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2010年5月30日 (日)

ジョン・レノンとDS3

昨日書いた
シトロエンのニューモデル
1台がDS3だ。
海外では
ジョン・レノンがCMに登場。
「過去を観ていないで
新しいことやりなよ」なんて
喋っている。
DS3のサイトの
右上にあるMOVIEというところをクリックすると
そのコマーシャルが観られる。
アンチレトロは
誰に向けたメッセージなのか
はっきりしないけれど。
少し前に
自動車界では
レトロブームというか
昔のイメージを強調した
モデル開発が多かった。
米国はいまもそうだけれど。
そんな時代なら
よりメッセージ力があっただろうが
まあ
おもしろいからいいか。
で、DS3
フロントの開口部が大きく
両サイドにLEDランプが並んだ
アグレッシブな顔つきが目を惹くクルマだ。

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LEDはグリル両脇に縦1列に並ぶ

大きな特徴は
2ドア専用ボディとして
かなり個性的な味つけをスタイリングにしているところ。
代表例が
フローティングルーフというデザインで
屋根を支えるBピラーの先端をブラックアウトして
ルーフが浮いているように見せている。
本当はこのBピラーには
超超高張力鋼板といって
ものすごく強度の高い部材を採用して
安全性を高めているのだけれど。

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1950年代のDSというモデルのルーフが元ネタ

モデルは2種類あって
1.6リッター+4ATの「Chic」(249万円)と
ターボが備わって6MTの「Sport Chic」(269万円)。
後者は受注生産になるそうだ。
シトロエンはこれまで
モデル名の最初にアルファベットの「C」をつけてきたが
それにこんどは「DS」ラインというのが加わることになった。

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荷物の収容力は高い

「これまでにないクルマのライン。
上質でスポーティ」と
シトロエンではそのコンセプトを説明する。
来年にはDS4
そのあと2012年にはDS5と登場が予定されている。
特徴はビークルパーソナリゼーションという
コンセプトを導入したこと。
ボディ色とルーフ+ドアミラー色の組み合わせを選べる
ダッシュボードのカラーを選べる
ホイールを選べる
シートを選べる
これを組み合わせることで
19のバリエーションが出来上がる。

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ダッシュボードのフィニッシュは「ピアノ」がいい

このパーソナリゼーションは
かつてMINIが先鞭をつけたもので
ルーフステッカーやボンネットステッカーまで
含めると
オプション数は膨大。
ユーザーはそこから自分らしいと思う
クルマに仕立てることが出来る。
いままでほかのメーカーが追随しなかったのがフシギなぐらいだ。
自動車は自己表現だなんて言われるけれど
オレンジのボディに黄色いシートなんて選んだら
下取りに出すとき買い手がつかなくなるから
どうしても二の足を踏んでしまう。
高額商品でなければ
もっと好き勝手できるのだけれど。
本当はボディ色のバリエーションは
多ければ多いほど楽しいわけだけれど。

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白いルーフはターフを思わせる

DS3は乗ると
やっぱりターボにマニュアルの「Sport Chic」が印象的だ。
パワフルな1.6リッターターボエンジンは
3000rpmから上でトルクバンドに入る設定なので
この楽しさを味わうには
やっぱりマニュアルだ。

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気持ちよくギアが入る

操作感もいいし
足回りもガチガチではなく
適度にいいかんじに硬められていて
ハンドルを切ったときの動きも楽しい。
フランスって
スポーティなクルマを作るのが
ほんとうまいと感心する。

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DSのロゴはシトロエンのエンブレムの変形

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2010年5月29日 (土)

シトロエンの悲願

さきごろシトロエンから
新型車が2台
日本発売された。
1台はC3

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4mを切るコンパクトな全長に
1.6リッターエンジンを搭載した
4ドアハッチバック(209万円~)。
もう1台はDS3(249万円~)。

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ルーフが浮いているように見えるデザイン

個性的な2ドアハッチバックで
エンジンは1.6リッターで
ノーマルアスピレーションと
ターボと2種類用意される。
詳細は後日
項をを改めて。
輸入元の
プジョー・シトロエン・ジャポン
ティエリー・ボワラ社長は
下記のように語っていた。
--いまの市場について
「ゴールデンウィーク後
あまり市場に活気がみられない。
その中で
プジョー・シトロエン・ジャポンは
新車2台を投入した。
すでに150台ずつ予約が入っていて
いいスタートだと思う」
--短期的目標について
「2010年には
2400台のシトロエンを販売する目標を
たてている。
2006年の2390台を超える数値で
これを達成したい。
そのなかで今回のC3とDS3
600台ずつ売りたい。
2011年には
過去最高だった1995年の3768台を
上回る数字を目標としている」
--DS3について
「画期的なデザインをもったモデルで
可能性を秘めている。
テストドライブをしてもらえれば
いかにいいクルマかわかってもらえる。
予注の段階では
熱狂的なファンがいたことが確認できた。
C3とともに
かなり手強いBセグメントに入るわけだが
独自の存在感を保てれば
販売を伸ばしていけると思う」

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DS3はルーフにステッカーも

ちなみにBセグメントで
最も健闘しているのはMINI(シェア39%)
次がポロ(26%)だそう。
ポロは来月から1.2リッターターボに
切り替わるので
買い控えていた顧客が
ショールームにくるだろうとVWの日本法人では
話していた。
そしてフィアット500(11%)
プジョー207(9%)
ルノー・カングー(4%)といったぐあい。
この数字は忘れてしまったけれど(汗)
本年3月か4月のものだったと思う。
国産だとプリウスとかもターゲットに入るそうだ。
そこでシトロエンは
「エクステリアデザインと
所有へのこだわりが
購買の動機になっているマーケットなので
C3とDS3を投入することにした」と話している。
追って試乗記も書きます。

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2010年5月27日 (木)

ランチ1週間その212

先週のランチ報告です。
日曜日はミッドタウンの天ぷら
山の上」で天丼(3690円)。

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港区赤坂9-7-4東京ミッドタウン/03-5413-3577

天ぷらが食べたいねえ!と
山の上になったのだが
いい値段だ。
「食の投稿サイトで
ランチの天丼のエビが冷凍、と
得意げに指摘しているものがありますが
1000円の天丼で生はムリですよ」と
知り合いの天ぷら屋の主人がこぼしていたが
たしかに山の上のエビは生のもの。
たれもいいし
文句はない。
それでも高いなあ。
月曜日は丸の内の「グットドール・エ・クラティーニ」で
昼のコース(1890円)。
まずマグロのマリネ。

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千代田区丸の内2-2-3/03-6212-6882

ほどよい酸味と
ジュレの風味がよく合っていて
食欲を増進させる効果も抜群。
昼のランチで
しかもそれほど高価でないのに
よくやってるなあと感心。
そしてパスタは
倉谷シェフのシグネチャー?ともいえる
キャベツ畑のスパゲティ。

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久しぶりに食べたなあ。
こちらもよく出来ている。
丸の内のディナーは後のこと
(街が閑散としていて
食後歩くと寒々しい……)を考えると
どうしても足が近づかないのだが
丸の内にあるのがなんとも惜しい(ちょっと笑)。
火曜日は駒沢大学そばの
琉球料理店「与那原家」でタコライス(700円)。

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世田谷区駒沢2-17-6/03-3419-8484

上にベビースターラーメンまで載って
そうとうジャンクなおもむき(笑)。
タコライスは
タコスというメキシコの
春巻き(のようなもの)の中身を
ライスの上に載せた沖縄うまれのB級メニュー。
炒めた挽肉やタマネギをチリソースで和え
トマトやレタスをトッピングする。
生野菜の食感が気持ちよかったりして
丼ものとしては個人的には高得点だ。
水曜日は誘われて
銀座の「銀座小はれ日より」で冷やし担々麺(1100円)。

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中央区銀座1-15-8 銀座耀ビルB1/03-3538-0554

同店いきつけの友人オオツボさんが
「いちど食べさせてみたい」と
連れていってくれた。
麺がしっかりしているのが印象的。
辛さは「ふつうで」と頼んだが
通常のひとでも食べられる程度。
ついでに「本場四川麻婆豆腐」(1200円)も。

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こちらはややソースの存在感が
豆腐に対して勝ちすぎか。
金曜日は銀座「よし田」の冷やしおろしそば(750円)。

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中央区銀座7−7−8/03-3571-0526

麺も味わいもよく
僕はここがけっこう気に入っている。
なぜ冷やしそばを?というと
いま下調査中なので。


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2010年5月25日 (火)

辛い冷麺をさがせ(あったけれど)

韓国料理というのが
今週の週刊ポストの巻末グラビア
「うまいもの探偵団」のお題だった。
これは迷った。
で、いくつかの方向性を整理した結果
季節を考えると二つに。
ひとつは麺。
韓国料理で夏の麺というと
コンクッスがあるが
これは取材した5月初頭の時点で
作っている店なしだったので
味の再確認が出来ず中止。
そこで辛い麺にすることに。
とりあげたものを先に書くと
池袋「ハヌリ」のピビンチョル麺。

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豊島区東池袋1-4-6 高和ビル5F/03-3980-0678

チョル麺のチョルは
噛みごたえというような意味とか。
トウモロコシの粉をまぜていて
まさにシコシコ。

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こんな麺が入っている。
これは撮影用に別に用意してもらったもの。
チョル麺にはなかなか巡り会えず
ハヌリにあった次第。
こんどコンクッスも食べて報告します。

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ほかに食べた辛い麺といえば--
まっちゃん」のピビン冷麺(714円)。

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新宿区百人町1-15-19マルスビルB1

じょきじょきと
客の目の前で麺をハサミで切ってくれるのは本場式。
辛くないのでそれを告げたら
「韓国と同じ辛さに、と言ってくれれば」と店の人。
そこで再度チャレンジすることに。
オムニ食堂」のピビン冷麺(1060円)。

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新宿区歌舞伎町2-31-3/03-3208-4581

まあフツウです。
それからふたたび「まっちゃん」の別の店でピビン冷麺(714円)。

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辛いというより酸味が強い味噌。
でも出来合いのものを使っているかんじで
どうもいまいち歯切れが悪い。
スンデという韓国ソーセージで有名な「コリアスンデ家」で
ピビン冷麺(1360円)。

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新宿区百人町1-3-3/03-5273-8389

悪くないが高め。
千里香」(延辺料理)で冷麺(880円)。

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新宿区百人町1-17-10/03-5338-6918

みんな麺はそば粉を使っているので
日本人には口当たりがいい。
そして後日また「コリアスンデ家」で冷麺(1300円)。

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もう一軒
辛い冷麺で試したい店があるのだが
昼は営業していないので断念。
ポストの連載はランチが基本だから。
僕の頭の中に韓国の店のような、という基準があっただけに
店探しはなかなか時間がかかった。
で、わかったのは
新大久保は高い。
そして韓国の冷麺専門店のように
スープ自慢でないこと。
辛さもマイルド。
そこでいちど路線を変更して
韓国中国料理も考えた。
とくにジャジャメン。
うまいのは知っていたので
新大久保にこれをウリにしている「両班」があったので
ここで試すとなかなかうまい(800円)。

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住所いまだ判明せず/駅前です

そして新大久保だけが
韓国料理街ではないわけで
荒川区・三河島まで足を延ばし
東京ガーデン」という
韓国中国料理でジャジャメン(900円)をチェック。

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荒川区荒川3-61-5/03-3802-7142

こちらはちょっと曖昧な味だった。
そんなわけで
辛さも群を抜いているハヌリのピビンチョル麺を
今回は選んだのだった。
辛い旅でした。

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2010年5月24日 (月)

焼き鳥屋づいている

このところ
焼き鳥屋に続けていって
これこそじつに楽しいレストランだと
あらためて思った。
レストランについて
僕が大事だと思う条件はというと--
まず味。
これは個性的であってほしい。
それからサービス。
へりくだる必要はなくて
ただし
客がこれから食事という
すばらしい瞬間を迎えようとしているのを
手助けしてくれることが大事。
ランチでも同じで
ギュウギュウに客を詰め込むのは
そこのところが分かっていない。
そして雰囲気。
これは客同士が作るものだけれど。

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品川区上大崎2-14-12/03-3440-7656

で、焼き鳥屋
一軒は目黒の「鳥しき」。
ここはいつ行ってもうまい。
ご夫婦でやっているが
聞くところによると
鳥しきのご夫婦
フレンチなども好きな模様。
そういう人が焼いているからうまいのか。
そういえば五反田の「たかはし」もフレンチ出身。
じっくり
これまでの人生を取材させてもらったら
おもしろそうだ。
鳥しきでは
行くといつも
弁当まで作ってもらっちゃう。
鳥しきのシメは鳥そぼろ丼。

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もう一軒はやはり目黒の「笹や」。

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目黒区目黒1-24-6/03-5719-7627

まずつくねから出てくるところがおもしろい。
こちらのほうが
鳥しきより広くて
いろんな意味で間口は広い。
こちらのシメはタマゴかけご飯。

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価格も少し低め。
食事をするなら笹や
焼き鳥を食べるなら鳥しき。
そんなふうに考えている。

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2010年5月23日 (日)

かっこいい4ドアの条件

世界で最も美しい
4ドアのスポーツカーと呼称される
アストンマーティン・ラピード
ほかにいったいどれだけ
4ドアのスポーツカーがあるのか、という
つっこみはさておき
そのスタイリングを担当した
マレック・ライヒマンというドイツ人の
デザイン部長との一問一答が
おもしろかったので
ここに書きたいと思う。

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--デザインにあたって
最も重視したことは?

「美しさです。
サーフェスデベロップメント
(ボディパネルの曲面のつくりこみ)に
時間をかけました。
実車のボディを触ってもらうと
複雑なカーブが
組み合わさっているのがわかるはずです。
あとは滑らかさ。
たとえばフロント部分では
ゼロフィットと呼んでいるのですが
ヘッドランプから
グリルしたのエアダムまで
ひとつのカーブで構成されているのと
もうひとつ
ヘッドランプの一部が側面の
フェンダーにまで
まわりこんでいるようなデザインです」

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「(続き)アストンマーティンの製品を
特徴づけているのが
ドア前のサイドストリークと呼ぶ
アクセントですが
こちらもラピード独特のデザインを採用しながら
流れを意識しました」
--4ドアのアストンマーティンといえば
1970年代にはラゴンダという
奇妙な4ドアセダンもありました。
このあいだ家の近くを走っているのを観て
ビックリしました。
ラピードは実車はとても美しくて安心しました。
なにがこの美のポイントですか?

「グリーンハウス(窓で構成された部分)と
ボディのバランスがとても大事です。
他社の製品をみると
大きなフロントドアを持っていて
バランスが崩れているように思いました。
そうなってはイヤでしたからね」

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--もうひとつの選択として
これまでの2ドアとまったく
離れたデザインイメージを採用することは
考えられなかったのでしょうか。

「これまでの顧客を
切り捨てるようなことはしまい、というのが
ポリシーなんです。
オーナーたちにとって
ラピードがこれまでのイメージと
まったく変わってしまったら
自分たちは見捨てられたと思うのではないでしょうか。
アストンマーティンの製品は
継続する進化がテーマです。
似ているように思われるかもしれませんが
2000年に出たモデルと
2010年に出たモデルとを
比較してもらえれば
大きく違うのに驚くはずです。
私見ですが
いいデザイナーの条件とは
自分が手がけたデザインについて
なぜこの形になったか
説明できることだと思っています。
ラピードはたしかに
パナメーラより全高を低く抑えるのに成功していますが
実際の数字(1360mm)より
低く見せるために
ナンバープレートの位置を下げて
ラインを調整するなど
さまざまな手法を駆使しているんですよ」
(バレンシアでインタビュー)

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2010年5月22日 (土)

画期的なスポーツカー

そういえば
スペインで試乗した
アストンマーティンの新型車のことを
ここでは書いていなかった!
来月初頭には
ナンバーがついて
日本の路上を走り出すとのことで
印象に残ったことを書いておこうと思う。
車名は
アストンマーティン・ラピード。

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全長5019×全幅1929×全高1360mm

ラピードは世界で最も美しい4ドアのスポーツカー」と
メーカーの謳い文句にあるように
ドアを4枚備えたのが最大の特徴だ。

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スワンドアと呼ばれる

「ラピードはあくまで4ドアのスポーツカー
後席に人を乗せるために
買うクルマではありません。
たまに3人での短い距離の移動が必要になったり
手荷物が多くなったりしたとき
後ろの席があると便利でしょう
そんなふうに考えてもらったほうがいいと思います」
こう語るのは
同社CEOのドクター・ウルリッヒ・ベツ
スポーツカーで4ドアというのが
新しいマーケット。
なにが大事って
スポーツカー好きが買うから
スタイリッシュが第一にくる。
その点でラピードはゆうゆう合格だろう。
後席に乗って
高速道路を走ってみた感想は
ものすごく快適ではないが
充分ガマンできるというもの。
後席のバックレストが倒せて荷物が積めるとか
機能をもたせた結果
乗員のからだのカーブにぴったり合った
シートとはいえないが
ドクター・ベツの言うことはわかる。

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ドライブトレインのケースが張り出す

かつて米国のサターンが
3ドアのクーペ
つまり運転席の後ろにだけもう1枚
小さなドアをつけたモデルを出したことがある。
それも荷物を置きたいひとのためだった。
それと似てるかも。
個人的には荷物置き場のない2人乗りのクルマを
所有できない僕にとって
ラピードはいい。
買えればね。
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もう少し続き書きます

比較されるライバルはポルシェ・パナメーラ
ホイールベースは2920mmとラピードが69mm短く
全長は4970mmとパナメーラのほうが31mm短い。
全高もラピードのほうが低いのが
デザイナーの誇りと説明された。
エンジンはパナメーラSが4.8リッターV8搭載で
最高出力は400psとラピードの477psには及ばない。
パナメーラ・ターボは500ps。
ラピードの日本での価格は2268万円だそう。
パナメーラSは1374万円
パナメーラ・ターボは2061万円。
価格ではだいぶ開きがある。

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2010年5月21日 (金)

USTREAMとルノーと

このあいだ某出版社で
USTREAMの説明を聞く機会をもらった。
リアルタイムに動画を流し
画面脇にはツイッターでの書き込みが
表示されるという新しいメディア。
その書き込みを読んで
画面の中のひとたちが反応してくれるという
双方向性のブロードキャストだ。
これでなにかやってみたい、と思っていたら
さっそくルノーからメールが来て
今月末の週末に
地方でやるオーナーイベントの模様を
USTREAMで流すという。
タイムテーブルも送ってきてくれた。
問題はいきなり「落ちる」ことなど
信頼性といわれているが
そんなリスクも込みで
このメディアに注目しているひとや企業が多いということだ。
僕もこれなにかやってみたいと思ってる
今日この頃だ。

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2010年5月20日 (木)

料理の縦軸とは

イタリアとかフランスとか
もちろん日本もそうだが
郷土料理を提供する店は多い。
これを「横軸」とするなら
では縦軸は歴史を背景にした料理だろうか。
以前ここでも触れた
広尾のノビルデューカの
イタリア人シェフが作ってくれるパスタは
かつて水に恵まれなかった
ウンブリア地方で作っていたという
白ワインで小麦粉をこねたもの。
それも一種の歴史的料理といえるかも。
もうひとつ
このあいだ取材した麻布十番の「ブルガズアダ」は
トルコ宮廷料理
14世紀から20世紀にいたる
オスマン帝国時代に開発されたレシピに基づいた
料理を出してくれる。
シェフはイスタンブールで学んだひとで
ふつうの「ロカンタ(食堂)」料理とは一線を画した
スルタンのための料理の研究家もある。
かつては長野に店を開いていたが
そこでは宮廷料理と銘打つと
敬遠されがちなので
黙って出していたという笑える話しも聞いた。
今回はカルシュク・メゼという前菜盛り合わせ。

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港区麻布十番3-7-4 麻布六堂3F/03-3769-0606

なかにはヒヨコ豆を使った
フムスのようにアラブ圏でポピュラーなものもあれば
(中央)
ラタトゥイユの原型というシャクシュカ
(最上段中央)
スペインのトルティーヤの原型のムルタ
(中央段左)といった具合。
さらに肉料理は
ハンバーグの原型になった
牛肉のミンチを固めてグリルしたものと
ラム肉。

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ラムにはケキキという
タイムとオレガノの中間のようなハーブで
日本では手に入らないもので香りづけを。
赤身の牛肉にしてもジューシーなラムにしても
肉好きは気に入る。
これを食べて思ったのは
つねに欧州列強と
領土をめぐる争いをしていたオスマン帝国だけに
戦時食の色彩が濃いということ。
難しい調理法でなく
鍋やグリルがあれば調理できるものが多い。
それに火入れや
スパイスやフォンやソースで
上手に色彩をつける。
スルタンの健康を考えてのレシピが
宮廷料理というが
戦争から生まれた料理という側面もあるわけだ。
それにこだわるひとがいるのもおもしろいし
麻布十番で食べられるというのも
またおもしろい。


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2010年5月19日 (水)

ランチ1週間その211

先週のランチ報告です。
火曜日は
取材で越後妻有まで出かけ
そこで地元の人に教えてもらった
そばや清兵衛」なるお店で
ざるそばと山菜の天ぷら定食。

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十日町市名ケ山896-2/025-757-9418

トンネルとトンネルの間の細い道を曲がるという
地元の人でないと
わからないロケーションにあるそば屋。
でもここはふのりのへぎそばでなく
そば粉を使った一般的なそばを出す。
この時期の妻有は
日本有数の豪雪地帯とだけあって
寒い。
まだ雪も残っていた。
それだけに山菜が自生していて
こんなかんじ。

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山菜好きにはたまらないだろう。
水曜日は文藝春秋の秋月さんと
紀尾井町の「都市センターホテル」内アイリスで
霧島ポークの香味ピラフなるもの。

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東京都千代田区平河町2-4-1

近所の会社員でいっぱい。
タイとかアジアっぽい味つけがいいのかも。
木曜日は出版プロダクションをやっているサカイさんと
オフィスそばの桜ヶ丘町で。
Cafe Doce」なるカフェでハンバーグ(900円)。

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渋谷区鶯谷町6-6/03-6759-1999

カフェってひさしぶりだなあと言ったら
オガワさんカフェ好きそうだからとサカイさん。
桜ヶ丘町はカフェが多い。
カフェメシって久しぶりに食べて
いい経験になったが
ほかのメニューもスパゲティとかオムライスとか
けっこうオヤジ系洋食なのだ。
金曜日は以前も書いたが
郷知詠子さんの料理教室で。
たとえばアサリのレムラードソース。

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このとき料理教室に
なんとうちのはす向かいにある自動車屋さんの社長が来ていた。
いつも前を通っていた店なので
すごい偶然。
郷さんはそこで自動車をメイテナンスしているそうだ。
おもしろいところに
おもしろい出合いがあるものだ。

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2010年5月18日 (火)

銃・病原菌・鉄・クルマ

先週の週刊朝日の
永江朗さんのコラムで思い出したが
そういえば以前
朝日新聞・読書欄で
2000年から2009年にかけて出た本のなかで
ベストを選ぶという企画があったとき
銃・病原菌・鉄」(草思社)が1位になって
僕もへえと思ったことがある。
この本はジャレド・ダイアモンドという
米国の生物進化学者の著書。
このタイトルが意味するところは
なぜ新大陸の原住民は
数で圧倒的であったにもかかわらず
欧州の連中に征服されてしまったか
その理由についての考察。
簡単に種明かしをしてしまうと
それにはタイトルに掲げた3要素のせいだというのだ。
とくにおもしろかったのは
病原菌という着目点。
インカ帝国が少数のスペイン略奪兵たちに屈したのも
支配階級が
旧大陸からもちこまれたウィルスのせいで
バタバタと倒れてしまったからだという。
僕はこの本が出版されたとき
宮崎駿さんが「おもしろいよ」と
勧めてくれたので読んだ。
上下巻だが上巻だけで充分だが
上巻は圧倒的におもしろい。
当時の宮崎さんは
征服しようとする者と抵抗する者
そしてテクノロジーという
独自の文明論をアニメーションの
主題にすえていたように思うので
とくに興味をもたれていたのだろう。
自動車の話をしているとき
この本が話題に出たのだった。
関連づけて考えてみると
自動車も
安い生産コストの国を求めて
資本主義国家が第3世界に乗り込むことはよくやる。
ただしその国に根を下ろすのではなく
よりレイバーコストが低い国があれば
そちらにシフトする。
たとえば
1990年代初頭のスペインやポルトガル。
ドイツメーカーの生産基地化したが
そのあと
工場はほかの地域へとシフト。
そのあとは当然のことながら労働状況は悪化する。
いま「ギリシアの悲劇」の二の舞とささやかれる
2国の危機的状況はそのあたりにも根があるとか。
自動車はつねに
よき面と悪しき面があるんですよ、というのが
宮崎さんがいつも言っていたこと。
悪しき面を知った上で
使うのが
正しい自動車乗りの姿勢という。
卓見です。

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2010年5月17日 (月)

よそ者にきびしい世界

アイスランドの火山の爆発で
いろいろ不安もあったが
F1のヨーロッパラウンド
先週のスペインから滑りだし順調。
昨日はモナコだった。
この時期のモナコって気持ちいいんだよなー。
なんて書くと
どれだけ知ってるの?と突っ込まれるので
もちろん書きません(笑)。
モナコGPといえば
以前フランス人のカメラマンと一緒に出かけたことを
思い出す。
なにがおもしろかったかというと
こういうレースもすべて顔パスの世界だ。
たとえばそのカメラマン
コースの中で葉巻を吸う。
もちろん超禁煙のゾーン。
でもって
コースに入るときはマーシャルといって
コースを監視する係員に
「よお、おまえの父さん元気か?」なんて
(フランス語で)言っている。
するとマーシャルは
気をつけをして「はい、おかげさまで!」。
あいつのオヤジもマーシャルで
つきあい長いんだよね、とその人。
関係者はすべて知り合い。
逆に日本のレース界も同じようなところがある。
するとモノを書く立場からすると
よそ者として入るこむのは
なかなか難しいだろうと思ってしまう。
取材のとき
時々感じるジレンマのようなものを
テレビでモナコGPを観ていて思い出した。
グランプリ自体は
ウェバー1位
フェッテル2位と
レッドブルの圧勝だった。

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2010年5月16日 (日)

料理教室の新スタイル

ひとからひとへ
専門的技術を伝達するのは
すばらしいことだ。
学校はつまらないのに
料理教室はおもしろい。
その違いはなに?
友人の料理研究家
郷知詠子さんは
いまの世間のブームと料理との関係をさぐるのが
得意で
このあいだは「食べるラー油」を作る教室を開いた。
「オガワさんもたまにはどう」と
誘われたので
僕は習うのが基本的に好きなせいもあり
成城の郷さんの教室まで足を運んだ。
なんでもブームのきっかけを作った
某社のラー油がいま払底しているのは
中国から入れていたフライイニンニクが品切れ状態だからとか。
郷さんは青森さんのフライニンニクを使っていた。
それも数が減っているとか。
ひとつの商品が爆発的に売れると
周辺にも大きな影響が出るわけだ。

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食べるラー油をざる豆腐に

で、手順を書くと
郷さんの専門分野を侵すことになってしまうので
ここでは省略。
おもしろいようにシンプルに出来て
かつ味は
「100倍おいしい!」(生徒さんのひとり)と好評価。
これに合う料理として郷さんは餃子も作ってくれた。
餃子は野菜を多めにして
肉を減らすことで
肉汁をあまり出さず
あんが皮の中にしっかり詰まっている状態を維持するのが
郷さんのこだわり。

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僕も家で再現してみたが
たしかにこれはいい。
うまい。
皮は成城石井で扱っているこれが抜群。

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このように
マーケットから料理を演繹していく料理研究というのは
ほかではあまりないかも。
その意味で友人ながら
郷さんの活動を大いに喧伝したい気分だ。
もちろん今回の教室では
餃子とラー油いがいの料理がいろいろ出ました。
念のため。

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2010年5月15日 (土)

ジャパンが変える「環境」

先頃マセラティという
イタリアの自動車メーカーが
日本法人を設立というニュースが発表された。
以前から準備中の話は聞こえてきていたので
ようやくというかんじだが
その前のフェラーリジャパンといい
海外の自動車メーカーは
ほぼ日本法人を設立したことになる。
それで大変だろうと思うのは
これまで輸入代理権をもって
ビジネスをやっていた法人だ。
マセラティの場合は
コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドといい
マセラティ以外だと
ロールスロイスとベントレー
(かつては同じ会社だった)は1966年から
フェラーリは1976年から輸入代理店として
日本でビジネスを展開してきた
香港に本社を置く商社だ。
そのコーンズの渡伸一郎社長と
さきごろ取材で話をする機会を得た。
僕もこの仕事を始めてけっこう長いが
会ったのは初めてだ。
渡社長による印象に残った言葉は下記のものだ。
「当社が扱っているクルマに
日常的な価値はなにもない。
ただし無形の価値はいろいろある。
それは人間の感性に訴えかけるもの。
それを人間は必要とするから
当社にはこれからも生き延びる余地がある」
「日本法人が出来てしまって
実質的に利益は大きく減ったが
販売面での我々の価値は損なわれていない。
過去から現在にいたるまで
高級車を販売してきた
その歴史が培った
顧客との関係性は大きな強みになっている」
「扱うブランドを選ぶ時に
何を基準にするか。
ほかに代わりのないものを選んでいる。
いまの自動車4ブランドにしても
代わりがないと今も思っている」
「扱っているブランドからは
財産価値のあるクルマも発売されている。
ボルドーワインのように
寝かせていると価格が上がるものもある。
大衆車は行ってみれば
安い白ワインかなあ(少し笑)」

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芝公園のショールームでは中古フェラーリも


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2010年5月14日 (金)

クラウゼビッツとドイツ車

いまドイツ車の原稿を書いているのだが
僕がネタに詰まるとき
つい手を伸ばしてしまう自動車評論がある。
Sex, Drink and Fast Cars」。
いまもおそらく
ロンドンデザインミュージアムの
キュレーターをやっているであろう
デザイン評論家
スティーブン・ベイリーの好著だ。
その中で
英国人のベイリーは
ドイツ車の在り方を皮肉っている。
そこで引用するのは
プロイセンの軍事学者として
18世紀から19世紀にかけて活躍した
カール・フォン・クラゼビッツの「戦争論」。
兵士は機械のように動くことが望ましいが
あいにく人間は機械のように正確でないという
記述を引用して
やれやれだからドイツ人(ドイツ車)は
暑苦しい……と書く。
きっと当たってる、と僕も思う。
こんなことが書いてあるから
ふむふむと何度も読み返してしまう評論集だ。

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2010年5月13日 (木)

タジンふたたび

ここでタジン鍋を使った料理に
凝っていると書いたことがあるが
その後も
僕のタジン熱は冷めていない。
先日はチョリソとひよこ豆の料理を。

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レシピによると
チョリソとともにメルゲースソーセージを入れるようだが
あいにく近くで入手できず。
こんどはビストロとかで
譲ってもらうのがいいだろうか。
それともうひとつ作ったのが
野菜のタジン料理。

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チョリソとひよこ豆も簡単に出来るが
こちらはさらにシンプル。
タマネギと花豆とブラックオリーブ
タマネギを炒めたあと
水で戻して煮た花豆を入れ
さらにトマトと
そしてブラックオリーブを入れるだけ。
熱をとるとさらにおいしい。
それにしてもタジン鍋。
いままで作ったこともない料理が
簡単にしかもうまく出来るのだから
今のところ飽きない。
最近「内食」ブームというが
じつはお総菜や冷凍食品の売り上げが伸び
調理をしているひとは少ないと
僕が仕事でやっている
某国大使館農務部関連のウェブサイトのために
超大手GMS(大規模小売店のこと)の社長にインタビューした際
聞いたことがある。
タジンはデイリーユースもつらくないから
使ってみることをオススメする。
こんな時代に
金のかからない
娯楽ともいえるし。

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2010年5月12日 (水)

ランチ1週間その210

先週のランチは……
ゴールデンウィーク中だったため
ほぼ内食。
開けの金曜日に
渋谷で打ち合わせがあったため
桜が丘町のインドネシア料理
アユンテラス」へ寄り
ルンダードンという
スパイシーかつ甘めの味つけの牛肉を載せたゴハン。

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渋谷区桜丘町20-12 ヤシロビル/03-5458-9099

僕はこれを初めて食べてみたのだが
すぐにサクソンのビーフドライカレーを連想した。
適度な甘さが
日本人の下の記憶を刺激して
万人ウケする料理になっている。
これを嫌いだというひとはいないだろう。


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2010年5月10日 (月)

早朝撮影やってます

連休中に何日か
クルマの早朝撮影の立ち会いがあった。
早い時は朝の4時で
街ではまだバーが営業中の時間だ。
そういえば
以前SO BARという西麻布のバーで
話しを聞いたとき
朝7時までやっているので
朝食を食べるひとがいると言っていた。
撮影したのは
何台もあるが
1台はベントレーの
コンチネンタル・スーパースポーツ。

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630馬力のエンジン搭載の
超ド級の2ドアクーペだ。
通常のコンチネンタルではクロームで
キラキラ輝いているところが
ブラックの
ピアノフィニッシュのように仕上げてある。
もうひとつ
ベントレーでおもしろいと思うのは
かつてレースで活躍した
自社のヒストリーをいまも
製品のそこかしこに反映していることだ。
たとえばドアの内張り。

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菱形の縫い目は
クロスステッチという手法で
ファブリックを張り込んである。
これなど1930年代のレーシングカーを
彷彿させる。
これをDNAと呼ぶなら
それを大切にする作り手がいて
評価する受け手がいるから
成り立っているということになる。
それにしても
連日のように早朝撮影に立ち会った
編集のキムラさん
お疲れさまでした。
初めて会ったときは
きれいな縦ロールだったヘアスタイルが
ただのロングになっていたことが
キムラさんの大変さを物語っていたように思う。
風邪
早く治るといいですね。


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2010年5月 9日 (日)

小松家のすごいBBQ

料理ジャーナリスト
小松宏子さんに誘われて
小松家のバーベキューパーティに参加。

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これがさすがという内容で
すごい肉のオンパレード。
なんだか耳をそばだてていると
普通のルートでは入手できないようなものを
持ってきた
その道のプロもそのパーティに参加している模様。
まず鶏で始まり
そして豚のかたまり。

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こうして炭火でじっくり焼いたあと
焦げた部分ははずして
ロゼのところを楽しむ。

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それから骨付きラム。

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最後は牛肉のすごい塊が登場したのだが
そこでわが家は時間切れ。
後ろ髪をひかれる思いで退散。
ごちそうさまでした!
小松さんは先頃
東京・松見坂(渋谷ちかく)のフレンチの名店
「ミラヴィル」の都志見セイジシェフとともに
野菜ひとつだけのレシピ」(文化出版局)を著した。

Photo

61種類の野菜で70のレシピという
すごい内容。
「料理も新しいものばかりよ!」(小松さん)とのこと。
たしかにパラパラめくっていると
うまそうなものばかり。
かつ美しい。
いまの日本のフランス料理のよさというのか
ほどよくとんがって
ほどよくやさしい
都志見さんのいいところを引き出した本になっている。


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2010年5月 8日 (土)

池尻大橋のイブローニュ

僕はビストロというものが
とりわけ好きなのだが
なぜだろう。
シェフの料理のワザと
焼くとか混ぜるとか
ソースというより
素材の味を活かした調理法が
ほどよくミックスされているからだろうか。
このあいだ出かけたのは
池尻大橋駅近くの「イブローニュ」。

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世田谷区池尻2-27-7/03-3419-6033

このときは
バベットステーキ
グリーンペッパーソース(2200円)で。
前菜は細切りニンジンを
油と塩で和えたキャロットラペ。
ワインはスイスのシャルドネ(5500円)。

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僕はこの作り手を知らないが
エチケットがやたらかっこいい。
こういうワインはたいてい当たりなのだが
案の定これも当たり。
これはシャルドネ独特の香りが控えめで
ほんのりした甘みがあり
牛肉にもよく合う。
サービスの男の子はなにも知らないのだけれど
(まあしようがないね)
シェフが積極的に会話をするタイプなので
相談に乗ってもらいながら
メニューを組み立てるのがいいだろう。
それでこそビストロ。
日替わりも多いし。
店内は満員。
フリのお客さんが
次々に断られていた。


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2010年5月 7日 (金)

馬乳酒のある夕べ

モンゴルの酒に
馬乳酒というのがある。
さきごろ義姉のユカちゃんが
モンゴルみやげに買ってきてくれて
みんなで飲んだ。

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モンゴルではとっても
ポピュラーなお酒だけれど
手に入れるのに苦労した」ということだった。
調べてみると
たしかに酒というより
酒入り乳酸飲料という位置づけで
水がわりに飲むひともいるらしい。
手に入れるのに苦労した、というのは
馬の乳をしぼって
牛の皮で出来た袋に入れる仕込みが始まるのが
6月というせいもある模様だ。

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吹いたあと……

どんな酒だろう……と
こわごわ見守るなか
ユカちゃんが開栓すると
とたんに白い液体が噴き出した。
瓶内で発酵が進んでいたせいだ。
ノンフィルターのワインに似ている。
香りは
そうだなあ
強いていえば
キノコのようで
酸味が強烈に強く
甘みはない。
独特。
慣れないと飲みにくいが
慣れると意外にうまいかも。
ユカちゃんが持ってきた
モンゴルの燻製チーズにはよく合った。
これは逆に
飲みつけてしまうと
ないとさびしくなりそうだ。
日本ではアルコール分を強めたものが売っていた。
しかしこの「キノコ臭」は
こぼれたテーブルクロスを洗っても
なかなか落ちないほど強いもの。
おそるべし馬乳酒だ。

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2010年5月 5日 (水)

ランチ1週間その209

連休も今日で最後に。
それとはまったく関係ないけれど
先週のランチ報告です。
月曜日は渋谷のペルー料理店
ミラフローレス」でロモサルタード。

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渋谷区桜丘町28-3/03-3462-6588

牛肉と野菜の炒めを
ライスと和えて食べる
日本のペルー料理店の定番。
しょうゆ炒めではないのだが
そんなかんじの
日本人好みのあっさり系味つけ。
かつこれに
辛いソースをからめて食べると
ぴりっとしてよりいっそううまくなる。

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火曜日は乃木坂シチリア料理「ニーノ」で
2200円のコース。
前菜は
フリタータ(オムレツ)と
カポナータ(野菜煮込み)と
アグロドルチェ(甘酸っぱい味つけしたツナ)。

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港区南青山1-15-19/03-3401-9466

パスタはルビデッリなる
シチリアのものを使い
それにラグーソース。

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金曜日は溜池の「RANDY」で。
もとKIHACHIカフェがあったところにオープンした
カフェレストラン。

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港区六本木1-3-37 アークヒルズアネックス/03-3568-2888

そこでエビカツサンド。

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ピリッとしたソースがからめてある。
それとカレー。
壺のなかに
オニオングラタンのように
チーズとともにカレールーが入っている。
底にライス。

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これはかなりボリュウムがある一品。
あと友人の郷知詠子さんが作った
コンフィチュール3種と
パンが食べ放題。

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サービスの雰囲気もよく
ケーキも種類が豊富。
この時は外国人カップルが多かった。
そして連休に突入。


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2010年5月 4日 (火)

餃子と潮州ラー油

餃子というのは
あまり肉をいれないほうがおいしい、と
友人の料理研究家が言っていた。
そう
たしかに
おいしい餃子というと皮の印象が強い。
ムチムチしていて
味がいい
小麦粉で出来た皮
皮というよりそれ自体が本体というべきか。
でもまあ
家庭料理の雄でもあるから
たいていは許せる。
先日三河島で偶然入った餃子専門店「華や」
カウンター5席しかない。
でも5人座るとたぶん手を動かすスペースは
なくなるだろう。

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メインは水餃子と焼き餃子。
やっているひとは
大連のある遼寧省出身の中国人。
味は皮がしっかりしていて
中身より印象に残る。
最初は定食で頼んでしまったが
後でしまったと思った。
餃子だけで食べるべきだった。

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水餃子が余ると焼くそうだ。
で、中国のひとは
水餃子に生のニンニクを刻んだタレを
合わせるが
お店に用意はなく
(「誰も頼まないので」とのこと)
そのかわり
彼の故郷出身のひとたちは
みな気に入っているという
李錦記の潮州ラー油を勧めてくれた。
唐辛子の塩漬けを使ったもので
なるほど
しょっぱくて辛い。
餃子に合うのはたしかだ。
でも業務用でしか販売していないのが難だ。

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2010年5月 3日 (月)

タジンに燃えている

「料理しますか?」と訊かれることが多い。
このあいだは
「どんな料理に凝ってますか?」と
某誌の編集長に訊かれたので
「タジン料理です」と答えたら
しばらく無言になられた。
タジン鍋
僕が使っているのは
ストウブ製のタジン鍋。
径が大きいタイプで
4人前ぐらい作れる。

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タジンはモロッコ・マグレブのベルベル族が使い出したもので
あらゆる食材を使う料理をカバーする。
上の部分で蒸気の対流が起きて
蒸しと焼きを同時に行う。
現地では
タジンによるコース料理が主流だったそうだが
いまはタジン一品に
サラダとかクスクスとか
サイドディッシュをつけて食べる。
でも肉をタジンで作って
野菜もタジンで作って
クスクスもタジンで作るのは素晴らしいコースになる。

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これは最近の作であるビーフタジン
肉をタマネギと炒めたあと
45分ぐらい煮込んで
サツマイモ入れて蒸し煮して
最後にトマトと豆を入れる。
写真にはないが最後にコリアンダーの葉を刻む。
じつは本当は
ras-el-hanoutを入れるのが肝。
いわばスパイスミックスで
シナモンとか
ショウガとか
コリアンダーとか
ミントとか
多数のスパイスを入れる。
マグレブでしか手に入らないスパイスもある。
が、これというレシピはなく
各家庭で独自のものがあるそうだ。
なのでウチではどうしているかというと
豆板醤いれたり(笑)。
こちらはラムのモモ肉をミントの葉とタマネギとミンチした
肉ダンゴのケフタ

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最後にタマゴを落とし入れ
パセリの葉をちらして食べる。
こんなかんじで
チキンとカブとヒヨコ豆のターメリック風味とか
チョリソとほかのソーセージのヒヨコ豆煮込みとか
少しずつレシピを増やしている。
なにがいいって
料理として肉あり野菜あり豆ありと豊かななのと
うまいのと
そして簡単なところ。
しかし
日本ではいいレシピ集がないのが悩みの種。
いまはこの本を参考にしている。

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あとはレストラン行くとかして
足でかせがないと行けないんだろう。
かつてモロッコ行ったとき
タジンは全然意識しなかったのを反省。
いまタジンを買っているひとたちは
何を作っているんだろう……。
作るものがないと
せっかくの素晴らしい鍋が
一過性の流行で終わってしまうと
勝手に危惧している。
いいモロッコ料理のレシピ集欲しいよ。

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2010年5月 2日 (日)

イタリアンの新店

アロマフレスカ出身で
かつて「バルカ」というイタリア料理店を
広尾でやっていた
田窪シェフが
アーリア」という新店を恵比寿で開いた。
以前友人のホームパーティでお会いしたとき
そのことを聞いていたので
開店早々さっそく夕食を食べに。
店内はまだ内装工事後の匂いすら漂う
出来立てのほやほや。
このときはサービスのひとに強く勧められて
おすすめのコース(8200円)を。
最初はサクラマスのカルパッチョから。

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渋谷区恵比寿西1-12-11 Biosビル4F/03-3496-5050

酸味の効いたソースとからめると
食欲が増す。
次がグリーンアスパラのオーブン焼き
薄いラルドが載せてある。

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そしてジャガイモのニョッキ

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クリーミーともいえそうな
口の中で溶けそうな食感が特徴的だ。
メインは松坂豚のロースト

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グリルした山菜がほのかな苦みで
味に変化をつけている。
豚は独特の野性的な香りがある。
ダメなひともいるかもしれない。
そして最後に「シメ」のパスタが出る。

かつて田窪さんのボスだった
原田さんがいまも「カーザ・ヴィニタリア」で
やっているように
好きな量を頼める。
2種類あるが2人で1種類にしなくてはならない。
そこでトマトソースのスパゲティ。

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「みなさんだいたい40グラムです」と
サービスの人が言うが
我々は100グラムをオーダー。
あっというまに食べられた。
ややレモンをしぼりすぎ、というかんじだったが。
デザートはティラミス

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これがおいしい、というかおもしろい。
チュイルのように仕上げた
甘くない板状のチョコレート風味クッキーがついていて
それで中央のスクープの中の
クリームをすくって食べるとティラミスになる。
そして最後のミニヤルディーズも
ていねいでよかった。

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僕がデザートに大きく印象を受けるということは
それほど多くないけれど
「アーリア」のものはよかった。
全体にはサービスを含めて
もうすこしこなれてくるといいだろう。
しばらく経ってから
予約を入れるといいかも。

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2010年5月 1日 (土)

おそらく最後のふぐ

そろそろふぐも食い納めという時に
仕事でお世話になっている方々に
ふぐをごちそうになった。
行った先は築地「天竹」。
ごちそうしてくれたサクライさんが
幼少!の頃から
お父様に連れられて通っていた店だという。

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「当時の一軒家のような
いい雰囲気はなくなっちゃったけれど」ということだが
それでも蛍光灯が
雰囲気をかもしだしているし
従業員がずらりと勢揃いして
出迎えてくれるやりかたには
嬉しい驚きをおぼえる。
メイン料理はふぐちり。

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中央区築地6-16-6 天竹ビル/03-3541-3881

「黒い皮をぜひどうぞ」と勧められた。
この黒いところにはとくに栄養素があり
抗ガン作用もあるというが
どうなんだろう。
プリプリとしてうまい。
身のほうも
淡泊だけれど
独特の食感と
噛んでいるとじわっと
うまみが広がるかんじはふぐならでは。
最後は雑炊。

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店の女の子は
ごはんとかタマゴとか
何も言わずテーブルに置いて去ってしまう。
でも誘ってくれたひとが
みごとな手つきで
雑炊を作ってくれた。
最後に玉子に流しこむ
その手つきまで
まるで雑炊づくりの教科書。
鍋をさっと食べる食文化って
いまもこのようにして
守られていると知った。


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