レザンファンギャテのテリーヌ
「レザンファンギャテ」という
フレンチが代官山・八幡通りにある。
ここの名物は常時8種類ぐらい用意されている
テリーヌ。
時々「食べたいなあ」と思う。
いまもそう思いながら、これ書いているのだ。
テリーヌはご存じのとおり
テリーヌ型といわれる耐熱製の器を使って作り
オーブンで加熱したあと冷まして
オードブルとして食べる。
仏ストウブの容器が並んでいる
「フランスでの修業時代から
この料理方法はおもしろいと思って
それをつきつめていくうちに今のように」と
先日取材したとき
シェフが教えてくれたが
まるで芸術品のように見事な見かけのものもある。
2205円
野菜のテリーヌの作り方などは
野菜の下ごしらえや野菜を入れる順番などあって
聞けば
気が遠くなりそうな面倒くささだが
シェフによると「楽しいです」ということ。
世のシェフの中には
細かい作業が大得意なパティシエ型のひとが
たまにいるが
この原口シェフもおそらくそうなのかも。
で、味もいい。
ちょっと高くて3465円
オマール海老のテリーヌなんて
食材に凝ったものもあるが
僕がいちばん好きなのは
「最低2週間熟成させたシェフ自慢の田舎風テリーヌ」。
2100円
肉のうまさがガンっとくる。
「これは僕も自慢の一品」とのこと。
ここでのディナーは
プリフィックスの場合
テリーヌ1品入りの場合と
テリーヌ2品入りの場合とがある。
たいてい「1品でいいよね」と頼むが
あとで必ず「テリーヌを追加したいのですが」と
言う羽目になること必至。
手前のカジュアルなバーカウンターで
コースでなく
テリーヌとグラスワインという頼み方も出来る。
行ってみたくなりながら
これを書いている。
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