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2010年3月23日 (火)

ちょっとマジメなディーゼルの話

いま欧米でもハイブリッド車が増えているが
あちらにあって
日本に(ほとんど)ない環境技術がディーゼルエンジンだ。
メリットとしては
燃費がよいためリッターあたりのCO2排出量が
ガソリンより少なく
かつ高速ではハイブリッドより高効率という点が
あげられている。
しかしその一方
排ガス中のPMという微粒子の除去が困難というデメリットも。
そこに切り込んだのがドイツ車メーカーで
窒素酸化物とPMをともに減らす新システムを採用した。
それを先頃体験した。

Dscf4442

わが国にも導入が予定されている
ドイツのディーゼル軍団の先陣を切って登場したのが
メルセデスベンツの新型Eクラスに設定された
ブルーテック」で
ひとことでこのシステムの特徴をいうと
AdBlueと名づけられた尿素水溶液を使うこと。
これを排ガスに噴射することで
化学反応により窒素化合物を大幅に削減する。

Dscf4438_2

尿素水溶液はこのように
トランクルーム内のタンクに貯蔵されている。
ディーゼルの問題は大きく言って
窒素化合物とPMの2つと書いたが
PMを除去するには触媒の燃焼効率を上げればいい
しかしそうすると窒素化合物が増えてしまう。
その二律背反性を解決するのが
今回のテクノロジーだそうだ。
今年アウディでも同様のシステムを搭載した車両の
日本導入を検討しているとか。
Eクラスのタンク容量は24.5リッターで
1000kmあたり1リッターが消費の目安だそうだ。
2万km以上無補給で走れるため
たいていは車両点検時にサービス工場で
補充してもらうことになる。
ただその前に補充が必要になる時は
ボトル買いをして自分でやるのも簡単な模様。
日本ではトラック用に同様のシステムがすでに
採用されていて
やはり尿素水溶液が販売されている。
Eクラスではスペアタイヤを入れるスペースが
なくなったため
ランフラットタイヤといって
パンクしても空気をいれずある程度の距離を
走行できる特殊なグッドイヤー製タイヤを装着している。

Dscf4449

このブルーテック・ディーゼルエンジンを搭載したのは
BlueTECE350 」で
セダン(798万円)とステーションワゴン(833万円)の2本立て。

Dscf4459

ステーションワゴンを運転したところ
パワフルでかつ静か。
ランフラットタイヤによる操縦性の悪化を指摘するひともいるが
それほど気にならないと思う。
同時に1.8リッター+ターボで
効率のよさをはかった
E250CGIブルーエフィシエンシー
ステーションワゴン(699万円)にも試乗したが
ブルーテック・ディーゼルのほうが
ナチュラルで好ましかった。

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