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2009年11月 2日 (月)

ジャビーとベルナール

昨日のバーレーンGPで
今年のF1も幕を閉じたが
F1関連で最近おもしろい本を読んだ。
ジャビーズ・コラム最終章」(二玄社)。
ジャビーとは
ジェラール・クロンバック氏のことで
F1の黎明期から活躍していた
フランス人のモータージャーナリストだ。
とりわけ英国の各チームとの親密な交流による
詳細な情報と
ジャーナリストとしての鋭い視点による
F1の通史。

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僕はかつて
同様にF1の黎明期から写真を撮り続けていたフォトジャーナリスト
ベルナール・カイエさん(故人)の原稿をもらっていて
50年代60年代の
商業主義にどっぷりはまりこむ前の
F1の世界の人間くささについての言及が
とてもおもしろかった。
どちらかというとカイエ氏はフランス側で
クロンバック氏はイギリス側。
いつぞやこの二玄社で自動車書籍を担当している
イトウさんと話したとき
「カイエさんには
ジム・クラークの写真が少ないんだよね」と言ったら
「ジャビーが英国側は既得権益として
ガードしていたんじゃないの」と言って笑ったことがある。
でも僕はかつて
そのカイエ氏からクロンバック氏を紹介してもらい
ふたりの対談をモナコで開いたことがある。
それはマイクロソフトでやっていた
インターネット上の自動車サイトで公開したのだが
たいへん面白い内容だった。
裏話続出なのだが
なによりテーマは
いまのF1には愛が欠けているんじゃないか」だった。
よくわからないがその通りだと思う。
昔はレースの後
ジャーナリストがバーに集まっていると
そこへドライバーがやってきて
みんなで食事に行くのが慣例だったとか。
「そういうことは一切なくなったね」と
2人のジャーナリストは言っていた。
ところで本に関して
なんとならなかったのかなと思うのは
製本と価格。
函入りというのも仰々しいし
(その函がまたキツい……)
立派な装幀で9000円を超える価格というより
もっと軽くて読みやすく
買いやすいほうが
絶対にいい。
せっかくの面白い内容が
限られたひとのためのものになってしまうのが惜しい。


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