連日満席の理由
このところスペイン料理づいている。
そのなかの1軒
小笠原伯爵邸は
けっこう楽しめた。
デザートを別にして
9品でてくる
コース(1万500円)のみなのだが
最初はちょっと
アバンギャルドな仕立てから始まり
魚、肉となると
オーソドックスになるという流れ。
これは飽きないし
よく考えられていると感心した。
ふかきれをパスタに見立てた
フィデウア
(カタルニアで食べるパスタ料理)とか
青梅で作ったガズパチョといった
おもしろい料理も。
個人的にはスターターの
パン・コン・トマテがおいしかった。
パンににんにくとオリーブオイルと
トマトを載せて食べる前菜だが
(スペインではこれのでっかいのを
たくさん食べたりする)
グラスに入っているのも
じつは同じ料理。
フレークやエキスになっている。
かきまわしてスプーンで食べると
同じ味がする。
いっぽうメインは
山形の黒毛和牛ほほ肉の赤ワイン煮
見た目どおりの
オーソドックスなおいしさだ。
ただし
つけあわせのブーダン(血のソーセージ)が
ふだんなら
焼きりんごのスライスなどが
添えられているのだけれど
小笠原伯爵邸のシェフは
リンゴでソーセージを巻いてしまった。
これおもしろいだけでなく
味もよい。
これだけでワインを飲んだら
おいしそうだ!
あとでシェフに確認したら
アラカルトはやる気はないそうだ。
残念。
でもコースを増やすことは検討しているとか。
また行きたくなる1軒。
連日満席というが
それもわかる。
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