの
アキヅキ氏や
カメラマンの
モチヅキ氏
それに広報のヤマジ氏らと。
サラダ

P1200886_2

港区六本木7-3-10 2F/03-3423-8775

それに冷製スパゲティーニ

P1200887_2

土曜日は恵比寿に出かけたので
いきあたりばったりにお好み焼「千房」で
とんぺい焼き

P1200972_2

渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー38F/03-5424-1011

とんぺいのとんは豚で
豚を食べる料理だと思っていたが
クズのような肉がちらほら入っているだけ。

P1200976_2

焼きそばは硬すぎるし
お好みはふわっと感に欠ける。
それでもひとは入っている。
38階から東京南部を見渡せる
眺めは一番のごちそうだ。
それにお好み焼がついてくると思えば……。


| | トラックバック (0)

2013年9月 4日 (水)

アウディがWiFiつきのA3発表

僕の行動のなかに
新車の発表会や試乗会というのが
大きな割合を占めている。
昨日は東京駅前のKITTEで
アウディA3スポーツバックの発表会があり
出かけてきた。

9年ぶりのモデルチェンジという
A3はゴルフとプラットフォームを共有しながら
アウディの場合は
ロングルーフにして
かつ
スポーツバックというサブネームをもつように
スポーティ性も大事にしたというモデルだ。

P1210177_2

今回は下記のラインナップ
1.4リッターターボ(308万円~)
1.8リッターターボ(クワトロ/347万円)
2リッターターボのS3(544万円)
1.4リッターにはCOD(シリンダーオンデマンド)と称される
エンジンをあまり回していないときに
4気筒のうち2気筒を休止させて
燃費をかせぐ仕様の設定もある。

新型は軽量ボディもセリングポイントで
2635mmのホイールベースに
全長は4325mmの車体だが
乗れば軽快に走りそうだ。
もうひとつ注目は
アウディコネクトという
ナビゲーションシステムの拡張機能の新採用。

P1210238_2

3G規格で走行中のインターネット接続ができる。
日本で売られるクルマとして初採用だそうだ。
グーグルアースや
グーグルストリートビューを表示することができたり
画面操作で
近隣空港のフライトインフォメーションや
価格一覧とともにガソリンスタンドの検索も
出来るようになっている。

発表会当日は
グーグルの社員も登壇し
これまではクルマは
外部とつながっていないから
すぐに情報媒体として陳腐化してしまったが
これからはスマートフォンのような存在になると
噂のグーグルカーを連想させるようなことを
発言していたのがおもしろかった。

さらにA3にはWiFi機能もあり
8台の端末の同時接続が可能。
僕は以前欧州で
通信機能を備えたアウディを
ドライブしたことが何回かあるが
日本でどのように動くか
興味しんしんだ。
欧州ではよく使えた。

P1210214_2

もし僕がA3スポーツバックを買うなら……と
勝手にシミュレーションすると
ベースは
気筒休止のシリンダーオンデマンド付き
1.4 TFSI cylinder on demand(347万円)
これに通信用のMMIナビゲーションシステム(30万円)
アダプティブクルーズコントロール(8万円)
そして迷うが
リアビューカメラなどからなる
コンビニエンスパッケージ(21万円)も欲しい。
こう見ていくと
クルマのオプションは「走り」でなく
快適方向にどんどん振れているのがわかるなあ。
発表会では木村佳乃さんがアンバサダーとして登場。
子育てをしていたため
公の場に出るのはひさしぶりとのことで
テレビカメラが集中していた。

P1210264_2


| | トラックバック (0)

2013年9月 3日 (火)

マクラレンとフェラーリ

僕は最近あまり試乗で縁のない
スーパースポーツカー。
先日もすばらしいものを2台
……やはり観ただけでした(笑)。
1台はマクラレン

P1190098_2

625psの3.8リッターV8エンジンを
カーボンコンポジットを多用した
軽量シャシーに搭載する12Cだ。

P1190100_2

エンジンがタイヤより低いところに搭載されている。
通常はシートに座ったドライバーの胸から腹のあたりである。
まるでF1。
いちど試乗しろ、と言ってくれているので
乗ってみたいと思っているのだが。
やはり乗せてもらおう。

もう1台は同日に有楽町阪急で観た
フェラーリのレプリカ
フェラーリとプーマのコラボレーション
「スクーデリア・フェラーリ・プーマ・コレクション」の
販促のための展示であった。
クルマはホンモノではないがおそらくP4。
1967年に耐久レースのために開発されたレーシングカーだ。

P1190116_2

これが67年のモデルなら
前半のクローズドコクピットのモデルである。
ナンバーはクリス・エイモンという
ドライバーが乗ったクルマのものだ。
レプリカを誰が作ったモデルかさだかではない。

でも美しいなあと思うのは
僕だけではないようで
おじさん(だいたいおじさん)たちが足を止めていた。

ただし横に置かれた解説に
「1967年ルマン24時間レースでの優勝車」とあったが
66年も67年もフェラーリは優勝していない。
67年は2台のフォードGTに続いて3位である。
しかし年初のデイトナをはじめ
この年は快調でコンストラクーズ選手権は獲得している。
かつて米国のフォードは
フェラーリを買収しようとしたが
63年に話しが決裂していらい仲が悪くなり
フォードはルマンでフェラーリに打ち勝つために
英国と組んでGT40を開発したのは
有名な自動車史のひとつだ。
フォードvsフェラーリ伝説のルマン」(祥伝社)という
翻訳本もある。
タイトルより中身はかなりおもしろい。

もうひとつ
僕にとってよかったのは
P4のことをウェブでなんとなく検索していたら
レストアをしている工房の
ホームページを見つけたことだ。
完成途中のボディがこれだけ美しいクルマは
そうそうないではないかと思う
貴重な画像も発見してしまった。

| | トラックバック (0)

2013年9月 2日 (月)

セブンイレブンのアイスコーヒー

知らないことが世のなかにはいっぱいある。
僕はアイスコーヒーを飲まないので
これも知らなかったのだが
いま世のなかでは
セブンイレブンのアイスコーヒー(100円)が
人気のようだ。

P1200339_2

このあいだ
ロケにいったら
編集氏とカメラマン氏が
ふたりとも
「暑い暑い~」と
「セブンイレブンに寄っていいですか」と言う。

そこでないといけないのは
このアイスコーヒーが飲めるからだそうだ。
アイスクリームの台で
氷だけ入ったカップを取り出し
金を払ったあと
専用のコーヒーサーバーで
アイスコーヒーをそこに注ぐ。

本当かどうか
わからないが
トップには豆が入っていて
がーっと挽く音もする。
一杯入れるのにけっこう時間がかかるが
ひと口飲ませてもらったら
ちゃんとおいしいコーヒーだった。

マクドナルドの100円のコーヒーも
あのカップのケミカル臭を除けばおいしいし
世のなかたいへんなデフレが
いまだ進行中だ。
これはスタバの100倍以上おいしい。
でもきっとこんなこと
これを読んでいる方々は
先刻ご存知なんでしょうね。


| | トラックバック (0)

2013年9月 1日 (日)

焼き物はどこにある

僕が好きな中国料理というと--
焼き物がまずあがるだろう。
若鶏とかスペアリブとかチャーシューである。
ところが
この焼き物
誰も必ずしも食べるというわけでなく
せっかく料理人が作っても
余ることが多々あるそうだ。

焼き物は余ったら
翌日に持ち越せないので
すべてレストラン用語でいう「ロス(損失)」になる。
そこで昨今では
焼き物を敬遠する街場のレストランも
少なくない。

そんな話を聞いていた僕は
牛肉焼きそばを頼もうと思って入った
有楽町「慶楽」で叉焼炒飯をオーダー。
食べられるところで食べようという
さもしい(笑)根性である。

P1200892_2

チャーシューは
肉の味も
ほんのりした甘みも
本当にうまいなあと思う。
で、街場から姿を消しつつある焼き物
どこで食べられるかというと
高級店かホテル内の中国料理店だ。

街場の中国料理は
これからシェフの専門性を活かした
マニアックな度合いが進むのではないかと
僕は思っている。
そしてその下になんでもありの大衆店。
その3層構造は
悪いかといえばけっしてそんなことはなく
僕たちは使いわけをさせてもらえばよいのだ。
それはそれで楽しいので。


| | トラックバック (0)

« 2013年8月 | トップページ | 2013年10月 »