« 2010年5月 | トップページ | 2010年7月 »

2010年6月28日 (月)

テスラという未来

米国パロアルトは
シリコンバレーとして知られているが
ここで自動車が作られている。
テスラという電気モーターで走るスポーツカーだ。
創業者はペイパルの社長。
クルマはさすがに
プロが設計し
プロがデザインし
プロが製造しているが
企画から販売までわずか3年という速さ。
先日このテスラ・スポーツに試乗した。

Dscf8577_2

コンパクトな2人乗りだが目立った

その際
テスラ・モータースのおもしろさを
いろいろ聞くことが出来たので
テスラ・ジャパンの代表を務める
ケビン・ユー氏の談話を
一問一答のかたちで紹介しよう。
--車名はどこから?
「イタリアの科学者
ニコラ・テスラからです。
エジソンと共に働いていたこともあります。
エジソンが直流を追求したのに対して
いっぽうテスラは交流。
電気(製品)の父ともいえる
テスラの名を
社名にもらいました」

Dscf8594_2

室内はタイトに作られている

--そもそもクルマとは縁のない業界出身の
人たちがテスラ・モーターズの中核を
占めているそうですね。

「CEOのイーロン・マスクはIT出身。
ペイパルを興したひとです。
e-Bayに会社が買収された際に
独立して
宇宙事業であるSpace-Xと
電気自動車のテスラ・モーターズを創設しました。
マクラーレンF1に乗るなど
もともと自動車好きではありました」
*このマスクという人は南アフリカ出身で
いま最も注目されているビジネスマンのひとりだ。
映画「アイアンマン」で
ロバート・ダウニーJrが演じる主人公も
マスクがモデルだとウィキペディアにあった。
本当だろうか。
さもありなんとも思わせる。

Dscf8624_2

ボタンで走行モードを切り替える

--電気自動車の中には
ハッチバックもあれば
ミニバンも
いろいろなボディがありますが
スポーツカーを選んだのはなぜですか?

「パフォーマンスのよさを体験していただくことで
電気自動車でも
メインストリームになれることを
示したかったからです。
米国いがいで日本に最初に輸出をしたのは
環境に真剣に取り組んでいる国でありながら
消費者は
スポーツカーの楽しさも知っていると
判断したからです。
(運転という)楽しさを味わいながら
環境にいいことも同時にやるというのが
テスラに乗る価値だと理解してもらいたいです」
--車両価格が1800万円超と高価ですね
「ボディはカーボンファイバー製で軽量です。
市販スポーツカーの中で
カーボンファイバーのボディを持ったクルマというと
エンツォ・フェラーリ
ランボルギーニ・ガヤルド・スーパーレッジェラ
レクサスLFAぐらいですよね。
価格は4000万円から上というかんじです。
それに較べれば
テスラ・スポーツはバーゲンですよ」

Dscf8801_2

乗らない時はこのように充電

テスラはゴーカートのように速い。
ロールはほとんどしない。
しかも走行には2つのモードがあり
キーをさらにひねると
パフォーマンスモードに入り
さらに鋭い加速を見せる。
こういう感覚が電気自動車のおもしろさなのだろう。
日本でもすでに納車がはじまっている。

Dscf8809_2

どんなクルマより鋭い加速だった

| | トラックバック (0)

2010年6月23日 (水)

ランチ1週間その215

先週のランチ報告です。
月曜日は取材と取材の合間に。
六本木ヒルズで
ひとに会う前
カフェ・シンガプーラ」が
眼の前にあったので
ラクサヌードル(1280円)。

Dscf8796_2

ブラックカレー(小)がついてくる。
シンガポール独特の料理で
ココナッツの風味が効いた
ほんのり甘く
そして
わずかにスパイシーなスープに
コシのある麺が入っている。
ブラックカレーのほうは
あまり印象に残る一品でなかった。
火曜日は撮影のあと
洗車を待つあいだ
ガソリンスタンドの裏手にある
バー「Rooster」でタコライス(850円)。

Dscf8877_2

客は僕しかいなかったが
大きなモニターでW杯
日本×カメルーン戦のビデオが
大音響で流れ
しかも終わったかと思うと
またスタート。
頭痛がしてきた(苦笑)。
水曜日は渋谷「Green Grill」で
パスタランチセット。

Dscf8879_2

10種類の野菜(比較的珍しいものが多い)を
サラダバー形式で
そのあとカポナータなどの前菜を3種類
好みのものを取り分けてくれるスタイル。
女性がひとり
野菜の説明をしながら
とってくれる。
忙しいとイライラするかもしれないが
説明は丁寧で
好感がもてる。
パスタはカツオとトマトソースというので
どういうものかと思っていたら
なまり節のスライスというかんじで
大きく載っていた。

Dscf8883_2

残念ながら
ここまでしっかりと魚の香りがすると
いまひとつ喜んで食べられない。
好きなひとにはいいのでしょうが。
木曜日は取材で小淵沢に。
そこで「ホースクラブ・ディンプル」という
英国式ライディングを教えてくれる
乗馬クラブで話しを聞いた。
流れでそこのレストランで
どういうわけか餃子。

Dscf8940_2

大きな餃子で
これが人気なのだそうだ。
皮が水餃子も作れそうなぐらい
しっかりしたもの。
ご飯が余って困りました(苦笑)。
金曜日は
打ち合わせを兼ねて
帝国ホテル「パークサイドダイナー」で
サンドイッチ。

Dscf8955_2

ツナとチーズ
ハムとタマゴ。
こういうものがうまい。
いちどここのチョコレートシェイクを飲んでみたいと
ずっと思っているのだが

| | トラックバック (0)

2010年6月21日 (月)

夏は冷やし麺

夏になると
冷やし麺というのが
通り相場のようだが
冷やし麺は
いつ食べてもうまいよね。
今週の週刊ポスト
うまいもの探偵団のお題が
冷やし麺だったので
僕は小洞天の「冷やししぐれそば」をとりあげた。
グットドールクラッティーニの桃のスパゲティとか
よし田の冷やしコロッケそばとか
冷たい麺には好きなものがいろいろあるが
ボリュウムと値段からいったら
冷やししぐれそばがイチバンだろうと思った次第。

Dscf8021

これは担々麺をイメージしながら
和風の出汁を和えた一品。
もともと10年ぐらい前に
大手町ファーストスクエア店で
まかないとして食べられていたものだとか。
でもここでしか食べられない。
それは
「作り方が面倒くさいので
他店ではやらないんです」
そう教えてもらった。
鶏ガラでとった毛湯と
かつおぶしとしょうゆの出汁を合わせ
そこに自家製ラー油などを入れる。
しぐれそばの名前の由来は
しぐれ煮ふうに仕上げたブタ肉ゆえ。
上にはクラッシュしたピーナッツをちらし
最後に揚げた焼きそばを
デコレーション。

Dscf8014

千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエアビルB1

パリパリ・プチプチと食感もよく
味わいも適度な酸味があり
こってりとあっさりの中間。
かなり人気のメニューのようだ。
「みんなこれを注文なさるので
一時期
冷やしそばを売るため
メニューから隠したことがあります。
そうしたら売上げが落ちました」と
同店では話しているほど。
こういうふうに
工夫のある料理はおいしい。

Dscf8012


| | トラックバック (0)

2010年6月18日 (金)

ランチ1週間その215

先週のランチ報告です。
月曜日は白金の「あかね」なる和食店で
豚肉と茄子のミソ炒め。

Dscf8291_3

近くのイタリアンの同系列店。
水曜日は紀尾井町「オーバカナル」で
打ち合わせをかねてオムレツ。

Dscf8408

土曜日は目黒・八雲「わさ」。
名物のトマトオムレツ。

Dscf8666

くん香が特徴的。
これは鍋を炒めた時の香りを
玉子の中に閉じこめたもの。
いろいろ食べて
最後に汁なし担々麺。

Dscf8685

ここのはおもしろく
肉にしぐれ煮のような甘辛い味がついている。
この時はランチだったが
満員。
少し創作的な中国料理店。
たいへんな人気だ。


| | トラックバック (0)

2010年6月14日 (月)

遊びがないと価値がない

GQ誌のシゴトで
SLS AMGの撮影に立ち会った。
ガルウィングドアを備える
2シーターだ。

Dscf8626_2

厳寒時にもスムーズに開くよう苦労したとか

6.2リッターV型8気筒エンジンは
基本的には、C63をはじめ
AMGバージョンに採用されているが
従来の仕様が457psの最高出力と
61.2kgmの最大トルクであるのに対し
SLS AMGに搭載された6208ccユニットは
潤油方式がドライサンプになるなど
120個所に手が加えられ
571ps/6800rpmと
650Nm(66.3kgm)/4750rpmを誇る。

Dscf8647_2

価格は2430万円で
SL65AMG(2964万円)より低い。
気になるのはドアで
ひとつは跳ね上げ式の
ガルウィングドアを閉めるとき
ドアハンドルに手が届くのは
僕のように175cmでやっとというかんじだった。
女性なんてどうするんだろう。
欧米のハッチバック車のように
ドアが開く角度を日本向けに調整できるかもしれないが。

Dscf8650_2

かつ、ドアシルが実車では
画像で看るよりずっと
幅広くかつ高いので
乗り降りが大変そう。
男性の場合
こういうクルマに乗り込むには
まずシート座面にオシリをぽんっと落として
そののち脚をとりこめばいい。
でもスカートの女性はそうはいかない。

Dscf8649_2

室内からだとこんなふうになる

かつてフェラーリがエンツォという限定生産の
スーパースポーツを開発した際
やはり当初は同じようにサイドシルが高かった。
ところが--
このあいだまでフェラーリの最高経営責任者だった
ディ・モンテツェーモロというひとが
「こんなサイドシルが高くちゃ
オレのガールフレンドが乗れないじゃないか」とダメ出し。
急遽ドアの開口部を大きく作り変えて
ようやくお墨つきをもらったという
故事来歴?を思い出した。
デザインは問題の解決策というのが
近代デザインの思想だった。
それでいうと
SLSのガルウィングドアは
近代以前のデザインとなるが
(300SLのほうが乗りやすかった)
おもしろさで評価したい。
いまの自動車は
外国はエッジーに
日本は保守的に、というのが
デザインの傾向だと思う。
SLSのように
高価なクルマは
高価ゆえに大胆な方向へ進める。
つまり「お遊び」を評価する
富裕層が支えているということだ。

Dscf8631

変速機は7段デュアルクラッチ

すべてそうだが
遊びがなくても生きていけるが
遊びがないと生きている価値がないということだ。

| | トラックバック (0)

2010年6月12日 (土)

VWポロの軽さ

フォルクスワーゲンのコンパクトハッチバック
ポロ
従来の1.4リッターに代わり
1.2リッターターボエンジンを搭載した
モデルに変わった。
ダウンサイジングコンセプトといって
エンジン排気量を小さくして
そのかわり過給器(ターボなど)を装備して
馬力は1.5倍ぐらい上のクラスと
比肩できるものにする
そんなドイツ車の傾向にのっとったモデルだ。

Dscf7758

いま日本に入ってきているドイツ車も
ダウンサイジングばやりで
メルセデスは1.8リッター+ターボの250CGIを
CクラスとEクラスに
BMWは3リッター6気筒にターボを装着して
排気量を抑えたり。
(BMWは小排気量化にそこまで熱心には見えないが)
ドイツ車ではないが
BMWが開発した1.6リッターターボは
プジョーシトロエン
メインユニットになっている。
3シリーズと同サイズのシトロエンC5も
いまや1.6リッター+ターボを搭載している。

Dscf7842

ポロのよさは
エンジン単体を1.6リッターに較べると
40kgも軽くなっている
その恩恵がはっきり
感じられるところだろう。
試乗のときは
いきなり下り坂のコースだったが
ハンドルを少し切っただけで
すっと気持ちのいい
回頭性を見せたのには驚いた。

Dscf7754

小さなエンジンの難点が
ないわけでない。
変速機をDレンジに入れっぱなしだと
中間加速といって
たとえば60km/hから加速に移ろうとかいう時に
ややかったるさをおぼえる場面が。
とくに箱根だとそう感じた。
最大トルクが1550rpmから出る設定だが
明確なトルクバンドは4000rpm近辺だ。
しかし
そこはマニュアルシフトをすると
きびきびと走れる。
マニュアルシフトがやりやすいのも
ポロのDSGというギアボックスの利点だ。
ギアを選ぶというのは
クルマを自分で運転する時の
楽しみのひとつのはずだけれど
日本人はいつのまにか
ATのDレンジに頼りっぱなしで
シフトなんてしなくなってるな。
もったいない。

とくにポロがおもしろいと思うのは
ガソリンエンジンを
一所懸命に改良していることと
デュアルクラッチシステムと
変速機に金をしっかりかけていて
ガソリンエンジンでも
ここまでやれば環境にいいのだと
骨太のポリシーが感じられるところだ。
乗り心地とか
遊び心とかでいうと
シトロエンC3のような
ライバルも頑張っているが
僕は
ポロのメカニズムにかける執念に
とても惹かれる。
最近
日本のメーカーはどうなっているんだろう……。
沈黙していないだろうか。

| | トラックバック (0)

2010年6月11日 (金)

新宿伊勢丹スウィーツ王国

新宿伊勢丹の地下1階
食料品フロアで
リニューアル3周年を記念した
レセプションが行われた。
プレスと関係者を中心としたもので
プレス受け付けは
1階から長蛇の列。
ファッション系のメディアもけっこういて
新宿伊勢丹人気がうかがえた。

Dscf8435_2

いまさらながら
新宿伊勢丹の力を見せつけられたのは
ここのみのブランドが数多くあること。
たとえば紅茶で有名な
リーフルは「ナバラサ」というブランドを新展開。

Dscf8429

目的別に「悲しみを癒やしたい時に」など
9つのフレーバーが用意されているうえ
シングルエステートものなど
ストレートでおいしいものも。
飴の老舗「榮太郎」は「Ameya Eitaro」を。

Dscf8473_2

ここ新業態はあたって
年商もよかった、と話を聞いた。
新宿伊勢丹では
ブランドをメーカーと一緒に作るというのは
よく知られた話で
担当者がつきっきりで
商品開発からディスプレイまで
面倒を見るのだそうだ。
キャラメルで有名な
アンリ・ルルー」などもよい例で
いまでもよく売れているし
僕も編集部とかにお土産をという時
買うことがある。
今回のプレスレセプションがすごいのは
多くのものが試食可能ということで
スウィーツを満腹になるぐらい食べた。
スウィーツライターの瀬戸さんには
デザートサーカス
行ったほうがいいですよ」と教えてもらい……といったぐあい。

Dscf8444

シェフパティシエのモーテン・ヘイバーグも来日していた。
Dscf8448

ここはデンマークのパティシエの初出店で
ハンバーガーのようなデザインだったり
お菓子というのは
オモチャのような楽しみ方が出来ると改めて思った。

Dscf8460

こちらはセバスチャン・ブイエ

20時半と
デパートが閉まった後に始まり
1時間ということだったと思うが
ふと気がつくと時計は22時を回り
でも行けなかったブースだらけ。
以前ニューヨークからシェフの
ダニエル・ブルーが来日したとき
一緒に新宿伊勢丹の食品フロアを回る機会があった。
彼は驚愕して
「日本人の食に対する情熱はすごい」と言っていた。
ホントそんなかんじだ。
ただおもしろいのは
新奇な商品への傾向が強いことだ。
たとえばロンドンのハロッズ
食品フロアと比較すると
ハロッズには「おもしろいもの」は少ないが
本当の本物がある。
各国の食品が並ぶが
どれも本国人が食べて「おいしい」と思うものだ。
鮨しかり。
このあたり
国の文化の違いだろうか。

| | トラックバック (0)

2010年6月 9日 (水)

ランチ1週間その214

先週のランチ報告です。
日曜日は取材で仙台へ。
仙台でチェーン展開する
牛タンの「利久」で
「牛タン”極(きわみ)”」(1600円)。

Dscf7878

この厚さ。
混んでた。
この日は近くの楽天ゴールデンイーグルスの
「クリネックススタジアム宮城」
(ネーミングライツってどうよ……)があり
そこを訪れるであろう客でいっぱい。
牛タンと楽天
仙台っぽいね。
月曜日は知人に招待されて
ル・クレアシオン・ド・ナリサワ」で
ランチのコース。

Dscf7930

久しぶりに出かけたナリサワ
いきなりかましてくれた。
炭の料理だ。
ほかのレストランのシェフたちから
話を聞いていたので
真っ黒なかたまりが出てきても
驚かなかったが
一緒に行った人たちはビックリ仰天(笑)。
そりゃ驚くでしょう。
これはアオヤギに下仁田ネギの炭を
まぶしたもの。
コースは多彩で
前菜のあと
パンを目の前で焼いてくれる
パフォーマンスなどがあり
そして魚が
ひとつはアオリイカ。

Dscf7953

こちらはパプリカの炭を
液体窒素で凍らせたものをかけて。
そして肉は松坂牛。

Dscf7963

港区南青山2-6-15/03-5785-0799

こちらは九条ネギだったかな。
切るとこうなります。

Dscf7968

りっぱな赤身の肉。
ジューシーに火が通っている。
成澤シェフ
才能豊かで技術力が抜群であることは
疑う余地がない。
火曜日はPRをやっている友人と
表参道ヒルズ「MIYASHITA」で
オムライス(1200円)。

Dscf8005

コメがパラパラに仕上げてあり
ソースも上品。
付け合わせの鶏肉もジューシーな火入れ。
価格は一時期より下がったのでは。
そういえば前菜として
プラス1000円して
ホワイトアスパラを頼んだのだった。

Dscf8004

渋谷区神宮前4-12-10表参道ヒルズ本館3階/03-5785-0707

水曜日は取材打ち合わせをかねて
出版社のハカタさんと青山「Two Rooms」で
プライムステーキのチャパタサンド(2450円)。

Dscf8054

港区北青山3丁目3-11-7/03-3498-0002

かなりのボリュウム。
これはナイフでごていねいに切っていないで
がばっと食べるのがよし。
肉うまし。
木曜日は取材で千葉へ。
朝ゴハンは海ほたるでカレーライス。
]
Dscf8070

昼抜き(涙)。
ヤマグチさん、頼みますよ~。
金曜日はENGINE取材で
富士宮市・松木一浩さんの「BIO-S」へ。
テロワールというコース(3990円)。
アミューズが
生の空豆とスナップエンドウ
それに萬幻豚のリエットが添えてある。

Dscf8129

目の前の畑で採れた豆は
皮ごと食べられる。
それが甘くてうまい。
これにやられました。
前菜は
花ズッキーニに富士の鶏とキノコの
ムースを詰めて、というもの。

Dscf8132

ベニエされたズッキーニの香ばしさと
中に詰まったムースの相性もよく
適度な塩加減でうまい。
シェフの腕が上がっている。
メインは夏鹿のフィレとセル。

Dscf8135

軽く仕上げたソース・ボルドレーズをかけて。
こちらもまったく違う味わいの肉で
牛のような
独特の臭みをもたない
清冽な鹿肉のうまさを引き出している。
デザートには
サトイモとハチミツのアイスクリームに
ダージリンのジュレを合わせたもの。

Dscf8140

静岡県富士宮市大鹿窪939-1/0544-67-0095

隣のテーブルは6人
(なんと知人のお姉さんが混ざっていた)
ロゼシャンパーニュからはじまって
白も赤もうまそうに飲んでいた。
聞けばワインを楽しみたくて
電車で来たという。
そうでないと
レストランは楽しめないよなー。
ENGINEのイマオ副編はずっと
ワインワインとつぶやいていた。
土曜日は日本橋・高島屋で
いきがかり上はいったというかんじの
洋食・麦星」で牛テキご飯(1575円)。

Dscf8167

中央区日本橋2-5-8/03-3275-1158

グリル満天星のプロデュース店。
たれが蒲焼きのようで
肉の味を打ち消してしまっている。
たれを作るのに
うなぎ屋は精魂こめていることを考えると
(この店のシェフがこめていないとは言わないが)
テキトウな甘みだれで
肉のおいしさを消してしまうとは
なんと惜しいことか……と思った。

| | トラックバック (0)

2010年6月 7日 (月)

エド・スブラジアのワイン哲学

カリフォルニアにおける
ワイン作りでは
最も長い歴史を持つという
ベリンジャー
テーブルワインのような
親しみやすいものから
2万円近いものまで
幅広く手がけている。
ハイエンドはプライベートリザーブというが
なぜ高価格かというと
厳選されたビンヤードで
手間をかけてブドウを育て
ブレンドも時間と手間をかけて行うから。
ワインとはそういうビジネスだ。
ベリンジャーのワインマスターは
エド・スブラジアといって
代々カリフォルニアでワイン作りを手がけてきたひと。
その人にさきごろ
軽井沢・万平ホテルで取材した。

Dscf7849_2

雑誌の仕事だが
原稿は文字数がかぎられていたので
ここでおもしろかった一問一答を書かせてもらう。
--ワイン作りの哲学は?
「どのようなワインを作るかは
チームの心で決まる。
価格や利益が先に来るようでは
いいワインは出来ない。
少量でもいいワインを作れば
ビジネスになる」
--あなたのワインと顧客との橋渡しになる
レストランのソムリエとは
どんなふうにコミュニケーションをとっているのか。

「理解してもらいたいのはひとつだけ。
be openということ。
もう少し詳しくいうと
Be open to the great wines from the world
世界にはいいワインがいっぱいあるから
偏見をもたずに
つきあってみることを勧めている。
南アフリカにもスペインにも
すばらしいワインがある。
フランス偏重にならずに
いろいろなワインを試してもらいたい」

Dscf7852

--ベリンジャーのプライベート・リザーブは
7つのビンヤードのブドウをブレンドするが
7つのブレンドにこだわる理由は?

「ワイン作りは彫刻のようなものだと思っている。
大きな塊があって
それをどう削って仕上げていくか。
毎年私は、さて今年はどういうワインを作ろうかと
まずイメージを固める作業から入っていく。
なので昨年と同じ味を目指しているのではない。
ワインはその年の特徴を出すことが最も重要なのは
ブレンドしたものでも変わりない。
その年ごとに個性があるワインを作っているつもりだ。
一貫性については
味ではなく
いいワインを作る姿勢に一貫性をもたせていると
理解してもらいたい。
私のパートナーはこう言う。
今年もダイアモンドの原石を届けたよ
しっかり磨いてくれ、と。
ブドウの個性を曲げてはいいものは作れない。
よさを強調するのが
私たちの仕事だ」

Dscf7848

--日本の料理との相性はどう思ったか。
「軽くてデリケートな料理が多いから
それを意識するといいと思った。
たとえばワインのフレイバー。
軽いものを合わせるのが重要だ。
刺身としょうゆには
ベリンジャーのプライベート・リザーブの
ピノノワール(93年)が合うと思った。
濃さとともに
フルーティな雰囲気がマッチする。
焼き鳥も博多で初めて食べたが
あれもワインに合いそうだ。
たとえば私が気に入った塩で焼いた皮。
シャルドネが王道で
カベルネソービニヨンもよさそう。
料理を出すひとが
ワインの知識を持つことが
最も重要だろう。
そうすれば
1+1が2でなく
3になるはずだから」


| | トラックバック (0)

2010年6月 2日 (水)

ランチ1週間その213

先週のランチ報告です。
火曜日は打ち合わせと打ち合わせの合間に
滑り込むように
「そこにあった」紀尾井町の
スペイン料理店「VEGA」でドライカレー(900円)。

Dscf7682

千代田区平河町1-3-10

なぜスペイン料理店でドライカレーなのかというと
サラリーマンが多いからだろう。
ある種の懐かしい味だった。
粉末状のカレーミックスを使っているかな。
子どもの時家で作るドライカレーもこんな味だった。
水曜日はロケで終日出掛けていて
合間にコンビニおにぎり(涙)。
朝海老名SAで
「そば屋さんのカレーライス」とかいうのを食べたので
少しは腹持ちがしたのだが。

Dscf7684

片栗粉でやたらとろみがついた
フシギな食べ物。
木曜日はVWポロの試乗会のため
箱根の小田急箱根ハイランドホテルで。
ここはホテルの駐車場に入ったときから
肉のやける匂いが漂っている。
表に炭焼き用グリル台を設置して
ずっと肉を焼いている。
そこで僕も地鶏の炭火焼きを。

Dscf7785

足柄下郡箱根町仙石原品の木940/0460-84-8541

肉が小さくて
少し火が入りすぎか。
金曜日は軽井沢で取材があり
ポルシェで出かける。
渋滞にはまってランチを食べ損ねて
世間のひとが夕食を食べる時間に
昔から時々顔を出していた
国道18号線沿いの洋食「シャレー」で
ポークヒレカツ(1260円)とポテトサラダ(600円)。

Dscf7867

北佐久郡軽井沢町大字長倉塩沢859/0267-45-3452

ほっとする味だった。
18号線沿いには
店が増えたが
昔からのこういう店ががんばっているのは
いいことだ。
清潔だし駐車場も広いし
営業努力もしっかりしているのがいいのだろう。

| | トラックバック (0)

2010年6月 1日 (火)

ポロとダウンサイジング

自動車といえば環境
こんなご時世になって
自動車でなにが注目されるかというと
エンジンだろう。
燃費とか排出ガスとか
いま世の中が
自動車に求めていることの多くは
エンジンと関係している。
そんななか
ドイツの自動車メーカーがさかんに
喧伝しているのは
エンジンのダウンサイジング化。
排気量を小さくすることだ。
ガソリンエンジンの可能性を
極限まで追求するという考えで
本当にエコというなら
これまでのインフラを利用しながら
燃費を向上させる
このコンセプトは注目に値する。
安易にハイブリッドに走らないのは見識。
そのなかで特に先に進んでいるのが
フォルクスワーゲン。
さきごろ
ポロにも1.2リッターエンジン搭載モデルを発表した。

Dscf7777

TSIコンフォートラインと
装備が豊富なハイラインの2グレードで
従来の1.4リッターモデルはカタログから落とされた。
このクルマについての
ジャーナリスト向け説明会が先頃あったのだが
そこのパネル展示の真っ先にあったのが
かつてビートルのアメリカ向け広告。
有名な「Think Small」の
キャッチコピーがついたものだ。
当時大きさを競っていたクルマがひしめく
米国市場で
あえて「小さいことのよさを考えてみよう」と
謳って大きな衝撃を与えた広告だ。
そして今回のポロについて
「再びThink Smallの時代が来ました」と
フォルクスワーゲングループジャパンでは主張する。

Dscf7790

こんなエンジンです

説明会の席上でも
トピックスはとにかくエンジン。
興味ぶかかったトピックを抜き出してみよう。
ダウンサイジング
排気量を小さくすること。
それにターボチャージャーなど
過給器を組み合わせることで
燃費とパワーを両立させるのが目的
ポロにおけるダウンサイジングの効果
今回の1.2リッターターボユニットは
先代ポロの1.6リッターエンジンの後継として
開発されたもの。
最大トルク175Nmは1.8リッターエンジンなみ。
加速性能は従来のポロの1.6リッターを
大きく上回る。
エンジン小型化のメリット
オイルの量をはじめ
補機類も小型化できて
軽量化
燃費に貢献
クルマも軽くなって運動性能向上。
というわけで試乗記も後日。

| | トラックバック (0)

« 2010年5月 | トップページ | 2010年7月 »