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2013年3月31日 (日)

東京最高のレストラン(ムック)

東京最高のレストラン」(ぴあ)という
グルメを扱ったムックが発売中。
ここでは同名の書籍の執筆陣が
いま自分が好きな
レストランについて書いている。

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僕も末席を汚したが
僕が取り上げたのは
「男が男を誘いたくなる」をテーマに
選んだレストラン。

パークハイアット東京「ジランドール」
「寺内食堂」
「アデニア」
ほかにもあったが
別のひとがすでに選んでいたりして
このへんに落ち着いたのだった。

このときは
たんにうまいとかまずいとかで
レストランを語っているばかりでなく
男どうしがいくような
ある種の色気が必要だろうと
思っていたのを
店選びに反映したのだった。

ジランドールはとくに好きレストランで
ランチで出すポットロースト
2000円少々と
安くもないが
しかし雰囲気とかすべてを考慮すると
けっして高くない。
素材もいいし。
こういうレストランが
町場にあるといいねえ。

ムック
ぜひ手にとてみてください。

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2013年3月30日 (土)

サンドイッチとクロワッサン

ウオモ」誌(集英社)の
いま発売中の号で
グルメ(ガチメシという)のページを担当。

今月のテーマはサンドイッチ。
小宮山雄飛氏は
渋谷駅前「ゴントランシュリエ」の
イカスミのバゲットを選んだ。

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小山薫堂氏の選択は
六本木一丁目「RANDY」の
チキンかつサンド。

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ゴントランシュリエ
ベイクルーズという
ジャーナルスタンダードやイエナとか
洋服を中心に
神宮前から渋谷にかけて
明治通り沿いに
多くの店舗を展開する会社の経営。

伸びている会社のようで
業態が
宮益坂下という
ひとの多く通る立地に
大きな店舗をかまえたのは
もうかっている証拠だろうか。

渋谷でもヒカリエがある側は
東急東横線の今回の改修で
かなりアクセスがよくなり
かなりひとの流れが増えているようだ。
東急の描いた青写真とおりに
僕たちが動かされているようで
乗り替えが最悪になったことと考えあわせると
気分は悪いのだが。

ヒカリエの
ロブションのパン屋も
いつも長い行列が出来ているし。

ゴントランシュリエは
いい時期に
いいところに開業したことになる。

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もうひとつ
僕が感心したのは
取材への対応。
朝イチバンの取材だったが
取材陣にたいして広報が
「まずはこれでも」と
山盛りのクロワッサンとコーヒーを出してくれた。

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じつは僕は
同店のクロワッサンが好きなので
これは嬉しかった。
さすがの気配りではないか。
もちろんRANDYもとても温かく
僕たちを迎えててくれた。
こちらは安定感のあるサービスで
もちろん嬉しかったのであるが。

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2013年3月29日 (金)

エメラルドマウンテンのよさ

昨年末に
中米コロンビアに出かけて取材した
エメラルドマウンテン
乗り継ぎまでいれると30時間かけて行った
その成果?を発表する場を
昨日ようやく持てた。

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エメラルドマウンテンは
コロンビアの輸出用「ブランド」。
コーヒー好きにはおなじみだが
実際には
カスティージョという豆である。

サイズ
味の規格に通ったものを
エメラルドマウンテンと名付けて輸出している。

「すごいのは
初めてこのエメラルドマウンテンが出来た
1989年から
味にブレがないことです!」とは
輸入販売をしているキャピタル株式会社
クリタ社長だ。

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僕もエメラルドマウンテンの豆を買って
自宅で挽いて飲んだことがある。
そのときは酸味が強くて
うーんどうなんだろうと思う味だった。

ところが今回
メディアを招いてのラウンドテーブルの席上で
コロンビアコーヒー鑑定士の資格を持つ
キャピタルのひとたちが淹れてくれた
エメラルドマウンテンを飲んだところ
言われたとおり
「透明感のある」味わいでびっくり。
これはうまい。

少人数のメディアと同じ席上で
質疑応答をすることから
ラウンドテーブルと呼ばれる発表会。
僕はここで司会進行を務め
コロンビアコーヒー生産者組合の
アジア代表のコロンビア人のスピーチを紹介し
先述のクリタ社長から
スペシャルティコーヒーの今、についての
談話を聞き
そしていわゆるライフスタイル系の
雑誌やウェブメディアの編集者や
フリーランスのジャーナリストたちに
コーヒーを挽くなどの体験をしてもらった。

主催はエメラルドマウンテンという
缶コーヒーを手がけている日本コカコーラだったのだが
商品の直接的な販促でなく
エメラルドマウンテンという豆の紹介に徹していたのも
メディアからは高く評価されていた。
いろいろな意味で余裕がないと
なかなか出来ないことなのですよ。

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エメラルドマウンテンの豆は
大きさと見た目と味の3条件を
クリアする必要がある。
まったく同じように見えるのが
その証拠。
手前がロースト前の状態。

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2013年3月28日 (木)

モーガンはピンクフロイドか

今月号の「ENGINE」で
オープンカー特集をやっているが
そこに英国の2台の
オープンスポーツカーというテーマで
対談原稿を書いた。

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お相手は
BLBG(ブリティッシュラグジュアリーブランドグループ)の
田窪寿保さん。
田窪さんはクラシックロータスを所有したりと
クルマ好きでもある。
僕は田窪さんがバージンアトランティック航空に
勤務していたときから知り合い。
でも久しぶりに会った。
そうしたら家がかなり近所だということがわかった。

田窪さんが記事のために選んだのは
アストンマーティン・バンティッジ・ロードスター
僕はモーガン4+4(上の画像)
本当は戦前の英国のライトウェイトスポーツカーとか
30年代のベントレーに乗りたかったが
そうそうないみたいで
編集担当の上田氏が苦労して
モーガンをもってきてくれた。

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久しぶりに乗ったモーガンは
ほんわかしていて
僕はこのクルマ的なものが好きだということを
あらためてみずから確認。
対談のなかで
田窪さんが
ニック・メイスン(と彼の10 tenthsという会社のこと)に
触れたので
そのあとをひきとってピンクフロイドは
テクニックより雰囲気で聴かせるバンドだから
モーガンやアストンに似ているかもと思った。

そんな話しをしたのだが
でも届いた雑誌を読むと
ニック・メイスンが
ピンクフロイドのドラマーと書いていない
(書くのを忘れた?)ので
知らないひとにはよくわからないつながりになってしまった。
反省。

ニック・メイスンは
自動車つながりで仲良くなった
もと10ccのリック・フェンと組んで
「プロファイルズ」というアルバムも出しているんだった。
最初はそんなことまで
触れたくなったが
あっというまに紙幅が尽きてしまいました。

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2013年3月27日 (水)

ランチ1週間その2

先週僕がなにを食べたかの記録。
月曜日は六本木ヒルズの「37カレー」で
クラシック(500円)という
もっともシンプルな一品。

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港区六本木6-4-1 六本木ヒルズメトロハット/ハリウッドプラザ B1

これが意外というとなんだが
うまいのだ。
カウンターしかない
どっちかというと
ファストフードみたいな店だが
六本木ヒルズで打ち合わせがあったときは
食べるのもいいなと思う。
火曜日は渋谷のそば「」で
ぶっかけおろしかき揚げ。

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渋谷区渋谷2-4-6 野村ビル1F/03-3797-3060

偶然見つけた店だ。
とおりかかって
一回とおりすぎて
また戻って入ってみた店。
なぜかというと
製粉機が見えたからなのだが
かき揚げはコーンスターチが
ばりばりで
歯が折れそう(笑)。
つゆは甘さがかなり抑えめで
歯ごたえのある
細切りのそばには合うかもしれないが
かき揚げには合わない……。

金曜日は「マンダリンオリエンタル東京」の
すし専門店「そら」で。

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03-3270-8188

広報のHさんと。
カウンターだけの小体なレストランだが
味のあるすしだ。
土曜日は深沢のロシア料理店「ロゴスキー」で
ビーフストロガノフ。

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世田谷区深沢5-5-17/03-5706-5922

あっさりした
淡白な味付け。
悪くないが
小さなカップで供されるボルシチが印象深い。
最後はロシアンティーがついてくる。

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自分ん家で
紅茶にジャム入れてマネゴトしていてはダメだと思った。
本職が作るとうまい。
ほのかな苦みがアクセントになっている。
やたらからだが温まったが
ショウガとか入っていたのだろうか。

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2013年3月26日 (火)

アウディR8はサーキットですごい

アウディ
ミドシップスポーツカー
R8がマイナーチェンジを受けた。
発表会が東京都現代美術館で
試乗会が千葉の
袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催された。

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R8はそもそも下記のモデルで構成されている。
4.2リッターV8(1729万円~) 
5.2リッターV10(2049万円~)
5.2リッターV10 スパイダー(2339万円)
すべてのモデルがクワトロで
クーペ(屋根あり)には
6段MTと7段ATが用意されている。

今回の変更点は下記となっている。
ATには7段Sトロニック(デュアルクラッチ)を新採用
5.2リッターモデルにMTモデルを設定
ハンドルコラムのパドルシフトを大型化

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おもしろいことに
V10のMTモデルは
ドイツ本国に設定がないそうだ。
米国で好まれるらしい。
米国人は大排気量をマニュアルで乗るのが
伝統的に好きだから
R8でも、ということらしい。

もちろん速いのは
デュアルクラッチのほうで
ATの安逸さを持ちながら
人間がやるよりはるかに素早くシフトする。

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サーキットでは
まずV8モデルに
それからV10モデルに試乗。
自動車ジャーナリストの興味も
「より軽快で楽しいと評価が高い」(アウディジャパン)
V8のほうにあるようだった。

乗れば4.2リッターも排気量があり
パワーは430psだ。
かつ8000rpmまで軽々と回る設定で
ジェット飛行機の感覚の加速感だ。
(加速感はV10のほうがすごかったけれど)
ハンドルはクイックで
かつ小さなコーナーで減速して
立ち上がっていくときの
駆動力のたしかさは四輪駆動ならでは。

時々左右のタイヤへのトルク配分を
自動的に調整するシステムが介入しながら
安定して
すばらしくスポーティなドライブが味わえる。
「ライバルはポルシェ911」と
アウディジャパンが話すのもわかる。

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おもしろいことに
六本木のショールームでは
ライバルはマセラティ・グラントゥーリズモなんだそうだ。

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これまで僕は
R8はたしかに速いが
安定していて
長距離を快適に走るためのクルマととらえていた。
しかしなるほど
今回サーキットで乗ると
じつに楽しい!
かつカッコいいしクオリティが高い。
でかいエンジンはいつも見えているし
演出効果も抜群だ。

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2013年3月25日 (月)

桜はむずかしいという話

それにしても
こんなに早く桜が咲くとは。
23日に発売された
GQ JAPAN
桜が見える目黒川沿いのレストランという
取材をした。
そのときは
「例年4月の初旬ですから
時期的に問題ないでしょう」なんて
お店からも言われていたのだが。

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中目黒「カシーナカナミッラ」店内

桜の見える特等席を予約しようという企画が
こんなに難しいとは。
この点ウェブのほうが
まだやりやすい。
でもそれすら
今年はアップロードを予定より
早めなくてはならず
大慌てである。

こちらも
GQ webだったのだが
早くアップしてくれ、と
編集部をせっついたりして。
今日も早朝あわてて桜の画像を撮りに出かけた。
まあ
こうだから
桜はおもしろいんだろう。

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目黒川の桜ははや満開

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2013年3月24日 (日)

プジョー5008は好ましい

プジョーはこのところ
厳しいときを迎えている。
2012年度は50億ユーロを超える赤字を出し
いまはどうなっているか
はっきりわからないが
独オペルとの合併もウワサされる始末だ。
2102年は黒字だったのに
原因は欧州の不況による
新車販売の低迷にあるとか。

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でもこのあいだ日本で発売が開始された
プジョー5008に乗ると
魅力的で
これ欲しいなあと思ってしまった。
価格も300万円から。
上級車種はタイヤ径が1インチ上がったりするが
そんなことも考え併せると
乗り心地では勝る小径タイヤを履くベーシックグレードで十分だ。

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308のプラットフォームを使ったミニバンで
特徴としては
308SWより
3列7座である機能性を重視した
パッケージングがあげられる。

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308SWより実用的な3列目シート

エンジンはベースになった
308と共用の1.6リッターターボで
6段ATが日本に導入される。

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第2列の3席も個々にスライドとリクライニング可能

乗るとけっこう気持ちいい。
そして外観から想像されるより
はるかにスポーティ。
カーブなどを気持ちよく曲がれる。
たんなるピープルムーバ-ではない。

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3列目のシートは完全収納できてフラットな床面

というわけで好ましいクルマなのだが
問題はシトロエンC6とも通じる
フロントマスクだ。
平面的な処理がおもしろくない。
プジョーは過去5年ほど
F1イメージのノーズをもったフロントマスクで
そのあと2012年から逆台形の
ラジエターグリルをもった
新世代のフロントマスクへと移行しているが
どうして5008のようなデザインが出てきたのか--。
惜しいなあという思いが強い。

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2013年3月23日 (土)

ミッドタウンのギャラリー

アートギャラリーが
活況を呈している様子をみていると
リーマンショック前を思い出す。
六本木ミッドタウン
いま開催されているG-tokyo
日本の18のギャラリーが集まり
所属アーティスト作品の展示即売会。

展示即売というと
クリスラッセン?というかんじだが(古い)
なかには家のような名和晃平の作品とか

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蛍光灯でシャンデリアを作る
東恩名裕一の作品とかもあり
コンセプトのない
ある種の美術展としてみてもいいかもしれない。
下は小山登美夫ギャラリーのもの

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会場に立っていると
頼みもしないのに
いまの美術館の情報とかが
耳に入ってくるのもおもしろいし
「ここ(ミッドタウンホール)は
イベントホールだから
照明がアート向きでなく
舞台照明の会社に頼んで
ライティングを設定してもらわなくてならなかったよ
(ため息)」とか
そんなつぶやきが聞こえてきたり。

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僕が行ったのは
レセプションだったから
ギャラリーからは
みなオーナーが来ていて
中国語を話すバイヤーたちと熱心に
話しをしているのが印象的だった。

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エルメスにも飾られた藤原康博の作品

会場を感心しながら
歩きまわっていたら
やたら喉が渇き
僕をここに呼んでくれた
ペリエジュエのベルエポックを
ぐびぐびと(笑)飲んでしまった。
ベルエポックは1902年に
当時の社長が
エミールガレに依頼して
アネモネの花を描いてもらったボトルが有名で
アート的なつながりがあるということかな。

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すごいいきおいで消費されていた。
ミッドタウンの外では桜満開。

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2013年3月22日 (金)

アウディハイブリッドそろい踏み

いま欧州では
環境負荷の少ないクルマの開発が
急がれている。
2015年に欧州と米国での
燃費規制がいっそう厳しくなるからだ。

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A6(中央)は2012年9月に、あとの2台は13年1月発売

アウディを例にとると
電気自動車や天然ガス車など
さまざまな代替燃料車の開発を
熱心に進めている。
そのうちのひとつが
ハイブリッド車だ。
アウディの場合
A6とA8とQ5
高価格車にハイブリッドが設定されている。

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電気モーターで走っているの図(Q5)

A8などはシリーズ中で
ハイブリッド車が最も安い。
A6とA8のエンジンはなんとわずか
2リッター(+ターボ)。
これに
電気モーターと湿式多板クラッチが一体になった
ハイブリッド・ユニットが組み込まれている。

これはパラレル式といい
VW
メルセデスベンツ
BMW
ポルシェといったメーカーはどこも
同様の方式だ。
クラウンのようなトヨタ車は
シリーズ式といって
エンジンと電気モーターが並列している。

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A6ハイブリッドは690万円

アウディに乗った印象は
かなりよかった。
A6ハイブリッドは軽快。
A8ハイブリッドは重厚。
同じパワートレインでも
味付けがだいぶ違っている。
そして唯一クワトロ4輪駆動システムを持つ
Q5ハイブリッド・クワトロはパワフル。
ひとことで言うとこうなる。

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A8ハイブリッド(948万円)は前輪駆動

僕はA8ハイブリッドのバランスのよさが好きで
あとはアウディセレクトで
ダイナミックモードを選んだとき
ガソリンエンジンのパワフルさを堪能できる
そのセッティングにも感心した。

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Q5ハイブリッド・クワトロは715万円

先だって出張の際
ハイヤーとしてBMWのアクティブハイブリッド7が
お迎えに来てくれたが
制動時に
ギアが落ちていき
それに従ってごく低回転域のトルクが
ぐーっと出るのを
運転者がブレーキを踏み直して抑えるのだが
そのたびに
頭ががくがくする
気持ち悪さには閉口したが
あれはアウディにはないようだった。
助かる。

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電池のせいで専用スーツケースが最も効率的

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2013年3月21日 (木)

ニューヨーク発最新カクテル

これだけアメリカナイズしているこの社会で
なかなか定着しないのがカクテル。
アメリカ人はカクテルが好きだ。
フランス料理店でもイタリア料理店でも
食前と食後に
場合によっては食中にも
カクテルを飲んでいる。

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クラシックなレシピもあれば
現在進行形で
どんどん新しく生まれるカクテルもある。
そういうのを作るひとは
バーマンでなくて
ミクソロジストといったりするが
僕たちにとっては
バーマンと呼んだほうが
酒がおいしそうに感じる。

ニューヨークでいま
最も人気あるバーのひとつ
PDT
ジム・ミーハン
ジェフ・ベル
ジョン・デベリといいう
3人のバーマンがいま来日中。
パークハイアット東京
ニューヨークバーで
3月23日(土)まで
オリジナリティの高いカクテルを飲ませてくれている。

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僕は火曜日の夜
同ホテルのスイートを使って
プレス向けのデモがあったのに出席。
3人がかわるがわる作る
5杯のカクテルを飲んだ。

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「カクテルは洋服と違って
どんなときにもこれ一着というものはない。
同じ名前がついていても
作る人間で味が異なれば
作る場所やシチュエーションや
飲むひとによって作り方を変えるものです。
それが魅力でしょう」
PDTの中心的バーマン
ジム・ミーハンはそう語ってくれた。

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このとき印象に残ったカクテルは
ひとつはミーハンの手になる
マヌカハニーウォッカと
ガリアーノを合わせたもの。

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マヌカハニーの独特の香りと
ウォッカの香りが
独立して存在している。
「どんなカクテルも
ベースになった酒の味を
きちんと出さなくてはいけない」という
ミーハン氏の主張を裏付ける出来た。

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こちらはもうひとりのバーマン
ジェフ・ベル氏による「Good Egg」
卵に
「ブルガル1888」ラム
ブランディーズのマデイラ「マルムジー(5年)」
アンゴストゥラビターを合わせる。

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ビターの独特の刺激的なアロマが
全体のやわらかい香りを
うまく締めていて
コーヒーのような
心地よいほろ苦さが
甘さの芯にある。
くいくい飲めてしまう。
が、同席した編集者から
「これやばいですね。
すごく効きますよ」と言われ
はっと我にかえった。

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日本人がカクテルまでアメリカナイズしないのは
あとでガーンとくる
カクテルの怖さへの警戒心からかもしれない。
僕の隣にいた
アメリカ人記者も
「カクテルには何度も失敗している」と言っていた。
ということは
まずオーセンティックなカクテルで
どのぐらい酔うものなのか
体験をしておく必要があるのだろう。

「ここで提供しているカクテルは
オリジナルといっても
オーセンティックなレシピのフレームワークを
借りたもの」
マティーニのような
オーセンティックカクテルへの
リスペクトはあるのか、と僕の質問に対して
ミーハン氏はそう答えてくれたから
オーセンティックカクテルで”練習”した
酔い方も参考になるかもしれない。

酒は経験であるとは
先人の教えであるが
いままた
あらためてそれを思い出した次第だ。
このレセプションでは
ニューヨークグリルの料理長の手になる
オリジナルホットドッグも提供された。

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なぜホットドッグかというと
「PDT」はホットドッグ屋の奥にあり
店でもホットドッグが人気だというからだ。
ところで店名の頭文字は
Please Don't Tell。
誰にも言わないでくださいとは
禁酒法時代に
こっそり酒を出していた酒場への
オマージュなんだそうだ。

「でも禁酒法のおかげで
アメリカの酒はダメになり
カクテル文化も壊れてしまった。
私たちはずっとその再構築に取り組んでいるんです」と
ベル氏は言う。
大河ドラマのような話しで
僕はこういうの嫌いじゃない。

ここ10年アメリカでは
カクテルが隆盛になってきていて
オーセンティックと
ミクソロジストが作るオリジナルカクテル
人気は「半々ぐらい」(ミーハン氏)だそうだ。


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2013年3月20日 (水)

ランチ1週間・再開

久しぶりに再開の
先週僕がなにを食べたか1週間の記録。
日曜日はミュンヘン出張。
大風で2時間飛ばなかった。
ルフトハンザ機内での昼食は
ザペニンシュラ東京が監修した
日本料理の前菜

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そしてメインはふと気が変わって
ビーフステーキ。

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こちら悪くなかった。
日本料理のメニューは
少々飽きぎみ。
前回乗ったJAL便のほうが
日本各地の産物などをテーマにしていて
変化を感じられた。
月曜日はミュンヘン空港に隣接した
ホテル・ケンピンスキ・エアポートの
チャールズ・リンドバーグ」という
レストランで
ザウアークラウト(酢漬けキャベツ)のポタージュ

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サーモンのムニエル。

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サーモンとあったけれど
マスかしらん。
もちろんまずくないが
特徴のない味。
ドイツでは豚がうまいらしい。
でもメニューにはほとんど載っていない。
西洋人のなかには
あまり食べ慣れないひともいるからか。
火曜日はアウディ本社の中で
むかしは西新宿にレストランをもっていた
メーベンピックが経営するレストランで。
この日僕たちゲストは取り放題!

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これはタイ風のココナツ風味の
鶏と野菜の炒めにロングライス。
そういえば
こういうエスニック風料理は
このところごぶさただと気づいた。
なぜだろう……。
自分に訊けって。
水曜日は
ミュンヘン空港に隣接したビル内の
イタリア料理店「イルモンド」で
リゾット。

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ホタテが載っている。
リゾットというものも久しぶりに食べた。
メインは牛肉のステーキ。
イタリア料理といっても
こういうものばかりなのだ。

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ドイツは豚の国と書いたが
牛肉もうまい。
日本だとサシが嫌いで
あまり積極的に食べない僕でも
いつも食べてしまう。
しかも300gぐらい軽くいける。
連中は500gぐらい食べているが。
木曜日は地元
深沢坂下のロシア料理店「ロゴスキー」で
グルジア風辛口ピラフ(850円)。

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東京都世田谷区深沢5-5-17/03-5706-5922

酢漬けキャベツもさることながら
刻みネギが載っているのがおもしろい。
スパイスで味付けした
マトンが入っているのもよい。
独特のピラフ。
この店はバーカウンターもあって
とても好み。
金曜日は取材で赤坂のカニ料理店「きた福」へ。
タラバガニのフルコース。
さしみからしゃぶしゃぶ、そして焼きがに。

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港区赤坂3-13-6 国際天野ビル7F/03-3505-1323

個室で客ひと組に料理人ひとりがつきっきりで
カニを堪能させてくれる。
以前行ったときは
「カニには痛点がないらしいので
脚を切り落としても残酷ではないのです」と
説明してくれていたが
今回は
「じつは痛点があるという学説が
最近発表されたようで……」と心許ない(笑)
西洋人は来たことがないが
(オーストラリア人とか来たら大変だろう)
アジア人には大ウケだそうだ。

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2013年3月19日 (火)

KITTEを訪れた

東京中央郵便局が
オカシナことになって
KITTE(キッテ)という
商業ビルになった。
オープンは21日だが
昨日プレビューがあって
出かけてみた。

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外観はもとの中央郵便局と似ているが
内部は6階まで吹き抜けで
円環状にショップやレストランが並ぶ。
地下一階はカジュアルなレストラン
5階と6階は
昼は1000円をこえるぐらいだが
夜は5000円をこえる
それなりのレストランが軒を連ねる。

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といっても
「おお!」と驚く店の出店はなし。
まあ
いままでも「この店が!」と驚いたものの
本店とは似て非なる内容が多くて
失望するケースが多かったから
別段がっかりすることはないのだが。
それより
大衆食堂というか
グーグルの食堂のように
なんでもありの大食堂を作ってくれたほうが
いまの時代の気分に合いそうだが。

僕はここで「北麓草水(ほくろくそうすい)」なる
スキンケアブランドが印象に残っている。
オーナーが学校の後輩だったということは別として
富士北麓にもつ自社研究農園での経験をもとに
植物由来の化粧品というコンセプトは
いまの時代にぴったりだと思う。

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僕はユズの香りのハンドクリーム(1575円)を
使ったが
伸びのよさが自慢というだけあって
このふだんはひからびたような皮膚が
うるおいのある気持ちのいいものとなった。

ここは男性も使えるが
全体としては
女性向けという印象が強い。
僕としては
オリジナルデザインの切手ショップとか
男が好きな郵便にまつわる店が
ちゃんとあってもよかったと思う。

米国の作家
トマス・ピンチョン
「49号の競売」(Crying of Lot 49)に
秘密結社の存在を
彼が作った切手からつきとめるというストーリーが出てくるが
切手のもつ深くミステリアスな世界を
ここで感じさせてもらいたかった。

自分のことを自分でホメるわけでもないし
インテリジェンスが高いというつもりもないが
商業コンプレックスで終始してしまっては
日本郵便が築いてきた歴史にとって
もったいない話しだと思う。

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2013年3月18日 (月)

コマーシャルの力

コマーシャルといっても
海外ではりっぱなアート作品のようなことが多い。
なぜかというと
商品のインパクトより
企業の考え方をしっかり見せるほうに
軸足を置いているせいだろう。
ちゃんとした企業なら
ちゃんとした考えを持っているわけで
一流のクリエイターなら
それをちゃんとした
コマーシャルメッセージに仕上げることが出来る。

Wwwnewyorkfestivals

さいきん
ニヤニヤしながら観ているのが
コマーシャルのグライプリともえいる
ニューヨークフェスティバルズのものだ。
(WINNERSというところを)
世界各国の作品から
映像や平面
いくつもの分野から優秀作が選ばれている。

僕も昔は
11PM(古いなあ)などで
優秀コマーシャルをやっているのを
観るのが大好きだった。
その楽しさを知っているひとなら
必ず楽しめる。
(ほとんどが英語だが
たいてい分かりやすいストーリーだ)

笑うもの
楽しいものが中心だが
なかに
ALS(筋萎縮症候群)へのドネーションを募る
オランダのテレビ広告があり
これはものすごくガツンとくる。
ヒット・イン・ザ・ガッツというかんじだ。

日本のテレビコマーシャルは
僕は見つけられなかった。
軽くてもいいのだが
スポーツカーのように
軽快でかつ内容がなければ
心にすごいスピードで届かないということだろう。

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2013年3月17日 (日)

ボルボV40が注目されているようだ

ボルボが快調らしい。
日本自動車輸入組合の統計では
かろうじて
対前年比をクリアしているていどだが
いまは中国の浙江吉利控股集団(ジーリーといったりする)傘下で
彼の国でセールス好調だという。

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日本の最新モデルが
さきごろ発表発売されたV40だ。
コンパクトプレミアム
(要するに価格高めのハッチバック)という市場に属して
ライバルにはレクサスCTとか
アウディA3を据えているようだ。

最近のボルボモデルの特徴である
オーガニックなラインと面とで構成された
デザインが特徴で
ここは好みが分かれるところだろう。

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いっぽう誰もが感心するのは
安全技術の充実ぶり。
1 歩行者や車両を感知して衝突を回避
  あるいは衝撃を軽減する「ヒューマン・セーフティ」
2 車速追従機能つき
  「アダプティブ クルーズコントロール」
3 前方車両との車間距離が縮まると
  警告灯が点滅する「車間警告機能」
4 ドライバーの運転状況に応じて警告音を発する
  「ドライバー アラートコントロール」
5 車線逸脱を修正する
  ボルボ初の「レーン キーピング エイド」
6 ドライバーの死角に車両の存在を伝える
  「ブラインドスポット インフォメーション システム」
7 急接近する車両の存在を伝える
  「レーンチェンジ マージ エイド」
8 後退するとき左右から車両の接近を知らせる
  ボルボ初の「クロス トラフィック アラート」
9 制限速度など道路標識をメーターパネルに表示する
  「ロードサイン インフォメーション」
10 前方の車両を感知しハイビーム走行時に
  ロービームに切り替える「アクティブ ハイビーム」

これらは10万円のパッケージオプションだが
きっとこのクルマを買うひとは
全員注文するだろう。
それと世界初という歩行者用エアバッグも
オプションで用意されている。
はねあげてしまった歩行者を保護するため
ウィンドシールド下に
エアバッグが広がるというものだ。

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クルマは1.6リッターターボ搭載で
おもいっきりスポーティではないが
求めれば応えるといったかんじで
それなりによく走る。
あまり走りに個性を感じさせないのは
ボルボの「伝統」みたいでおもしろい。

「V40 T4」(269万円)と
本革シートを備え17インチ径のタイヤを履く
「V40 T4 SE」(309万円)の2本立て。
僕はフツウのT4でいいと思う。

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2013年3月16日 (土)

インドの町を象に乗って

3月初頭のインド行きのとき
象に乗る機会があった。
昼食のとき
会場の入り口に
輿を載せた象がつながれていたので
「まるでタクシーだな
ひょっとして客待ち?」とピンときて
すぐに乗らせてもらった。
漢字でいうと「載る」というかんじかも。
自分ではドライブできないし。

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その画像を
送ってもらったので
いまジマンしている次第であります。
象に乗るのは
ラクダよりラクダじゃない。

象はラクダと違ってひざまずかない
わずか後ろ脚の関節をすこし曲げてくれるだけだ。
そこに足をかけて
あとはローブを伝ってよじのぼる。

象の体毛は
まばらだが
太くて針金のようで
頬に刺さると痛い。
でもあまりに象は大きくて
皮はごわごわしていて
生物ではないみたいだ。

でも目を観ると
なんだかやさしい。
象の背中に載ると
自分の意思ではどうしようもない。
ただ歳老いた象がユラユラしているのに
合わせて
僕もユラユラしているだけ。
すぐ飽きた。
でももし
象をコントロールしてジャングルとか
動いたら
きっとすごいことだろう。

むかし
好きだった六文銭というフォークグループの歌に
「インドの町を象に乗って」というjのがあったが
それだ!とひとり感激した。

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2013年3月14日 (木)

機内食で差異?

昨今の機内食について
少し前の朝日新聞の夕刊に
記事が出ていた。
それによると
座席の広さでは
差が出しにくいので
航空会社は
機内食に力を入れているとか。

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ザペニンシュラ東京によるルフトハンザの機内食

たしかに
10年ぐらい
ブランド勝負になっている感もある。
どこどこの誰だれが
開発に協力している、という。
朝日の記事を読むまで
僕は知らなかったが
1月から
ビジネスとファーストで
下記の料理人たちが
協力したメニューが提供されているそうだ。

・下村浩司 (エディション・コウジ・シモムラ)
・山本征治 (龍吟)
・狐野扶実子 (料理プロデューサー)
・山田チカラ (山田チカラ)

不思議なのは
ほんとうに「ブランド」で客が
喜んでいるかということ。
食べてみるまでなにも言えないが
僕の経験からいうと
おいしければそれでいいのだ。
たとえば下村さんの料理が食べたければ
レストランに行くべきなのだ。

機内では味覚が6割になる
(ブリティッシュエアウェイズ)そうで
いきおい塩味がきつくなる
(なので機内食はからだに悪いよなあ)
そういう特別な環境で
美食というのはどういうものか
料理人に話しを聞いてみたいと思う。

それと
航空会社が「料理にこだわる」というなら
化学調味料がたっぷりはいった
スナックを出すのと矛盾しているように思うのだが。
今回僕は
ルフトハンザ便でミュンヘンまで行ったが
(ここはザ・ペニンシュラ東京だ)
同行の
フェルディナント・ヤマグチ氏が
手づくりの赤飯をもちこんでいた。
これは最高の贅沢である。

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2013年3月13日 (水)

アウディとマエストロ

僕はいまミュンヘンにいる。
ホテルのネット環境がいまひとつで
ぜんぜんつながらないときがしょっちゅう。
これを書けているのは奇跡的。

ミュンヘンにいる理由は
アウディの年次総会に出席したため。
昨日はその年に一回
アウディのボードメンバーが集まり
昨年を総括し
(かなり業績は良好で
中国とロシアの伸びがすごい!)
2013年の見通しを語った。

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20年代の郵便局の配送所が会場

その前の日には
前夜祭というパーティ形式の
レセプションがあり
手品などの余興も
(ボリウッドのダンスはなかったけれど)。

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僕にとっての大きな収穫は
イタルデザインを率いる
「イル・マエストロ」
ジョルジェット・ジウジアーロ氏に
15年ぶりぐらいに会えたこと。

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73年発表のアッソ・ディ・ピッキ

ぜんぜん変わっていない。
イタルデザインは
今年からアウディの傘下に入り
デザイン開発などで
協力していくそうだ。

VWグループのデザインを統括するのも
イタリア人デザイナーだし
意外なことに
ドイツのアウディには
イタリアンコネクションが
強く流れているのかもしれない。
こういうところが
欧州企業の強みだろう。

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2013年3月10日 (日)

ルコントの復活

パティスリーという言葉を
日本で誰がひろめたか
すぐに思いつかないが
感覚的に
外国のケーキ屋は
日本と違うなとと思わせたのが
六本木(や銀座)の「ルコント」だった。

そもそも
ホテルオークラのシェフパティシエとして
1963年に来日した
アンドレ・ルコント氏が
その後独立して68年に
六本木に開いたのがスタート。

白鳥のかたちのシュークリームで
おぼえているひともいれば
僕はシャーベットってうまいんだなあと
思ったのが
ルコントだったと記憶している。

ルコント氏が99年に他界したあと
夫人が店をやっていて
最後は青山ツインタワー地下に店があった。
でもこう書いてはなんだが
町場のいい雰囲気がルコントの身上だったから
ビルの地下の蛍光灯は
いかにも不似合いだった。

あの店はずっと続いていると思っていたが
じつは2010年にクローズしていた。
それすら知らなかった。
で、ここからが本題なのだが
そのルコントが3月6日にリニューアルオープンした。

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虎屋の黒川一族のおひとりの経営というのが
おもしろい。
日本のスウィーツ界はつながっているのだなあ。
場所は
もと「テオブロマ広尾店」があったところで
広尾の交差点からすぐ。
上が店売で
地下がカフェレストランという形態も
テオブロマと同じだ。

クッキーや
自慢のフルーツケーキを食べてみると
いい素材を使った
まっとうな出来だとわかる。
店舗デザインも”まじめ”。
このよさがどこまで伝わるか、だが
僕はもういちどきちんと
ルコントに根付いてほしいと思う。

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2013年3月 9日 (土)

インドはうまいという話つづき

インドの料理は
朝食が充実している国は
食いしんぼで
食いしんぼの国は飽きない。

インドは
興味つきないものだらけだった。
朝食で食べたのは
日本でもおなじみドーサ
鉄板の上で小麦粉を
丸く延ばして焼いたもの。

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薄いのだが
外はパリパリ
内側はしっとりしている。
プレインとかマサラとかあり
中見の違い。
それをサンバルという
スパイスがたっぷり効いた
トマトのスープに浸して食べる。

こちらはポーハ
ジャポニカ米のような
短くてしっとりとした米を
マスタードシードと
カレーリーフと炊き込んだもの。

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このまま食べてもいいし
下の皿にあけて食べてもいい。
上に載っている
布でくるまれたレモンをしぼって食べる。
こちらもあっさりとしていながら
奥のほうからスパイスの
さわやかな風味が出てくる。

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これはプーリバジ
油のなかで揚げることで
内側の空気でふくらませたパン。
ポテトカレーをつける。
なくなると
「おかわりいりますか」と
サービスが訊いてくる。
やはり欧米のパンや日本のご飯と同じ感覚。

ドーサもプーリも
日本では南インド料理店にいくと
出合えるが
こんなに主食感覚で食べるものとは知らなんだ。
スパイス入りのミルクティー
マサラチャイも病みつきになる。
(時として日本のほうがうまいと思うが)

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2013年3月 8日 (金)

インドの料理は最高という話

おもしろいもので
インド出張中のあと
体調がいい気がする。
食事が合っていたのかもしれない。
一緒にいった
女性編集者も
「肌がつるつるしている気がする」と
驚いたように言っていた。

彼女も僕と同じで
「機会があれば現地の料理」派である。
到着した日の夕食は
グルガオンの「オベロイ」で
インド料理のブッフェ。

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レモンコリアンダースープ

下はホテルのサービス係が
「おすすめですよ!」と言った
ダヒ・バラ。
ダヒはひよこ豆のことである。
バラはスナックの一種らしいが
手元のインド料理レシピ集にも出ていない。

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ほっこりしていてたしかにうまい

添えてあるのは
チャナ豆(これもそうか?)を原料に
薄くせんべいのように仕上げたパパド。
東京のインド料理屋でもおなじみ。
味もそう変わらない。
僕の大好物である。
これ何枚食べても飽きない。
香ばしい風味があって。

2日めの朝食のことはもう書いた。
その日の昼は
デリーからウダイプルへ移動だったので
チャーター機(その名もスパイスジェット)の機内で
ランチが出た
「チキンかベジタリアンか」(この質問はその後よく受けた)と
二者択一の答えを迫られたので
ベジタリアンを選択したところ
みずみずしい、というより
水でびしょびしょの生野菜がたっぷり入った
豆のペーストなどの主菜が載った
トレイが運ばれてきた。

迷ったが
さすがに食べる勇気はなく
空腹をかかえたまま
ウダイプルへ到着。
幸いホテルでランチが待っていた。

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ところが
インターナショナルな料理が多く
「クスクスってどこの国の料理だっけ?」というぐあい。
でも僕のその皮肉というか
インド料理に出合えない嘆きを聞いたサービスは
「きっとインドだよ」と言ってくれるやさしさ。
きっとモロッコだよ。

でもかろうじてタンドーリチキンがあった。
うれしや。
シャンパンはパイパーエドシック飲み放題だったので
それは嬉しかったが。

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夜はウダイプルのマハラジャの宮殿で
レミー・マルタン(フランス)によるレセプション。
宮殿の前庭に
コの字型に大きなテーブルを組んでの会食。

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こちらがウダイプルのマハラジャ

このときのディナーは
デリーにある人気コンテンポラリーレストラン
「マジック」などのシェフを務める
マルイ・サケットによるもの。
テーマは「お皿のなかのインド全土」だと
コーディネーターのインド人が
あとで教えてくれた。
しゃれたコンセプトである。

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たとえばバラエティゆたかなパン。
今回は下記の4種
マッキ・キ・ロティ(トウモコシのパン:北西部パンジャブ地方)
ウルテイ・タウェイ・カ・パランタ(小麦粉の平たいパン:どこ?)
バカルカーニ(小麦粉のややふっくらしたパン:中国国境のほう)
マサラ・レイヤード・パランタ(全粒粉でパイ生地のように重ねて作るパン)
それぞれに「添え物」として
いわゆるカレーのような煮込みや炒め料理がつく。

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インドのワインは料理にぴったり

日本ではカレーだけ選ぶが
さすが粉モノの国。
パンを先に選ぶ。

全体は「ロイヤル・タール」とよばれ
さまざまなデリケートな味の料理が
順番に皿(タール)によそわれていく。
暗いから色がわからないのが残念な気がするが
どれもスパイスが効いていて新鮮な驚きが。

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最後にはデザート盛り合わせ

料理は書ききれないので省略します。
最後は「ガバ」とインド人が発音していたお茶。
スペルだとQhewaとなる。
「一日煮出した」と自慢のものらしい。
三人がかりでサーブされるのがよい。

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紅茶でもないウーロンやプーアルでもない
独特のさわやかな風味だ。
小さな茶碗の底にはナッツ類が入っていた。

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インド料理最高、という食事だった。
宮殿ビジネス……日本では出来ないなあ


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2013年3月 7日 (木)

垣間みたインドのホテルビジネス

ラグジュアリーホテルは
新興国にとって
大事なもののようだ。
なにしろ90年代以降
もっとも重要な産業は観光、という
意見もあるぐらいだから。

中国にも
驚くようなところに
豪華なホテルがあるし
インドもまたしかり。
今回僕がインドで泊まったのは
まずグルガオンのオベロイ

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チェックインのときは
部屋までひとりの担当が
僕を案内してくれ
さらに部屋には赤いバトラーボタンまで。
(使わなかったけれど)

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従業員数も多い模様で
つねに誰も笑顔で
グッドアフタヌーンとか
グッドモーニングとか挨拶してくれる。
そして同じ敷地内に
グッチなど欧州のハイエンドブランドが
大きなブティックを構えている。

グルガオンといえば
東京がデリーだとしたら
幕張みたいな外資系企業が多くビルを持つ
新開発地であり
もうひとつ有名なのが
欧米からの医療ツーリズムだ。
欧米の5分の1ぐらいのコストで
むずかしい外科手術などやってくれるとか。
そういう客も
新しいホテルには重要なターゲットかもしれない。

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写真撮らせてというと、いつも笑顔

もうひとつ
僕が行ったのは
デリ空港から飛行機で1時間半ほど飛ぶ
インド西部のウダイプル。
パチョリ湖のほとりに建てられた
リーラパレスというホテルがある。
クルマを岸に駐めて
そこからボートで。

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リーラは1980年代に出来たホテルで
ウダイプルはケンピンスキの系列になる模様。
ここで連泊すると退屈するひともいそうだと
よけいな心配したくなるほど静謐。
ホテルの窓の外では大きな湖の波ばかりが見える。
瞑想的だ(笑)

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「エスパ」も入っていて
2時間のトリートメントで
日本円で1万5000円ぐらいと安い。

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そして今回僕が出かけた
レミーマルタンのメインイベントは
ホテルから船で行くイベント会場を使ったものだった。
インド人が見ると
新しくて偽物っぽいと思うかもしれないが
宮殿ふうの建物が並び
四方を水で囲まれた
とにかくスペシャルな雰囲気がウリのようだ。

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こういうこと
日本ではなかなか出来そうもない。
土地の広いインドや中国が
その強みを活かして
景観を取り込んだ施設を作り
欧米や日韓などの顧客を
招き寄せる。
これが新しいかたちのホテルビジネスだ。

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2013年3月 3日 (日)

インドの南と北

インドの初めての朝食は
グルガオンのホテルで。
メニューには
1 ウェスタン(米国スタイルのこと)
2 クラシックフレンチトースト
3 パンケイク
4 北インド
5 南インド
このようにジャンルがあって
その下に4つのサブメニューがあるのが
おもしろかった。

北インドの欄には下記の料理が並ぶ
タワ・パラタ
ポーリ・バジ
チョレイ・クルチャ
ポハ
それをすべて盛ってと頼んだのが
下記となる。

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タワ・パラタは
小麦粉を無発酵のまま
タワ(鉄板)で焼いた北インドの主食。
ポーリ・バジとは
素揚げのパンケーキ。
クルチャは中力粉の生地を
釜で焼いたパンで
チョレはスパイシーな味つけのひよこ豆のこと。
ポハは米をすぶして干したもの。

サービスは
「これにはこれ」と
たとえばチョレイと
クルチャがはいったポットを関連づけるなど
一所懸命に説明してくれた。
日本でいうと
白飯
パン
おかゆといった
主食を
いっしょに持ってきて!というような
乱暴な注文をしたわけだ。

もっとすごいのは
いっしょにいたHさんは
「好きだから」という理由で
南インドのドサまで一緒に注文していた。
つけあわせのスパイスは
まったく違うものが運ばれていた。

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上は北のスパイスで
チャツネやピックルスや甘いマーマレードのような薬味。
下は南のもの(だそう)。

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文化だなあと感心。
朝だけで
これだけ書くことがあるんだなあ。

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2013年3月 2日 (土)

インド初日

今日からインド
航空会社はJALだった。
食事はまずまずで
洋食は
エディシオン・コウジ・シモムラの
下村浩司シェフが開発している
(おいしかったそうだ)
僕が頼んだランチは
岩手をテーマにしたもので
主菜はいちご煮という
ウニとタイを炊き合わせたというか
ともに炊いたものを
あとで合わせた一品。

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青森・八戸とかの郷土料理であるらしい。
「いちご」は加熱したウニが
いちごのように見えるからとか。
ほんとうにそんなふうに見えるのかいな?

「戸」がつくから岩手・南部の料理なんだろう。
いまも青森・津軽と
岩手・南部の確執って抜きがたいものが
(あるところには)あるようだし
同じ岩手でも
料理の取材をしていて
ある料理のことを話題にすると
「あれは三陸のものだから」とか
地域差をとても意識している。
いいことなんだろうが。

それはともかく
インドの話しでした。
ルイ13世という
高級コニャックの新作発表会のために
ここに来ている。

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僕たちのような招待客のために
パイパー・エドシックをふるまう
専用のブースも設けられていた。
ごちそうさまでした。

昨日はグルガオンの高級ホテルに。
セキュリティチェックが空港なみに厳しく
僕が経験したなかでここと同等のものは
かつて北京で
ブッシュ大統領と同じ日に
泊まったときだけだ。

各フロアにもセキュリティが配され
きっとサミットでもここでやりたいので
そのための
デモストレーションではないかしらん。

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とはいっても
そこは高級をウリにしたオベロイ
従業員は徹底した笑顔である。
アップルジュースにシナモンのフレイバーを加えて
ウェルカムドリンクも
満面の笑みで提供してくれた。


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