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2013年1月31日 (木)

新型クラウンはやっぱりいい

いまの国産車のなかで
僕が好きなクルマというと
(自分でも)意外なのだが
トヨタ・クラウンである。

エンジンフィール
操縦性
乗り心地と
どれをとってもかなり好み。
先代から「いいなあ」と思っていたが
今回の14代目に
先日
富士スピードウェイ周辺で試乗して
さらに
この好きなベクトルに合わせて
改良が加えられていることを知った。

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東ゲート前でアスリートG

ここでざっくりクラウンの整理をすると
大きくいうと
いまは
ロイヤル系と
走りのアスリート系にわかれる。
加えてハイブリッドが
両方に設定されている(これがもっとも売れ線)
さらにごくわずか
i-Fourという(しようもない)
四輪駆動仕様が寒冷地向けに。

ロイヤルのなかにはさらに
ロイヤル
ロイヤルサルーン
ロイヤルサルーンGと細分化される。
基本は
ロイヤルサルーンGの16インチタイヤ仕様」と
トヨタのエンジニア。
僕が今回まず選んだのはこのクルマだった。

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ロイヤルサルーンG(16インチタイヤ装着車)

あらためて走らせてみて
サスペンションのしなやかさに
舌を巻いた。
ソフトでしまりがないのでなく
ハンドルを早く切れば
きちんと車体は追従する。
それでいてふだんは
路面の凹凸をみごとに吸収する。
細かくいうと
サスペンションアームに開断面を組み込んで
しなやかさを追求したとか
自動車用語でいうと
ファイン(細かい)チューニングが
ほどこされた結果であろう。

主力の2.5リッターV6もトルキーで
かつよく回り
非力さはいっさいなし。
欲をいえばデザインのさらなる向上を求める。

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ダッシュボード中央のソフトパッドが特徴

端的にいうと
外観と内装
ともにいまひとつ主張に欠ける。
あたりさわりがなさすぎるというか。
とくに新型はゴルフバッグ4つとか
そんなところにこだわった結果
リアが間延びした
ちょっとしまらないスタイリングになった。

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トランクの容量は拡大しゴルフバッグ4つ積める

で、僕はロイヤルサルーンG(482万円)は
(スタイリングにちょっと目をつぶれば)
本当にいいなと感心したが
強烈な印象のフロントグリルの
アスリートGを試したところ
もっとビックリした。

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スパッタリング塗装の18インチホイール装着

僕が選んだのは
3.5リッターエンジン搭載車だが
エンジンがパワフルで
かつスポーツモードを選ぶと
8段ATがエンジンのおいしいところを
うまく使ってくれる。

2000から4000rpmのトルクバンドでの
反応の鋭さと
加速のよさは特筆もので
メルセデスとBMWの中間とでもいうような
個性が光る。

これで内装や外観など
機能性はロイヤル系にまかせて
もっとスポーティなイメージが出てくれば
アウディSモデルにも匹敵する
キャラクターが生まれるように思えるが
会場で会ったトヨタのエンジニアに話すと
「そうですよね」とにこにこ顔でかわされた。

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まだ発売されていないハイブリッドにナンバーは」ない

ハイブリッド
モーターのみの領域で充分力強く
そこからエンジンが始動しても
なんのショックも感じさせない。
開発総指揮の山本卓チーフエンジニア(CE)は
「そこにもっとも苦労した。
かつハイブリッドはもっとも売れ線だから
きびしい評価にさらされます」と語ってくれた。

でもやはり
クラウン買うならアスリートG(575万円)がオススメだ。
レザーシートパッケージが標準なのも
とりわけファブリックシートがダサいので嬉しい。

そして時々
うらやましくなるのが
オペレーターが対応してくれる
G-BOOKだ。
通信はこれからのクルマの核になるだろうから
これはガイシャ勢に対して強い武器だろう。

クラウンのコンセプトはなにか
山本卓CEに確認すると
「会敷(かいしき)です」と言う。
「会席料理で料理に彩りを添える
梅や桃の小枝や秋なら紅葉。
あれがあしらわれていると
もうすぐ来る次の季節を感じて
感動しますよね。
クラウンも先には行きすぎず
少し先にある感動を与えようとしています」

どんどん先にいってくれていいと思うが。
なにとはともあれ
新型クラウン
なかなか隙がないので
世の若きお母さんがたが乗っても
不思議ではない。
ちょっといい幼稚園や小学校では
レクサスやメルセデスやアウディが並ぶが
そういうクルマに乗る
お母さんたちにとって
日本に合うサイズのクラウンは
かなり使いやすいはず。

かつ新型は安全技術も向上して
アクセルペダルとブレーキペダルの
踏み間違いや
シフト操作の間違いに起因する
衝突事故を回避するシステムも
アドバンストパッケージ」として用意されている。

リバースに入っているのに
ドライブに入れたつもりで
アクセルペダルを強く踏むと
障害物の手前でブレーキがかかり車両が停止する。
僕も実際に経験したが
たいしたものだなあと感心。

「クラウンには魔物が棲んでいるといいまして……」と
開発を担当した山本卓CEは
僕がこのクルマを
お母さんにも売るといいと提案すると
そう語った。
「オジサンイメージが強くて
ほかのひとには売れんのです」と言うのだ。

はたしてそうだろうか。
ショールームで
女性が来たら
きちんと対応して
ほかのクルマに誘導するようなことをせず
クラウンのハンドルを握らせたら
きっと好きになると思う。

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2013年1月30日 (水)

グリグリでカキ料理

いま出ている
GQ」3月号の
レストランページを担当。
とりあげたのは
麻布十番に
昨年オープンしたての
フランス料理店「グリグリ」。
名古屋からの出店だ。

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東京都港区元麻布3-10-2 ヴァンヴェール 2F

この店には特色があり
夜は1コースのみ
前菜が2品と
メインは5種類ぐらいの食材から
2つ選ぶようになっている。

その食材を
シェフがそのとき最適と思う
料理に仕立ててくれるというもので
いっしょに行ったひとと
たとえばふたりとも
牛肉を注文しても
違う料理が出てくることもある。

厨房には
シェフと
スーシェフ
サービスは
ワインに詳しいシェフの奥さん。
これで店を回しているのだから
なかなか大変だと思う。

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これはGQの取材のために
作ってもらったカキ料理。
この取材のときは
長い風邪で死んでたなあ。
へんなことを思い出すのである。


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2013年1月28日 (月)

エメラルドマウンテンのここだけの話

コーヒーがちまたで
話題になっているようだが
僕は昨年
コロンビアにコーヒーの仕事で出かけた。
ジョージア・エメラルドマウンテン」で
知られる
エメラルドマウンテンを現地まで観に行ったのだ。
エメラルドマウンテンとは
コロンビア産のコーヒー豆。

中米から南米にかけては
コーヒー豆の一大産地で
いまもブラジルは世界一の量を作っている
(2位はベトナムらしいが)
コロンビアも高地なので
比較的冷涼で
雨を好むコーヒーにとっては
理想的な土地柄。
そこで作られている。

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マニサレスというボゴタから飛行機で1時間の農地

有名なコーヒー豆は
カトゥーラとかゲイシャとかあって
これはグルメコーヒーあるいは
クオリティコーヒーと呼ばれて
日本でもけっこう高値で販売されている。

そしてもうひとつが
エメラルドマウンテン。
上記二つとの違いは
エメラルドマウンテンは
コーヒー豆の種類でなく
ブランドである点だ。

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収穫したてのコーヒー豆はこんな色

その味は
コロンビアコーヒーに特有とも聞くが
酸味がはっきりしていて
日本の喫茶店のコーヒーを
まず思わせる。
だから日本人は好きだろうと思う。
ミディアムローストにして
熱めのお湯で
やや薄めにいれるのが僕の好みである。

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実をとって乾燥させるとおなじみの色に

コロンビアで僕は
コーヒー農家
コーヒー豆を集めて選別する会社
輸出会社などを訪れた。
じつに貴重な体験をしたわけだ。

専門家に話しを聞くと
コロンビアには82におよぶ
マイクロクライメートがあるそうで
コーヒー豆にも
かなりの多様性があるらしい。
そのなかで
コーヒーの輸出会社は
自分たちの儲けもさることながら
農地が1ヘクタールに満たないひとが
約7割のコーヒー農家の
収益性をあげるための努力を重ねてきている。

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FNCは超大手企業で優秀な技術者も多い

そこで考えられたのが
エメラルドマウンテン。
コロンビアの豆のなかから
一定の味を決め
大きさ
色など厳選することでプレミアム感を出した。
コロンビアはエメラルドの産地であり
またアンデス山脈があるので
この名前にしたそうだ。

ブランドで有名なのは
ブルーマウンテンだが
あちらがワインのように
区画などが定義されているのに対し
エメラルドマウンテンは
ブレンド技術をウリにしている。

かつてはカトゥーラといった豆をブレンドしたが
15年ほど前から
カスティージョ博士が改良した
カスティージョという豆が
エメラルドマウンテンの中核になっている。
大きさや色や香りや味を
厳密に定義していて
コロンビアで産出される豆の
1パーセントとか2パーセントとかの
希少性もセリングポイントになっている。

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選別の風景(視認も重要とか)

カスティージョのよさは
コーヒー豆が影響をうける
サビ病に強いのと
収穫量の多さ。
肥料をあげる回数も
カトゥーラより少なくてすむので
農家の負担が小さい。

とくにここ数年
コロンビアは海水の表面温度が低く
冷害をもたらす
ラニーニャ現象に襲われており
コーヒー農家も大打撃をこうむっている。
そんなときも
カスティージョはほかの品種よりずっと
生育が安定しているらしい。

いまは第6世代まで改良が進んでいる。
「味が安定して
カトゥーラと肩を並べるまでになった」と
輸出会社である
コロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)の
担当者は語ってくれた。

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カッピングというテイスティングの現場

選別の光景をみていると
じつにていねい。
重さを機械で
色も光学的センサーで
そして最後は熟練した職人が目でみて
味わって、と細かい。
この豆をコカコーラは
ジョージア・エメラルドマウンテンに
使っているのだからぜいたくな話しだ。

コーヒー豆には
このようにいろいろなストーリーがある。
それが魅力のひとつになっているのだろう。

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日本式ピザの復権

24日に発売になった
UOMO」(集英社)の「ガチメシ」は
ピザの巻。
ピッツァではないよ
アメリカ式のピザ。

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登場してくれたのは
西巣鴨の「アッシャゴ」(上)と
かたや
大井町の「オリガノ
2軒とも店名が変わってる。
どうでもいいことだが。

じつは僕もたしかに
ピッツァより
縁までソースが載っているピザのほうが好きだ。
小麦粉の製品を食べる
イタリア式ピッツァとはだいぶ違う。
なじみがあるせいなのか
ラーメンと
中国そばの違いというような
独自の発展系が日本のピザ。

いまは
イタリア勢に押されている感があるが
きっとアメリカ/日本勢が
そのうち巻き返す可能性おおありとみた。
なにしろ
今回食べてみておいしかったからね。
誤解をおそれずにいえば
イタリア式のように
食材や製法に手間ひまかけずに
一般ウケするものが作れるのも
日本ピザの強みであるな。

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薄く小さく作るのが流儀、という
アッシャゴのマスター。


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2013年1月24日 (木)

帝国ホテルで最新フランス料理

食のことを書いていて
なにが楽しいって
食事会へのご招待かも。

先日は帝国ホテルから
帝国ホテルタワー地下1階の
ラ・ブラスリー」で
27日(日)まで開催中の
ル・ロワイヤル・モンソー・ラッフルズ
パリ・ウィーク
」の
事前試食会にご招待いただいた。

これは
パリの同ホテルの
ラ・キュイジーヌ」の味を東京で、というもの。
ローラン・アンドレ総料理長が来日し
日本の食材などを使いながら
世界中にファンの多い
「ラ・キュイジーヌ」の料理でいて
かつ
いまここでしか食べられない料理を
提供してくれるのがミソだろう。

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食事は「たらば蟹のアミューズ」からスタート。
グラスの下にはナスを使ったクリームが入っている。
ナスをすりつぶすというと
アラブにあるババガヌーシュが知られているが
さらにしっかり濾している。
淡泊でいながら
蟹の濃厚さがきわだつ仕上がりだ。

前菜は「筑波鶏とフォアグラのプレッセ
鶏もフォアグラも
生で重ねて型に入れ
50度Cの低温調理で火を通して仕上げてある。
薄いスライスだが
香りがいまも思い出せるほど濃厚。
これをトーストしたブリオッシュとともに。

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中央にはアーティチョーク。
オイルづけと生と
2種類の香りと食感が味わえる。
初夏を先取りしたような気分になる。
メインは
石巻産ヒラメの蒸し物、黄色ワインソースで

厚切りにしたヒラメに焼き色をつけたあと
フュメ・ド・ポワソンとともに真空調理
そこにジュラ地方名産の「黄色いワイン」
バンジョーヌに
フュメ・ド・ポワソンなどを合わせたソース。
やはり淡泊なのだが
味わいに奥行きを感じるのは
魚のうまみをしっかり活かしているからだろう。

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そしてデザートはこれ。
メレンゲのスフェール(球体)
なかにオレンジのエスプーマと
クリームが入っている。

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スプーンで思い切り割って食べる。
興奮して割った状態で写真撮るの忘れた……。
柑橘類の香りに目が醒める。

これはプレス向けの特別なメニューとのことで
ランチ(5000円~)と
ディナー(8000円~)は
また別のメニューが楽しめる。

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ローラン・アンドレ総料理長

日本のフランス料理とは
だいぶ距離感があるので
食べてシェフと話しをすると
きっととてもおもしろい体験になると思う。

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2013年1月23日 (水)

サロン・デュ・ショコラ

チョコレートの話しをすると
「男性でめずらしいですねえ」と
言われることがある。
今日から28日まで
伊勢丹新宿で開催の
サロン・デュ・ショコラ」の
レセプションが昨日あったが
たしかに男は少なかった。

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これはフランスを中心に
40人以上のショコラティエを集めて
彼らのチョコレートを展示即売するイベント。

これに行かないと
年が明けた気がしないという
甘いもの好きの女性もいるぐらいだ。
僕はチョコを買い込むというより
傾向を見て
ひとに会うのが楽しい。

たとえば今回は
故ベルナール・ロワゾー(グランシェフ)の
夫人と娘さんが
ベルナール・ロワゾー」ブランドの
チョコレートともに来日していたので
会えたのが嬉しかった。

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で、こういうイベントだと
ここを先途とばかり
僕もチョコレートを買ってしまうのだった。
これはベルナール・ロワゾーのボンボンショコラ。

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さらにないかと物色していたところ
ちょうど会場で
スウィーツライターの瀬戸理恵子さんと会ったので
あれ買うべしこれ買うべしと
教えてもらうことが出来た。
これは楽しい。

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最後は会場を映画館に移し
壇上にショコラティエたちがあがって
オープニングセレモニー。

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伊勢丹はすごいなあと
あらためて感じさせる演出で
終わった。
というよりこれから始まるわけだ。

ボンボンショコラ意外に高いが
チョコレートはそもそも高いものである。
だから会場では
めったに食べられない
チョコレートということもあり
えいやっという気持ちで
買い集めるといいと思う。

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2013年1月20日 (日)

イラン式料理本

食にまつわる映画は
思いのほか多い。
最近もいろいろ公開されている。
僕も
興味ある食の映画がいくつもあるが
ついつい
ロードショーで見逃してしまう。
そのうちの1本
イラン式料理本」をこのあいだ
ようやく観ることが出来た。

テヘランの
モハマド・シルワニ
2010年に制作した
一種のドキュメンタリー。
イラン女性が料理を通して
家族や社会をどう観ているか
インタビュー形式でつづられた映画で
この手があったなと
思わせるアイディアの勝利だ。

イランの女性はたいへんなようで
つねにひとを呼んでくる
夫や家族のために
ずっと料理を作らなくてはいけない。
それでいて
5時間かけた作った料理を
「1時間ぐらいで作ったのか。
もしそれ以上時間がかかったというなら
手際が悪いんだ」と言われる
かわいそうな女性もいれば
逆に
「料理なんかに時間かけていられないわよ。
レトルトで充分でしょ」という
ツワモノもいる。

淡々としているが
日本だったらどうだろうと
考えながら観てしまう。
ヒットした理由がわかる。

最後に字幕で
「手際が悪い」と言われた
監督の妹は
その夫とのちに離婚し
「レトルトで充分」と言った
監督の妻と
本人は離婚した、とでる。

男性だって作ればいいだろうと
思わないでもないが
そのときの字幕は
映画のなかで
もっとも観客から拍手を受けていた。

でもあれは
いわゆるいい時代のテヘランなのか。
モハマド・シルワニは
すこし前に
イラン政府の圧力により
創作活動を休止するという発表をしたが
どうしているだろうか。

さらにいまは
核開発をめぐり
さまざまな国から
経済制裁を受けているのがご存知のとおり。

昔から
文化性の高さなどでも知られているだけに
この映画を観て
いろいろな意味で
ものごとがいい方向へと
進むことを祈るわけだ。
国内ではいい映画人など大事にしてほしい。

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2013年1月19日 (土)

グーグルでタイ料理

先日出かけた
グーグル食堂(本当はCafe Enというらしい)。
30階のほうは
毎日テーマがあるらしく
このときはタイ料理。

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右の皿にはソムタム(青いパパイヤのサラダ)も

パッタイや
トムヤムクンや
ゲーンキョワーン
さらにコリアンダーライスなど
一般に人気のあるタイ料理が
ブッフェ形式で並んでいた。

入り口では
強面のガードマンが
「入館証明書を」と誰何している。
以前はタダメシのために来るひとも多かったとか(笑)

僕もタダメシのために出かけた
わけではなく
打ち合わせだったのだが。

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2013年1月18日 (金)

ジョンカナヤのチョコレート

この季節は
いわばチョコレートの季節。
バレンタイン商戦を前に
新店オープンや
新作発表やら
レセプションが相次いで開かれる。

タイミング的に
行けないものもあるのだが
このあいだは
運良く
ジョンカナヤ恵比寿」という
チョコレート専門店の
オープニングに出かけた。

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先輩たちには
なつかしい「ジョンカナヤ」(西麻布)の
系譜に連なるというか
鬼怒川金谷ホテル(同じ系列)で出している
チョコレートなどを販売している。

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りっぱな高級店のおもむきで
けっこう高い詰め合わせもある。
ショコラティエは恵比寿でなく
両国に作業場を持っているそうで
そこでクーベルチュールも作っているそうだ。

上手だなと思うのは
チョコレートで果実や木の実を
コーティングしたレコルテ」なるシリーズ
素材の風味がきちんと活かされていること。

また
抹茶やきなこの風味のものも
うまく両立している。

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僕はオリーブの実を
コーティングしたチョコレートを買った。
これは甘すぎず
またチョコレートとオリーブの実の
マッチングが
いままで知らなかった味を生んでいる。

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2013年1月16日 (水)

流れるのはよい

意外にも雪が残って
安全策で
道が通行止めになったり
電車が止まったり
いまでも
スクールバスが運休したりしている。

それで思ったのだが
日本の当局はなにかあると
すぐ”止める”。

それが交通はとにかく”流す”という
考えの欧米と好対照だ
もうひとつ
「お国柄だなあ」と僕が思っているのが
フランス。

交通をワインにたとえているのがおもしろい。

順調は「Fruide」(流れる)
渋滞は「Buchon」(コルク栓)。
それだけでも
流れることをよしとする
考えかたがわかるというものだ。

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2013年1月15日 (火)

GMOか原発か……

昨日
包括的な視野の必要性について
触れたが
たとえばいまさかんに
言われている
原発に代わる
再生可能エネルギーによる発電では
バイオ燃料も使われる。

バイオ燃料にはいろいろあるが
穀物からエタノールを抽出するのも
有力な方法で
これには大豆やトウモロコシが使われる。
そこで食料でなく
工業用にこれらの作物が育てられ
人間は飢えるという問題が
たびたびリポートされている。

脱原発して
再エネの必要性を説くのはいいが
GM(遺伝子組み換え)大豆や
GMトウモコロシが
作られていることの是非には触れない(ことが多い)。

GMO(遺伝子組み換え作物)もいやだし
原発もいやで
かといって
経済が停滞するのもコマる……
こんなひとが
ちゃんとした答えを持たないといけないわけだ。

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2013年1月14日 (月)

モンサントの不自然な食べもの

渋谷アップリンクまで
映画「モンサントの不自然な食べもの」を観にいった。
フランス人
マリー=モニク・ロバン監督による
2008年のドキュメンタリーだ。

僕の仕事のテーマは食べ物なので
興味のある分野だ。
映画で扱っているのは
GMO(遺伝子組み換え作物)の種子(と農薬)で
知られるグローバル企業
モンサント。

「伝統的な農業経済に
工業的な農業システムを
押しつけることは、
生物的・社会的資本を
積極的に破壊することになり、
大地の上で働くことに
その根をもつ
文化的アイデンティティを
消滅させます」

こう語ったのは英国の
プリンス・チャールズだ。
また同時に下記のようにも言っている。
「ある特定の状況では
”小さいことはつねに美しい”」

観おわっての感想のひとつは
GMOは原発とよく似ている、ということだ。
受け入れる受け入れないに関して
最大の問題は
為政者が包括的かつ長期的なビジョンを
欠いている点にあるようだ。

観おわって外に出ていたら
思わぬ積雪でびっくりした。

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2013年1月13日 (日)

ダイアナ・ヴリーランドおもしろい

また仕事の話しでないのだが
このところ
映画館にたて続けに通っている。

まず観たのが
ダイアナ・ヴリーランド」。
1963年から71年まで
ヴリーランド(89年没)が編集長を務めていた
アメリカVOGUEがおもな舞台になっている。

そんなに長い映画でないが
よく編集されていると感心する。
映像のつなぎ方がうまいし
ヴリーランドの業績も
うまく紹介される作りだ。

音楽も気が利いていて
最初はストーンズ
「She's a Rainbow」
ラストはボウイの
「Lady Grinning Soul」

歌詞もぴったりで
ボウイの「アラディンセイン」の中では
小品だなあと思っていた曲も
冒頭の歌詞が
涙の出るほどうまく合っている。

僕はこのところ
コンデナストで仕事をしてきたが
GQ編集部の4階下に
ヴォーグ日本版編集部があり
社内メールでは
「Anna Wintourが……」なんていうのが
ふつうに飛び交っているのを
いまさらながら
感心したほどだ。

60年代のVOGUEの黄金時代の
誌面もすばらしい。
無名だったローレン・バコールを起用して
さらに女優になるきっかけを作ったとか
ジャッキー・ケネディに
夫の大統領就任式に着る服をアドバイスしたとか
マノロ・ブラニクに靴をデザインするよう
アドバイスしたとか
そんなヴリーランドをめぐるエピソードが
本人たちの証言などを元に
どんどん出てくる。

メトロポリタン美術館の衣装部門の
ディレクターになってからの
エピソードも画像がいっしょなので
かなり楽しい。
映画としてよく出来ているので
日本の編集者をモデルに
こんな作品があってもいいなと思ったほどだ。

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2013年1月11日 (金)

朝日でハーレー

さきごろオープンした
朝日新聞の「&M」というサイトで
自動車コーナーを担当している。

第一回目は
編集部からもらったお題で
「いまモーターサイクルの人気が復活している」。
どうなんだろう……と思いながら
二輪メーカーに
どうなの?と電話で問い合わせると
どこも
「そうであることを切に願ってますよ(苦笑)」という
答えだった。

しかし販売店に取材すると
ある層では確実に人気が定着しているし
場合によっては顧客が増えているとのこと。
どういうことかというと
「50代でいまを逃すと
もう乗れなくなってしまうかもしれないという
お客さんが買いに来ている」そうなのだ。

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これはハーレーダビッドソンの話し。
実際に店頭で
でかいツーリング用モデルを眺めていると
そのムラムラっとくる気持ちと
年齢に対する焦りがよくわかる気がする。

「最初は883など
手軽なスポーツスターから始めようかなと
おっしゃるお客さんもいますが
本当に欲しいモデルがあるなら
回り道しないで
それを買うのが一番です」と
さきと同じハーレーダビッドソン新宿の
店長が教えてくれた。

それはそのとおりだと思う。
ポルシェ911が欲しいなら
マツダロードスターや
ケイマンから始めないで
本丸を攻めたほうがいいのと同じだ。
免許とりたてでフェラーリはやりすぎかもしれないが。
でもいまはATだから大丈夫なのかな。

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2013年1月10日 (木)

白隠の楽しみかた

いま渋谷の
bunkamuraザミュージアムで
開催中の
白隠展」の取材をした。

取材相手は
白隠研究の第一人者で
花園大学国際禅学研究所で
副所長を務める芳澤勝弘氏。

白隠は
江戸中期のひとで
すたれていた
臨済宗に生命を再び吹き込んだ
中興の祖として知られている。

同時に
達磨などをモチーフにした
独特の禅画をなんでも数万点残していて
国際的なコレクションの対象にもなっている。

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そのへんの話しを中心に
いまも白隠は
どんなところがすごいんでしょう、と
芳澤氏にインタビューをした。

じつは芳澤氏の著書
「白隠」(中公新書)や
新刊の「白隠禅画をよむ」(ウェッジ)などを読むと
白隠の画は
賛(画につけられた文章)と
切り離して鑑賞は出来ず
そこには禅的なメッセージがこめられていると
書かれていて
”白隠の画にはいいものもあれば
あれでいいのかなあ、と思うものもあるな”などと
思っていた僕など
蒙が啓かれる思いの好著である。

なのでインタビューは
時間制限もあった関係で
いろいろ追認というかたちになってしまった。
ひとつおもしろかったのは
「上野でこの展覧会を開きたいという
声もあったが
私はぜったいに渋谷が向いていると思った」という発言。

白隠も物質主義的になっていく
江戸中期になって
市井のひとびとを相手に
禅の教えを一所懸命説いたので
それと関連性が見いだせるからということのようだ。

展覧会では
各作品の解説がかなり抑えめで
少しもの足りない。
芳澤氏の(独断も混じった?)作品解説を
事前に読んでおくと
とても楽しめる。

すべてのひとを救済しようという
禅師としての使命をまっとうすべく
さまざまなひとに向けて
絵を描き
そこに禅宗のメッセージを込めたのが
白隠の禅画。

ナゾを読み解く
知的な楽しさがあるものだし
そのメッセージは
日本人だと意外にピンとくると
僕も思う。

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2013年1月 9日 (水)

シーザーサラダ再発見

仕事と全然関係ないけれど
今年早々と印象に残った料理について
書いてみたい。
それがシーザーサラダ

なにをいまさら感があるが
溜池のANAインターコンチネンタルホテルで
「へえ見直した!」と
感心したからだ。

シーザーサラダとは
メキシコで考案されたサラダだ。
ロメインレタスを使い
卵やアンチョビは好みで
ドレッシングには
レモン汁やオリーブオイル
それにウスターソースを使う、らしい。

ウェブスターの料理事典の記述だが
ウィキをみると
1924年にイタリア系の料理人である
シーザー・カルディーニが考案したので
この名前がついたとある。
ほんとうか?

僕はこれまで
どうもこのサラダがうさんくさいと感じていた。
なんというか
クルトンが多すぎたり
ロメインレタスでなく
レタスだったり
時としてそれがしなっとしていたり。

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フツーのサラダに飽きた客に出す
キワモノ的サラダのようにとらえていた。
しかしこのあいだ
ANAインターコンチネンタルホテル
ザステークハウスで食べた
シーザーサラダには
蒙を啓らかれた思いだった(オオゲサ)。

シェフのオリジナルレシピが加えてあるようだが
なにがいいって
まずは生ニンニクをたっぷりと使った
フレイバー。
生のニンニクを銘々の皿にまず塗る。
これが後で鼻腔を刺激して
食欲をかきたててくれる。

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その次にはサービスの仕方。
眼の前でウドゥンボウルを使い
手さばきもよく
サラダを作っていってくれるのだ。

係によって違いはあるだろうが
僕のテーブルに来たひとは
そのあいだいろいろオシャベリをする。
そして規定量のロメインレタスが
足りないと見るや
すかさずオーダーする。

2名ぶんオーダーしたところを
注文をとる別のサービスが
1名ぶんと書き間違えたのが原因だが
そこは作るひとには
知るよしもない。
たんにもっとあったほうがいいだろうと判断しての
ロメインレタスの増量。
こういうところもいいねえ。

愉快でないのは
唯一価格で
一人前1600円もする。
でもこれ
意外に病みつきになる。

そこで母校も思ったのだが
そういえば最近
サラダに新機軸が出ていない。
サラドニソワーズ(ニース風サラダ)とか
野菜をアンチョビの温かいソースにつける
バーニャカウダとかあるが
20年前の話しだ。

家人は
RF1のようにサラダとおかずを合体させた
テイクアウトがデパで人気なので
そういうふうに進化したのでは、というが
なるほどそれも一理あるかも。
僕はかつて
新しいサラダを若者に浸透させていった
ファミレス文化の衰退も
影響しているのではないかと思うのだが。
新しいサラダ
出てきてもいいよなあと思う。

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2013年1月 8日 (火)

クライスラー300の驚き

クライスラー
新型300に乗ったら
ドア開けたときに驚きが。

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こんなふうに
ライトベージュの室内に
ブルーのメーター照明が
きれいに映えている。
自動車の演出のひとつは
こうやって
ドアを開けた瞬間だということが
よくわかっている。

僕はもっと
このての演出が多くてもいいと思うが
意外に?自動車メーカーの
デザイナーたちはマジメである。
みな機能優先。

たしかに
オーナーになると
スイッチのクリック感とか
手触りとか
そういうのが上質なのが
嬉しいものだけれど。

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3.6リッターV6の後輪駆動で398万円から

ところで300
意外にもエンジンを回して走るタイプ。
重厚感があって悪くない。
スタイリングは
これまでのほうが好きだが
いまオーナー企業のフィアットの
イメージ戦略にのっとった
デザインなんだろう。

アウディの大きな
シングルフレームグリルで
高級車の世界は
かく乱された感がある。
アウディを超える
インパクトと
統一感を、と必死なような気がする。

シングルフレームグリルは
自動車史に残るデザインだと思う。
それもいま
アウディは変革しようとしているわけだが。

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2013年1月 6日 (日)

ケーキ食べたい

3日ほど正月休みがあると
ケーキが食べたくなるのが不思議である。
そういえば
クリスマスのときは
グーグル・ハングアウトの仕事で
来栖けい氏に依頼して
ガチャピンムックと一緒に
クリスマスケーキを選んでもらった。

パティスリー・リョーコ
スリール
パティスリー・カーバンソン
アンプティパケ
エコールクリオロなど
候補を10軒あげてもらった。

意外なことに
12月20日ぐらいだと
まだクリスマスケーキが
完成していない店が多かった。

「どこのクリスマスケーキがいいかと言われても
毎年変わるものだから
事前に店名を言うのはムリなんですよ」とは
来栖けい氏の弁だが
なるほどたしかにそういうものらしかった。
ケーキ屋もラクでないな。

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こちら「アンプチパケ」(荏田)のもの

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2013年1月 5日 (土)

TRSTATEへ

友人の松山両三氏が始めた
洋服店
TRSTATE(トルステイト)」へ。

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渋谷区神宮前5-47-10/03-6427-7707

パンツを購入した。
これがなかなかよい。

スーツを中心とした
正統派ファッションに加え
リーバイスなど
アメリカンカジュアルの衣料も手がけるといい
いいものがいろいろ置いてある。
40代以上の男向けの店だ。

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4日から営業開始とのことで
ついでに
いっしょに表参道近辺で
ランチをと店さがしをしたが
今日が築地の初競りだけあって
休みのところばかりで
やや難民化した。

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2013年1月 4日 (金)

SLKのAMGはやりすぎ

去年12月はほぼ1カ月
風邪でダウンしていた。
おかげで忘年会も欠席
試乗会も欠席……。

そのツケの払いに追われそうだ。
メルセデスベンツの試乗会も
僕は風邪で当日キャンセル。
そのため
改めて広報車を借りだした。
借りたのは
SLK55AMG

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1090万円

SLKはいろいろ乗っていたが
AMGバージョンは初めて。
2012年12月いっぱいで
広報車が引退というので
急いで借りたのだった。

前にも書いたが
僕はいまのAMGがとても気に入っている。
車種によっては
まったく別ものというぐらい
よくなる。

ただしSLKは
3.5リッターV6という
大きなエンジンを載せているモデルもあり
AMGは
目からウロコというより
ただただ贅沢なクルマという印象だった。

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コンパクトといっても金属ルーフなどで1.6トン

お金がたくさんあって
使途に困っているひとにはいいだろう。
でもそういうひとにはSLがある。
となると
2013年に導入予定の
MT仕様の軽快なモデルが
2シーターのコンパクトオープンである
SLKにはよりマッチするかもしれない。
価格もベースモデルである
SLK200(525万円)より下回るようだし。

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2013年1月 3日 (木)

クライスラー・イプシロンで思うこと

新春とは関係ないが
去年書ききれなかった
クルマの話題がいろいろたまってしまった。

暮れに乗ったなかで
印象ぶかかったのが
クライスラー・イプシロン
ベースは
フィアット500。
イタリアでは
従来どおりランチアブランドで販売されるようだが
フィアットがいまクライスラーの親会社になったので
ブランドが(日本では)変わった。
伝統にのっとってというべきか
スタイリングに特徴があり
乗っても好ましいクルマだ。

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価格は235万円からとそう安くはない

とくに僕が感心したのは
ハンドリング。
ハンドルを切ったときの動きが
まことに気持ちよい。
キビキビと走る。
昔のアルファロメオのように
ネガティブキャンバーが強いのかと思ったりもする。

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変速機はシングルクラッチのセミAT

エンジンは990ccの2気筒で
ターボチャージャー装着により
1900rpmで145Nmの最大トルクを発生する。
なので500と同じだが
意外に力がある、
ほとんどの場合
力不足感はないだろう。

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こちらは「プラチナ」(260万円)という仕様

スタイリングは
僕は個人的にいまひとつ惹かれないが
(けれん味というか
差異化のための差異化というきらいがあるが)
どのクルマも
おたがいにそっくりである必要はないだろう。

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後席はおとなも乗れるがヘッドルームが窮屈

パッケージングが重要ゆえ
どうしても似てきてしまう
小型車の分野で
ここまでスタイリングに突出したありかたは
評価してもいいと思う。

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2013年1月 2日 (水)

3シリーズのディーゼルエンジン

去年乗ったクルマの
総括をフェイスブックで書いていた
自動車ジャーナリストの知人がいる。
それを読んでいて
”ブルータス、おまえもか!”と思ったのは
BMW320dという
ディーゼルエンジン搭載モデルの評価だった。

その知人は
「どう評価していいかむずかしいクルマ」と
書いていた。
じつは僕も同じような意見で
このクルマについて
原稿を書くのが難しかったことを
よくおぼえている。

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ガソリンの320iが450万円に対して470万円~

BMWは以前からディーゼルエンジンに力を入れていて
(欧州のメーカーは
フェラーリやアストンやランボルギーニなどをのぞき
たいていそうだが)
昨今日本市場にも
ディーゼルエンジン搭載車の導入を
積極的に進めている。

たいへんよく出来たエンジンで
低回転域からトルクがあるのは
ディーゼルエンジンだから当然として
5000rpmまで軽々と回るという
ディーゼルらしからぬ特長まで持つ。

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320dは
ようするに
あまりによく出来ていて
どう特徴をとらえていいか
よくわからないのだ。

燃費は
とばして
山道も走って
リッター13kmを超えるから悪くない。
ふつうに走っているだけなら
(エンジンを回す必要もないから)
もっともっと燃費はいいだろう。

そしてもうひとつ
原稿を難しくしているのは
欠点もちゃんとあることである。
それはシートの座り心地や
リアサスペンションの設定
(ドシンバタンとする)。

つまり手放しでホメるのもむずかしい。
結果
ディーゼルエンジン搭載という点では
勧めたい気持ちが強いが
クルマとしてはいまひとつ
洗練性が高くない。

ひとつだけ言えるのは
3シリーズが好きなひとには
絶対お勧めできるということだ。

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2013年1月 1日 (火)

新年からチョコレート

あけましておめでとうございます!

子どものときは
テレビが楽しみだったが
おとなになると
観るに値いするものがなにもないな。

うまいワインとかチョコレートとか
そういう楽しみぐらいしかない。
それでちょっと強引にチョコレートの話しだが
いま出ている「Nile's Nile」で
チョコレートの取材をしたのだった。
メインは
国立科学博物館で開催中の「チョコレート展」を
題材にして
チョコレートの歴史について触れるというもの。

しかしこの展示がひどいのだ。
「観なくていいのでは」と
知人の料理研究家に言われていたとおりだった。
観にいくひとがいると悪いので
ちょこっと書いておくと
視点がはっきりしておらず
最後は大手製菓会社の製品が並んだ
売り場がドーンと登場して愕然とする、と
そんな内容。

本当のチョコレートとはなにか
うまいチョコレートとはなにか
体温より低い温度で溶けるからこそ
チョコレートの至福の口どけがある。
でもそれに対して
ハーシーやm&mといった
米国企業は
中東の砂漠の温度でも溶けない
製品(チョコレートとはあえて呼ばないが)を開発して
軍への納入を競ったとか
そんな負の歴史も勉強することが出来た。

チョコレート職人である
ショコラティエは
クーベルチュールを自分で作らなくていけない、とは
よく言われることだ。

クーベルチュールとは
カカオ豆から皮をとりのぞいて粉砕した
カカオマスに
油脂分であるカカオバターと
砂糖をいれてこね合わせたもの。
これがチョコレートの基本。

「これを作らないと
ホンモノとは言えないけれど
いまは買っているひとが多いですね」とは
友人パティシエール談。
外国の大量生産チョコレートにしても
もちろんアメリカや日本の大手製菓会社の
安いチョコレートでも
「カカオバター以外の油脂は使わない」といった
国際規格は守られていない。
だからおいしくない。

そういうことは
チョコレート展ではわからない、と断言してしまおう。
ひとつだけ意外だったのは
僕も好きな「テオブロマ」の土屋公二シェフが
同展で講演したことだ。
ホンモノ指向の土屋氏が講演するぐらいなら
意外に観どころが?と思ったが
開催者は
「この展覧会を痛烈に批判なさっている
土屋さんが
なぜ講演をしてくださるか
よくわからないんです」と苦笑していた。

いまにして思えば
その講演聴いてみたかった!
「テオブロマ」の広尾店は去年夏に閉店。
みんなでホンモノのうまいチョコレートを食べて
応援してあげなくては!と
年初に思うのだった。

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