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2008年6月30日 (月)

世界でたった300人

ワインにまつわる仕事は
数多くあれど
この資格をとったら
一生食うに困らない、と
言われているのが
マスター・オブ・ワイン。
ソムリエの親玉みたいなもの。
資格をとるのは
はなはだ困難。
世界中で300人弱しかいず
英語による表現力も審査の対象となるので
日本人がこの資格を取得するのは
かなり難しいと言われている。
そのマスター・オブ・ワインに会った。
場所はコンラッド東京。
オーストラリアの
マスター・オブ・ワインが
ゴードンラムゼイ東京の
前田シェフと
料理とワインのマリアージュをしたディナーが
先日開かれたのだ。
僕も呼んでもらったのでホイホイ出席した。
僕なんかでいいんでしょうか、というかんじだが。
ルイロデレールからはじまり
ポーチした冷製イトヨリ鯛と鰯
トマトのバジルのタルト添えには
ベネトの
「カルバリーノ・ピエロパン」(ソアベ)を
合わせる。
キングサーモンのポワレには
オーストリア・マーガレットリバーの
「ボイジャーエステート」のシャルドネを
合わせる。
メインの子羊のロースト、ニース風には
ローヌの
「タルデュ・ローランのシャトーヌフ」を
合わせる、といったぐあい。

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今年ロンドンから赴任した前田シェフも
大車輪でがんばっていた。
僕はS学館のYさんや
ホテルジャーナリストのせきねさんといった
旧知のひとたちと楽しいひとときを
過ごさせてもらったが
申し訳ないぐらい。
でも後日
「いかがでしたか?」とわざわざ電話をくれるという
気配りに感謝である。
ワインはとてもおいしかったが
個人的に超をつけたくなるほど
樽香のきついボイジャーのシャルドネだけは
「?」であった。
そのことを大胆にも
マスター・オブ・ワイン様に申すと
「冷たすぎるからかな。
もうすこし室温に近づいてから
試してみてください」と言われた。
で、マスター・オブ・ワインに
訪ねたいことは、と言われて
「儲かってますか」と訊くと
「本業が歯医者なので大丈夫です」と
謙虚?なお答えだった。
さすがきれいだった、ような気がする。
中国人が漢詩でやってくれたら
それも聴いてみたい、と
酔っぱらった頭で思った。
表現っていうのは
どんな分野でも大事なのだ。
それを知ったのも収穫のひとつだった。

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2008年6月29日 (日)

トリュフの釜飯(涙)

街ごとに
自分なりのランドマークになる
商業施設がある。
渋谷だったら
小学校の時から時どき出かけていた
西武B館だろうか。
恵比寿だと恵比寿ボウル。
ボウリングをしたことは1、2度しかないけれど
駐車場はしょっちゅう利用させてもらっていた。
とめにくい駐車場だったけれど。
それが今回、建物を建て直して
オフィスと店舗の複合ビルに生まれ変わって
ビックリ。
その地下に生まれた「春秋ユラリ」の
お披露目があったので
レセプションにはあまり行けない僕だが
久しぶりにこういう催しに顔を出した。

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奥に並んだストウブの中にいいもの(後述)が

仕事と仕事の合間だったので
慌ただしく失礼したけれど
フードジャーナリストのミワちゃんとかと
久しぶりに会えたりで
楽しいひとときだった。
この店のコンセプトメーキングから
すべてを担当している
杉本貴志氏が挨拶に立って
新しい春秋は
グローバルに通用することを
考えているということだ。
朝どり野菜や産直の魚介類など
素材に凝りながら
そのよさを活かした料理を提供するのが
春秋ユラリの考えとのこと。
野菜のコース仕立て(4800円)などが
設定されている。
店は「ユラリ」という店名に関連づけて
水滴や波紋をモチーフに
あまり凝りすぎない内装。
僕は個人的に日比谷の
春秋ツギハギの内装が好きなのだけれど
あそこまで独特の
美意識はない。
名物(になるであろう)1品は
トリュフの釜飯なのだそうだけれど
食べ逃した。
急いで帰ったせいだ。
慌てるこじきは貰いが少ないのだ(涙)。

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2008年6月28日 (土)

桃のスープ

知ってますか?
レストランとは
語源的に
レスト(休息)と同じで
フランスで始まったときは
疲れたからだを休めるために
行く場所だったとか。
そこで飲むのは
液体の肉ともいうべきスープだった。
最近はレストランで
あまりスープを飲まないが
飲むとなるほど
からだにやさしいと強く感じる。
そんなスープを
今月のデパーチャーズ誌で取材した。
日本家庭料理の「に萬」からフレンチまで
いろいろバリエーションをと考えながら
4軒を訪ねた。
どこもスープで定評のある店。
たとえば六本木の「ラ・ファランドール」で
作ってもらったのは
冷たい桃のスープ。

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桃をくりぬいて
そこにコンソメと果肉を合わせた
冷たいスープを戻し
最後は容器になっている
桃の果肉まで食べられるというもの。
桃の種類が変われば
味も変わるというのも楽しさのひとつだ。
軽井沢の人気店
「エルミタージュ・ド・タムラ」でも
ファンが多い一品なので
知っているひとも
多いかもしれない。
シェフの出身レストランが同じなのだ。
あと入れたかったのは
中国のスープ。
上湯、毛湯、頂湯、白湯と
出汁のとりかたもさまざまで
味もコクもさまざま。
ちょっと高級な中国料理店では
事前の予約で
こういうスープを作ってくれる。
ファンも少なくないようで
スープも意外に
ぜいたくな食の楽しみなのだ。

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2008年6月27日 (金)

ハマーよりH3

スピンオフって言葉がある。
なにかの目的に開発された技術が
ほかの分野でも
製品として役立てられること。
戦争モノに多い。
このインターネットだって
米国海軍が開発したものだし。
いま出ているエスクァイア誌で
試乗記を書いた
ハマーなる米国のクルマも
もとはそうだった。

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米国陸軍用に
次世代ジープとして開発されたのがオリジン。
密林の戦争が多かった時代には
小型のジープ。
なかにはヘリコプター輸送を考えて
総アルミボディの軽量タイプまであった。
ハマーは砂漠の戦争のために
開発されたものだった。
かつてはランボルギーニも
この市場を狙って
LM002なるミドシップの
高速ヨンクを作ったことも。
結局、アメリカのAMCという
クライスラーに吸収されたメーカーが
基礎開発を行って
それが採用されることになったのだけれど。
かつて僕が乗ったことのある「ホンモノ」は
ディーゼルV8を搭載
ハンドルはなんと塗料を塗っただけの鉄製。
誰でも運転できるようにと
変速機はオートマチック。
ただし秒単位での操作が出来るようにと
ギアの間にロックがついていなかった。
つまりパーキング位置からすぐに
ドライブに入るし
リバースに入れるときもまっすぐ引くだけ。
ロックなんてついていたら
解除のための一瞬だけでも
戦場では落命のリスクが高まる。
楽しさとは無縁の「道具」だった。
でもH3は戦争とはとうてい無縁。
とてもよい乗り心地と
路地でも楽々走れる操作性のよさが特徴だ。
5気筒エンジンで
ハンドルを切ると気持ちよく走れる。
ノリがいいというか
ドライブが楽しくなる1台だ。
もちろん
こちらのほうがいいに決まっている。
平和が一番。

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2008年6月26日 (木)

コトはカタチから

オガワってイタリア人みたいだね、と
昔言われたことがある。
どこがって
なにか始めるときに
カタチから入るからだ。
アクションよりモノが先。
そういうひと、少なくないですよね?
(同意を求めてます)
たとえばフライフィッシングなら
キャスティング習う前に
ロッドで悩むタイプ。
二輪ならジャケットとかヘルメット。
二輪より迷うぐらいだ。
実際にバイクより先に
シャークとBMWのヘルメットを
入手したことも。
今週の「カーセンサーエッジ」で取材した
モトーリモデルナっていう銀座の
バイクアクセサリーの店も
そんなひとに支持されているようだ。
モモデザインというイタリアの
ヘルメットを扱って
オシャレなバイカーの間で
確固たる地位を築いた店。

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こんなふうにMOMOって大きなロゴが
入っているのが特徴。
角度によってヨロヨロって
読めるらしい(笑)。

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2008年6月25日 (水)

ランチ1週間その115

先週のランチ報告です。
日曜日はルマンサーキットで。
レースに参戦している
アストンマーチンがVIP用に作った
りっぱなホスピタリティの建物で。
ラタトゥイユをはじめ野菜と牛肉の煮込み。

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アストンマーチンのケータリングは塩味もほどよく
おいしい。
ルマンは土曜日の午後3時から
日曜日の午後3時まで続くレースなので
昼も夜も朝も昼も
そして最後の日の夜も食事が用意される。
月曜日はロワール渓谷ちかくのラバルダンなる
小さな小さな町の「ルレ・ダンタン」という
レストランで
パーチ(スズキの一種)のグリルをメインに。

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すぐ脇をロワール川が流れているのだが
そこでとったのだろうか……。
よくわからないが
ロワール川では大きな魚がかかるらしい。
こちらの料理は塩かげんもよく
つけあわせのアスパラガスなども
緑の味が豊か。
火曜日はエールフランスの機内。
朝食として出たが
日本の時間ではお昼すぎ。

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オムレツ。
エメンタールチーズを溶かして
まわりにまわしがけしてある。
やっぱりフランス
コクがあるわ~。
水曜日は東京・西小山の」「杉山亭」で
名物のオムライス(980円)

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ケチャップの味、極力おさえめで
たまごも生クリームなどいれず
フライパンですなおに焼いたもの。
しつこくなく
すっきりした味で
ファンが多いというのもうなずける。
店主さんは常連さんとの話しに
熱心なご様子だったが。
木曜日はニューオータニの
「トレーダービックス」で
牛肉の焼きうどん、黒こしょう風味(2500円)。

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この価格に見合う価値は、というと
なかなか難しい部分もあるのだが
おいしいはおいしい。
うどんは角のたった噛みごたえのあるもの。
風味は和風でいて
微妙にカレーとかオイスターソースとか入ってアジア。
あと2000円安ければ(笑)
ひんぱんに食べたい。
トレーダービックス
TIKIな雰囲気の内装といい
パンパフィックな料理といい
貴重な存在だ。
金曜日は目黒の「ゲウチャイ」で
正式名は知らないが
カレー味のスープの玉子麺と
グリーンカレーがセットになったランチ。

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玉子麺はほんのり甘味が効いて
タイ風というよりなんだか和風。
鶏肉がごろごろ入っているのでボリュウム感あり。
グリーンカレーは辛かった!
土曜日は「でら打ち」で
めかぶと梅干しのうどん。

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同じうどんでも
トレーダービックスとはまったく違う。
ほっとする味。
一緒にカレーうどんも食べてしまった。

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2008年6月24日 (火)

植物のキモチ

長いつきあいになるのに
なかなか理解できないもの。
それは植物。
上手に育てるひともいるけれど
僕は水のあげかたひとつからして
いまだにわかっているとは言い難い。
あげすぎたり
あげなさすぎたり
どうしたら植物が喜ぶかについての知識が
どうもいまひとつなのだ。
ところが
そんなことを気にする必要もなく
しかも植物がぐんぐんと育つという
おもしろい商品に出合った。
それがアメリカで開発された
「ウォーターファーム」。
家庭用の水耕栽培だ。

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これを今週の「週刊朝日」でとりあげた。
原理は鉢が二重になっていて
下の層に水をため
その上にある空気の部分に
熱帯魚などで使う空気ポンプで
空気を送りこむことで
圧力によって水をパイプで上に回し
上の鉢にポタポタと水を滴らせる。
これをずっと続ける。
キモはもうひとつあって
特殊な素焼きのボールを
土のかわりに使うこと。
そうすると根のまわりに
適度な空間が生まれ
根が「呼吸」出来るのだという。
これが最も大事なことらしい。
で、僕のはまだだけれど
取材させてもらった東急ハンズの
観葉植物の鉢では
すくすくと伸びていた。
ある程度大きくなってから植えると
おもしろいように育つとか。
観ているとポタポタと水が垂れていくのが
なんだかキモチよさそう。
植物と仲良くやるこつは
相手の気持ちを理解することではと
発見した気分だった。

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2008年6月23日 (月)

趣味ってなんだろう

いちばん困る質問ってなんだろう?
僕の場合
趣味はなんですか?だろうか。
というのも
趣味なんていえるものを持っていないからだ。
思い起こせば
小学生のときも
よく趣味って書かされて困ったものだ。
趣味ってなんだろうって。
当然、会社に出す応募書類も困ります。
なので趣味って欄がないものを探したり。
でもわりと好きで続けていたのが
フライフィッシング。
最後にやったのは5年ほど前だけれど
いまも道具はちゃんと持っている。
久しぶりに「やろうかな!」と思ったのが
いま発売中の「カーセンサーエッジ」で
川崎の管理釣り場を取材した時だ。
管理釣り場というのは
ひらたく言うと釣り堀。
川の途中を使って
そこに魚を放流していたりするので
「管理」とつけられている。
観ていると楽しそうに
みなさん釣っていらっしゃる。
フライに初めて挑戦するのか
ルアーのようにキャストしているひともいるが
それを含めて
釣りっていい娯楽だなあと思った。
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2008年6月22日 (日)

プリティシングス

むかし塩野七生さんにインタビューしたとき
「日本では男子辺幅を飾らずっていうけれど
美は辺幅にあるのよ」と言われたことがある。
最近その言葉を思い出したのが
先週マドリッドで泊まったホテルで。
MEというデザインホテルで
D誌編集部がとってくれたのが
スイートなのだが
ベッドルームにくっついているのが
応接室ならぬ
大きなモニターとソファのクラブルーム。
上階と1階には本当のクラブもあって
「ひと晩中音で眠れなかった……」と
同行のひとたちはぼやいていた。
それはともかく
おもしろかったのが
バスルームの鏡。

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こんな言葉が入っている。
デイビッド・ボウイのフレーズだ。
ちょっとしたシャレっ気だけれど
この短いセンテンスだけで
ずっと記憶に残る。
ホテルは進化しているのだなあと感心。

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2008年6月21日 (土)

さすがプロ

ひとのふり見て我がふり直せ、とはいうが
我がふり見て我がふりを直したくなるのが
映像である。
なんでこんなに「えー」を連発するのか、とか
なんでこんなに落ち着きなく動くのか、とか
映像で撮られたわが身をみると
なんとも恥ずかしい。
それなのに
映像の伝達力に感心するから
僕はつい出てしまうんですね。
いまオンエア中の日経BPtvで
ジープチェロキーと
クラウンハイブリッドについて
取材をしているのである。

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チェロキーでは悪路を走行したが
このとき撮影取材を担当してくれた
日経BPtvのSさん
クルマが跳ねたときに
ぼんっと飛び上がって
カメラごと天井に衝突していた。
なのに
「平気です、平気です」と笑顔の対応。
さすがプロ。
そんな涙ぐましい努力に支えられながら
ただ楽しく観ていられる番組に
仕上がっている。
そこにも僕は感心するのである。

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2008年6月20日 (金)

よかったルマン

いいねえ!と
多くのひとに言われるのが
「ルマン24時間レース観てきました」と言うとき。
なんだかロマンチックなレースと
思うひともいるようだ。
まあ、そんなことはあまりなくて
1周14キロのコースを
クルマがすごい勢いで回っている
耐久レースなのだが。
しかしおもしろくないか、と訊かれると
意外におもしろいのだ。
今年はとくにおもしろかった。
僕はアストンマーティンの
インビテーションで出かけ
コース脇の特設ブースで
レースを観戦した。

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午後3時にスタートして
翌日の午後3時に終了するルマン。
今年はとくにおもしろかっというのは
LMP1クラスでは
アウディとプジョーが最後まで接戦
最終的にはアウディが総合優勝したが
目を離せない展開だったからだ。
アストンもGT1クラスでは
コーベットとやはり大接戦。
最後は優勝したのだった。
そのときの様子を僕は
ピットで観ていたが
英国から来た女子たちは
みんな涙流して抱き合っていた。
よかったネ!

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優勝が決まったDBR9が最後の周回を終えるのを待つピット

スポンサーのひとつがテタンジェなので
NVだけれどシャンパーニュ飲み放題.。
いったい何本が空になったのだろう。
最後はクールなブースが
シャンパーニュの酔いとともに
優勝を喜び合うひとで
ごった返すまでになっていた。

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その意味でもとてもいい思いをした。
そんな今年のルマン観戦だった。


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2008年6月19日 (木)

ランチ1週間その114

先週のランチ報告です。
日曜日はパリ行きエールフランスの機内で。
生ハムを前菜に。

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主菜は鶏のすきやき風。
そちらも悪くなかった。
月曜日はバレンシアの取材先で。
自慢というバレンシア風パエヤをごちそうになる。
前菜もバレンシア名物といい
干しダラにパプリカ
それにアンチョビを入れたもの。

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火曜日はバレンシアの
「リヤス・ガヤガス」なる高級レストランで
取材をかねて。
海の幸の産地で知られるガリシア地方の料理を
特徴としている店。

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なのだけれど
その日のスペシャルはカンガルー!
赤いけれど淡泊な香りの肉。
赤ワインより白ワインに合うかんじ。
バレンシアは肉より魚を食べる地方のようだ。
水曜日はマドリッドへ移動。
市内どまんなかで
若いお金持ちに流行っている「ラムセス」というレストランで。

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これ
なにかというとイベリコ豚の炭火焼きなのだ。
甘いソースがからめてあって
焼き肉ふう。
料理はどこということなく
スペイン各地の料理をベースに
インターナショナルなテイストで仕上げているそうだ。
クラブとレストランが合体した店でした。
木曜日はマドリッドで100年以上営業している
「カフェ・ヒホン」。
ここは雰囲気がある。
ネクタイをしめたおじさんたちが給仕をしてくれる。
パリのリップとかああいうブラッスリーが好きだったら
絶対ここ!
オーソドクスにとアンダルシアのものではあるけれど
まずガスパチョ。

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ここのは最初からガルニッションなる
パンをはじめ野菜の数かずが入れてある。
でもすっとして暑い気候によく合う。
それからメインはアントルコットのステーキ。

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1ポンドはありそう。
おいしいことはおいしい。
とにかく食べ応えありました。
少し残したら悲しそうな顔をしていた。
金曜日はマドリッドからパリに向かう
エールフランスの機内で。

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サテーとサーモンのサンドイッチ。
そのあと宿泊したサルト地方のお城で
「お腹空いているんじゃない?」と
子牛の煮込みを出してくれた。
360度、ゆるやかな丘陵に囲まれた
午後のお城の食堂で
ひとりでほおばったこの料理
格別だった。
土曜日はやはりこのモンミレイルという
ルイ14世の娘が建てたという城でのランチ。

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パテ・ド・カンパーニュ
レストランでないが極上。
肉の旨みがみごとに詰まっている。
しかも強く固めていないので
口に入れたときにほどよく崩れていくかんじがまたよい。
フランスってどうしてこううまいのか!と感激。

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2008年6月18日 (水)

麦茶のようなスープ

ずっと印象に残る食べ物ってある。
僕の場合
ひとつはガスパチョ。
うまいなあ!と思ったのは20代のとき
出張で出かけたスペインで飲んだ。
炎天下
木陰で用意されたそれは
冷たくて
トマトの甘味のなかに
少し酸味があって
すーっとからだに染み渡るかんじだった。
そこで週刊ポストでかけもち連載している
うまいもの探偵団で
からだにいいランチを取り上げてくださいという
オーダーがあったとき
ガスパチョをすぐ思いついた。
食欲のない夏に
なにか食べたいなら
ぴったりの一品だからだ。
選んだお店は赤坂の「ロスプラトス」。

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お店はけっこう歴史があるが
最近移転して
けっこうヤル気まんまんの
おいしいスペイン料理店だからだ。
おととしは日本グランプリのために
やってきたアロンソも
この店を訪れ
肉をもりもり食べて帰ったとか。
ここのガスパチョは
飲んだあと
ほんとに爽快感が口中から食堂にかけて
いつまでも残る。
スペイン人は毎日ガスパチョを作りおきして
日本の麦茶のような感覚で飲むというが
それもよくわかる。
日本人にもぴったりな食べ物だと思う。

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2008年6月17日 (火)

感動させる力

このあいだ
ロックバンド「ミドリ」のライブ映像を
ユーチューブで観ていたら
超ミニのセーラー服姿で
ギターをかき鳴らす
後藤まりこが
声をふりしぼりながら
シンバルを叩くパフォーマンスをやっていた。
やっぱり人間
感極まると
ああやってモノを叩いて
音を鳴らしたくなるということか。
でもあのプロがバシッとタムを叩く音
あれはしろうとでは無理。
無理だからドラムスに憧れるのかもしれない。
そんなことを考えながら
今週の週刊朝日の連載では
パールというドラムスのメーカーが出している
「リズムトラベラー」なるものをとりあげた。
これはコンパクトなドラムスのキットで
ストリートライブのために開発したとか。

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通常、右の床に置かれている
フロアタムがバスドラから「生えている」。
もちろん奥行きも径も小さいので
それなりの音しかしないが
意外にプロが少しずつパーツをグレードアップして
ライブで使うこともあるそうだ。
もちろん初心者が使うのにも向いていて
ライバルは電子ドラムスだが
違いは将来本当のキットを使う気なら
これでないと訓練にならないところ。
正確に
的確な力で
バシッと叩いてこそ
聴いているものを感動させる
音が出せるのだ。
感動させるには
それなりの「力」が必要なのだ。

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2008年6月16日 (月)

B級への道

食の話題をさらにもうひとつ。
つい頼んでしまうのが
僕の場合カレーライス。
それもドライカレー的なものが多い。
チャーハンやチキンライスは
あまり食べないけれど
ドライカレーは好きなのだ。
風味がいいからだろうか。
最近でいうと
汐留シティセンターに入っている
「タヒチ」で名物のカレーを食べた。

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キーマのような
ペースト状のカレーが特徴の店だ。
新宿にあった店で
ずいぶんごぶさたしていたが
汐留で出合った。
もうひとつが築地「洋食の大山」の
ドライカレー。

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ゴハンが適度にパラッとしていて
なかなかうまい。
個人的にはこちらのほうが好き。
人気の面でオムライスやカツサンドには
かなわないドライカレーだけれど
食べればがんばっていると思う。
B級のさらに2軍のような存在だけれど
僕がなんとかしてやろう、という気になる。
まあ、どうしようも出来ないんだけれど。

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2008年6月15日 (日)

鮎のおかげで

昨日、季節の食べ物の話しを書いたら
もうひとつ思い出した。
6月から8月にかけて
なんとしてでも食べたいのが鮎。
秋の落ち鮎が好き、というひともいるけれど
僕は(いまのところ?)夏の鮎が好きだ。
鮎は川で生まれて
まだ卵黄がお腹にくっついているうちに
その栄養だけを頼りに
海までくだって
そこで育ち
初夏には産卵のために川に戻ってくる。
それで一生を終える。
その貴重な時を狙って穫って食べてしまうのだから
ほんと、ごめんなさい、というかんじなのだが
しかし、おいしい。
今年はまだ腹いっぱい、というほど
堪能していないけれど
ちょっと前に麻布十番の某店で食べた
まだ小さい鮎の炭火焼きも美味だった。

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そういえば
鮎が川を遡上してくるときに
えもいわれるいい香りが
川沿いの家の中に漂ってきて
(鮎は香魚というのだ)
それを嗅ぐと季節がきたのだなあと思うと
井伏鱒ニの釣りの先生でもあった
佐藤垢石がエッセイに書いている。
そういうの、いいなあ。
鮎のおかげで
生活が豊かになる
そんな気にさせられる。

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2008年6月14日 (土)

腹いっぱい、の食べ物

食べものをめぐっての話しって
世のなかにはいろいろ。
なかでも僕がよくするのは
死ぬ前に何を食べたいか。
みんないろんなことを言うから
これは楽しい。
とくに食事を一緒にする仲間とこの話しをすると
意外な答えがあったりするのがいい。
あなた、いつもはフォワグラ食べてるのに
死ぬ前は白いごはんですか……とか。
で、もうひとつ。
腹いっぱい食べたいものは?という話題もある。
メロンとか。
僕の場合、いくつもあるけれど
これからの季節だと大阪の水なす。
なすとはいっても
あの独特の匂いなく
りんごを食べているみたいなさやかな香りと
シャキシャキした食感がたまらない。
先日は西麻布の焼き鳥屋「瀬尾」で
今年初めて食べた。

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E誌編集部のYさんと一緒だったので
ふたりでひと皿しか頼まなかったのが悔やまれる。
でも「水なす、ふた皿!」って頼んだら
え?と聞き返されそうではある。
だからたくさん買って帰り
大皿に盛って飽きるまで食べてみたい。
もうひとつ好きな空豆もそろそろ終わりで
この夏は水なすと枝豆
心ゆくまで食べたいのだ。

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2008年6月13日 (金)

ストーンズのなぜ

このところ往年のロックバンド再結成ブームだけれど
ローリングストーンズが一番すごい
いちども解散していないのだから。
先日、マーティン・スコセッシ監督が
彼らのライブを撮った「シャイン・ア・ライト」を観た。
いやー、元気。
ミック・ジャガーはからだの動きもいいし。
でもよく考えてみると
やっていることは
再結成したロックバンドと同じ、というのが笑う。
つまり昔の曲のヒットパレード。
でもスコセッシのディレクションはすごい。
観ていると気分が高揚してくる。
オジサンたちはパワフルだ。
「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」の
キース・リチャードのアコギもきれいなもんだ。
で、このとき思ったんだけれど
ロニー・ウッドって不思議な存在だ。
ストーンズに本当に必要なのだろうか。
ずっとそう思ってきた。
でも、観ているうちに
バンド内での重要な立場が見えてきた。
映画ではクリントン夫妻が出てきたりするが
そう言うときにまっさきに挨拶するのはロニー・ウッド。
つねに誰に対しても愛想がいい。
スポークスマン的なことがうまいのだろう。
メンバーからも好かれているようだ。
こっちも観ているうちに好きになってきた。
音楽面ではダメかというと
「ファーアウェイ・アイズ」のような曲では
彼のスライドギターがうまくハマる。
(この曲の場面はカメラワークも最高)
スモールフェイシズとかフェイシズの時からの
アングロアメリカン的な音楽嗜好が
ストーンズにハマったってことか。
1970年代から
ストーンズはなぜ解散しないのか
メンバーはなぜ脱退しないのか……など
いろいろ書かれてきたように
ストーンズには「なぜ」がいっぱいある。
でもこの映画で
そのひとつが氷解した気になった。

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2008年6月12日 (木)

クルマの見方を変えたい時は

自動車については
昨今いろいろ言われていますが
技術という面からみたときは
この「発明」に感心するときがある。
とくにオフロードを走ったとき。
よくぞまあ
こんなものを作ったなと思うほど。
人間の身体能力の拡張装置として
驚くべき力を発揮するのだ。
アイスランドでランドローバーに乗った時は
岩山の道なき斜面を降りていって
氷河まで行ったことがある。
(ここでの運転はパリダカ経験も
豊かな小川義文氏だったけれど)
これにも感心したけれど
先日、朝霧高原でジープの新型チェロキーに乗ったときも
久しぶりに「すごいなあ」と感心した。
泥濘地のコースを走ったのだ。
このコースはとりわけ富士山の灰などで
滑りやすいのが特徴。
そこをオンロード用のタイヤを履いた
チェロキーで走る。
深いわだちがえぐられた泥の中を
走るときは
アクセルペダルをゆるめると
クルマが外側へ出ていってしまうから
とにかく進むべき方向を見ながら
アクセルを踏み続ける。
「クルマの行こうとしている方向へ行け」という
オフロード走行の鉄則どおり
ハンドルは握りながらも
神経をそこに集中
中立ふきんに戻ろうしていると感じれば
それをさまたげないように握る力を弱める。
あとは加速と減速にめりはりをつけながら走る。
ふつうの路面用のタイヤを履いているのに
チェロキーの走破性の高さに驚いた。
オフロード走行を体験すると
クルマの見方が変わります。

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最初はこんなかんじできれいなクルマ

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オフロード走行のあとはエンジンルームまで泥だらけ

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2008年6月11日 (水)

ランチ1週間その113

先週のランチの報告です。
日曜日は白金「カンテサンス」。
同じ客に同じものは出さないを
モットーにしている同店
楽しみに出掛けた今回もサプライズがあった。
まずはヒラメの薄造りとアオリイカに
火を通したものに
島らっきょうでとったスープをまわしかけた前菜。
それからシンプルだけれどおいしい
メインの酵素豚。

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見かけはフツウかもしれないが
じつは丸ごと1頭をローストしてから切るという手のかけかた。
そのせいでジュースが逃げない。
脂は溶けてしまう。
そこがじつに美味。
月曜日は銀座のタイ料理「サイアム」で
タイラーメンを仕事仲間のMさんと。

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問題はちょっとしょっぱいところ。
それから化学調味料も入れすぎ(だと思う)。
いきなりつーんときた。
僕が下取材のために誘ったんだけれど
別の意味でもしょっぱかった。
火曜日は新大久保「クンメー」で
クイティオガイトォウーン(735円)。

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鶏が入った米粉の麺。
こちらはずっと自然なかんじ。
サービスもいいし
クンメーは好きな店だが
ランチもよいと知った。
客が多いのには理由があると納得。
自分で味をつけるので
スープを最後まで飲めるのもハナマル。
木曜日はクライスラーの試乗会で朝霧高原へ。
オフロードコースの一角に設けられた
特設テントで海外みたいなケータリング。
炭火焼きのステーキを。

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自然の中でステーキ!
楽しみにしていたのだけれど
火力のコントロールが難しいのだろう
焼きすぎて肉汁がなくなっていた。
それとソースで甘すぎたのも残念。
霧の出ている初夏の高原で
気分は最高でしたけれどネ。
金曜日は取材で出掛けた横川で
横川といえばどうしても足が向いてしまう
「おぎのや」に寄って釜めし。

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ド定番のうまさ。
味付けも絶妙でいつ食べても好きだなあ。
なによりすごいのは、と一緒にいった
カメラマンのSさんと話したのだけれど
これまでに
エビ釜とかシャケ釜とか
バリエーションを作らずに
ここまで来たこと。
なかなか出来ることではありません。
ところで中に入っているアンズ
食べるタイミングはいつがいんだろう。
土曜日はこの道の先輩、佐山一郎さんのお宅で。
奥さま手づくりのミネストローネをいただく。
それと大岡山の「イトキト」のサンドイッチ。
佐山さんのお宅も大岡山。
ここのパンはおいしいね、ということで意見が一致。

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2008年6月10日 (火)

キャラウェイもモンダビも

もったいない、とかつて言われたことがある。
モーターマガジンという雑誌の編集長をやったときだ。
姉妹会社はゴルフダイジェスト社。
ゴルダイオンラインというゴルフ用品の
オンラインショップが人気で
そこで買うといいよ、とよく言われたのだ。
さらに、ゴルフをやれば
いろいろと楽しむ機会もあるよ、と。
でも、結局ちゃんとやりませんでした。
でもゴルフ道具っておもしろいもんだなあと思うことも。
今週の週刊朝日では
キャロウェイのレガシーというクラブを
とりあげることになった。
そのときもそう思った。
キャロウェイゴルフの日本法人で
いろいろ話しを聞いたり
クラブを見せてもらったりしたからだ。

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まあ、レガシーは
ゴルフをやっている友人らに話しを聞くと
いいモデルらしいので
勧めても間違いないらしい。
で、おもしろかったのは創始者。
キャラウェイ(本当はこの読み方が正しい)さんという
企業を育てて売ることで財をなしたひとだが
60を過ぎてからキャロウェイゴルフを作り
売ろうと思ったけれど
儲かるようになったのと
ゴルフがおもしろくなったのとで
それを取りやめて生涯、この会社を大切にしたのだとか。
それで思い出したのは
50近くになってワイン作りをはじめた
ロバート・モンダビ。
アメリカの壮年は頑張っている、と
記事ではしめくくったのだが
後になって編集部から電話があって
モンダビさん、このあいだ亡くなったそうです。
なので「頑張っている」という表現はちょっと
的を射ていないかも、と言われた。
モンダビが亡くなったのは驚いたが
彼もワインを残した。
人生の後半から何かを残していく、というのは
いい生き方だとこの記事を書いてから思ったのだった。

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2008年6月 9日 (月)

一歩踏み出すこと

美術館といえば特別展が騒がれる。
でも「特別展」って聞くだけで
行かなくちゃってなるのは日本人だけらしい。
なんで血が騒ぐのか。
特売みたいなもの?
でもじつは本当に中身が濃いのは常設展示だそう。
先日、カーセンサーエッジの取材で訪れた
成田ちかくの川村記念美術館でそう聞いた。
ライティングはその作品のためのものだし
周囲の空間もその作品に合わせて設定してあるとか。
聞けば、なるほど、と思う。
川村美術館は大きな敷地のなかにあって
そちらは無料で利用できるというおおらかさ。

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幹線道路から少しひっこんだところに建っているので
知るひとぞ知るというかんじだが
それでも平日にもかかわらず
オジオバでけっこう混んでいる。
僕が行ったときはマティスとボナールを
特別展で展示したので
そこは混んでいたが
本当にこの美術館が得意としている
アメリカのモダンアートのところまで
来ないひとが大半だとか。
ここには
フランク・ステラやバーネット・ニューマンや
マーク・ロスコの大作が飾られている。
それらが贅沢な空間づかいで鑑賞できる。

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それを観ないのは
もったいない話しだ。
でも印象派が一番人気というのは世界共通らしい。
集客・収益と
本当に見せたい展示との間で
どこの美術館も悩んでいるとか。
僕たちに出来ることはとにかく奥まで足を運ぶこと。
それだけでも美術館のためになる。
まさに「一歩踏み出す」ことが大事なのだ。

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2008年6月 8日 (日)

ティアナと檀れい

行きたくてなかなか行けないのが
新車発表会。
知らない方のために説明すると
新型車が発表になると
記者を集めて実車を見せながら
特徴などを説明してくれるもの。
このあいだ久しぶりに行ってきました。
OMOTENASHIをキーワードに
トヨエツと檀れいがなにやら
いいかんじの場所
(かたや樂吉左衛門館、かたや藤屋旅館)に
登場するコマーシャルの、あのティアナ。
今回は二次会まであって
最初は開発担当者が
快適なインテリアをアピールする
新型ティアナの説明を。
次に場所を移して
銀座4丁目ショールームで
檀れい登場!

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静かだけれど
それなりに強そうな檀れい
ティアナのような微妙な濃淡が映える
特別な雰囲気の着物をまとって輝いていた。
自動車好きだそうだ。
もっと大きな声でそう言ってもらえると
世のひとも自動車乗ろうかなという気になるかも。
それ、いま大事。

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2008年6月 7日 (土)

海が似合う500

以前住んでいた
目黒区のマンションに
フィアット500に乗っている
住人がいた。
1960年代のクルマだけれど
比較的簡単にエンジンがかかる
程度がよいもので
プルプルプルッと2気筒エンジンを
震わせては出掛けていた。
引っ越した先でも
近所に古い500を持っている家を見つけた。
車体が小さいだけに
街のいろんなすきまに入り込んでしまうのだろうか。
ちょこっといるかんじが「らしく」てよい。
その500が今度はイタリア語読み「チンクエチェント」を車名に
先ごろモデルチェンジ。
このことは前にも触れたけれど
このクルマの記事を今月のVACATIONで書いた。
一番人気がある500と
今のチンクエチェントの間には
機能主義と合理主義しか
言葉を知らなかったであろうひとが手がけたような
500があった。
戦前にもあったので
なので今回は4代目。
2代目を彷彿させるかわいらしいスタイリングのせいで
入荷待ちの状態が何カ月も先まで続くらしい。
この新型チンクエチェントについて
今月の「VACATION」で記事を書いた。

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どことなく昔のモデルに似ているけれど
大きくなって
エアコンも効く。
そこが時の流れを感じる。
取材では木更津の海のほうまで出かけてみた。
ひと気のない浜辺だったのだけれど
シーズン前の海なんて光景がけっこう似合う。
イタリア人もチンクエチェントで海に行ったと言う。
そんなイメージを含めて
なんとなく気分的に若返るクルマだ。

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大きなグラスサンルーフが標準装備

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2008年6月 6日 (金)

3つめの共通言語

世界共通の言語は2つ
数字と音楽。
そう言ったのは
ロックミュージシャンの
デイビッド・クロスビーだったと思うけれど
もうひとつ
アニメーションを加えてもいいかも。
欧州でテレビをつければ
日本のアニメを吹き替えでやっているし
息子や娘がハマっているという話しは
彼らからよく聞く。
最近も秋葉原の東京アニメセンターに
今週のカーセンサーエッジの取材のために
出掛けたところ
ガイジンが多いので、やっぱり、と思った次第。
東京アニメセンターは
その名前どおり日本のアニメーションの普及と
ファンサービスのために作られたところで
キャラクター商品がけっこう売っている。
しかも、掘り出しものもけっこうあるとか。

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店内で見ていると
日本人もガイジンも
みな熱心。
一所懸命に展示や商品を見ている。
日本のアニメ業界のみなさま
よくぞここまで日本のアニメを盛り上げてくださいました
そう言いたくなるほどだ。
なかに、お、懐かしいと思うものがあった。

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手塚治虫の「ふしぎなメルモ」である。
当初はママァちゃんというタイトルでストーリーも
少し違った作品だった。
ま、それはよい。
でもこのパネルのメルモ、なんだか雰囲気が違う。
聞いたところ
ケロロ軍曹で知られる吉崎観音が
描き直したもので
フィギュアが出るらしい。

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こんな「発見」があるのも
東京アニメセンターの魅力なのだとか。
でもメルモにまでなるとマニアックで
世界共通言語ではなく方言のレベルでは。
しかしそんなものを「勉強」するのも
好きなひとには楽しみかもしれない。
それはきっと世界共通なのだろう。

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2008年6月 5日 (木)

ビキニの力

名前には力がある。
ルグインのゲド戦記「影とのたたかい」でも
ものの名前が重要な主題になっていたような
おぼろげな記憶がある。
クルマでも名前に力があるものがある。
たとえばミウラ。
ランボルギーニが出した
いわゆるスーパーカー。
日本人だとどうしたって「三浦」を連想。
以前僕の職場にも三浦さんがいて
ミウラSVってランボルギーニの車名で
呼ばれていた。
でもミウラっていうからみんなおぼえる。
ルノーにもMeganeってクルマがある。
そのまんま読めばメガネ。
このクルマが出たときは驚いたけれど
実際はメギャンってフランスだと発音する
(日本ではメガーヌ)。
でもそれだけインパクトはある。
食べ物にもそういうものがある。
ビキニ。
スペインのホットサンドイッチだ。
オリーブとにんにくのミックスペーストに
イベリコハムとモッツァレッラチーズの
薄いスライスをはさんだもの。
先日、その名も「ビキニ」に
出版社に務める友人のSさんとNさんと出かけ
店名にもなっている
このサンドイッチを食べる機会に恵まれた。
はたしてすべての素材が
上手にマリアージュされて
濃厚、でもどことなく上品。
また食べたくなるものだった。
名前が強烈だからよけいおぼえる。
力である。

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2008年6月 4日 (水)

ランチ1週間その112

先週のランチ報告です。
日曜日は出張で新潟の直江津まで。
その帰りに越後湯沢駅で買ったのが
「くびきの押し寿司」(750円)。

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ちらし寿司を3段にしたもので
上がアミ海老
真ん中が玉子と紫蘇
下がれんこん、しいたけ、こんにゃく。
青笹(ホンモノ)で仕切られている。
どれも酸味が強めで
なんでも地元の伝統食を参考に
農家のおばさんたちが手作りしているとか。
むかし祖母が作ってくれたちらし寿司を思い出したのも
それゆえか。
少し甘めの添え物が欲しくなるけれど
すっきりした味わいのお弁当である。
この駅でしか買えないものとのことで
東京のデパートの駅弁大会などでは
けっこう人気があるらしい。
月曜日はクラウン・ハイブリッドの試乗会で軽井沢に。
浅間プリンスのジャルダンデテなるレストランで
信州豚(って?)ロース網焼きに
甘味のあるマルサラソース。

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火曜日は取材で千葉の八千代台へ。
大きな街だが駅前の食事情はショボい(涙)。
うろうろしたあげく
入ったのは
懐かしさを決めてに不二家レストラン。
なかでも僕が小学校のとき好きだった
ハンバーグ(900円)を。

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メニューの写真ではソースにマッシュルームが
たくさん入っていたが
実際にはひとつもなし。
ソースのイメージも違う。
ブラウンソースではなく
ステーキソースのようなもの。
しかも付け合わせはすべてしょっぱい。
僕はこんなものが好きだったのか、と思うほど。
不二家、以前成田空港で入ったときも
サービスも味もひどかった。
いまが正念場なので
きちんとしたものを出して
「不二家っていいじゃん!」と思わせないと
明日はないのでは?
余計な心配もしたくなる。
水曜日は赤坂「砂場」。
まず「ざる」(650円)。

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こちらは更科系の香りも少なく
歯ごたえもやわらかいもの。
これがこの店のいわゆるシグネチャー。
それから「もり」(550円)。

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こちらは挽きぐるみ。
堅めでそばの香りはこちらのほうが豊か。
でもどういうわけか
固いそばが混ざっていた。
不思議。
こんなこと初めて。
もちろん入っていないほうがいいです。
木曜日は虎ノ門の「エレメンツ・バー」で
友人のSさんと野菜カレー。

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ルーは塩味と辛味とがしっかり効いている
かなり濃厚なタイプ。
金曜日は取材帰り
東名・川崎IC近くのタイ料理店
「イム・イェム」で豚の角煮煮込み丼(900円)。

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ココナツを使って煮込んであって
仕上げにパクチーが山と載っている。
ゆで卵もはいっているので
具材をグチュグチュにかき回して食べる。
ナンプラーと青唐辛子を少しもらってかけると
中国料理とは違うおいしさ。

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2008年6月 3日 (火)

4万4100回より282万2400回

技術って進歩するのだけれど
その中でひとつ
僕が楽しみにしているものがある。
音楽配信。
なぜかというと
ものすごく音がよくなりそうだから。
いまも音楽配信はあるけれど
iPodのように圧縮してはいい音にはならない。
これからは高品位の1ビットのものを
そのまま家庭のオーディオで受信して
再生ってことになりそう。
どれだけすごいかというと
CDと比較した場合
CDの音はサンプリングレート44.1KHz
音のデータを1秒間に4万4100回小刻みに送る。
1ビットだと少なくとも1秒間に282万2400回。
これだけ緻密に音が入る。
それを再生するのだから
すごくきれいな音になりそうではないですか。
いや、実際きれいなのだ。
今週の週刊朝日の連載でとりあげた
コルグのMR-1なる1ビットプレーヤー
ポケットに入る大きさだけれど
再生音のクリアさには驚くものがある。

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聴くときはSACD用ヘッドフォンがベストマッチ

じつは1ビットのよさをそのまま
堪能できるのはコルグの製品だけ。
他社のはPCMといって
途中で24ビットへの変換などがあるため
音質がやや劣る。
バンドや自然の音やライブの録音でもすごくて
マイキングと業界ではいうのだけれど
マイクの種類と置き方を少し習うと
録音ってこんなに楽しいのか!と思える。
オーディオでもそろそろ家庭用の機器を用意している
メーカーも出てきており
世のなかすごいいきおいで変わりつつある。
ではCDはどうなるか?というと
最近多い未発表音源のストックなど
マニアックな世界では生き残るとか。
そんなものになっちゃったのね(涙)、というかんじだ。
技術の進歩って驚く。

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2008年6月 2日 (月)

カスレの使命

データ量が増えるとそれを詰め込むために
どんどん圧縮する。
これはコンピュータにかぎらない。
人間の記憶でも同じようなことがおこるのかなあ。
歳を重ねてくると
大昔のことがまるで昨日のように思える。
先日、25年ぶりに高校、大学時代の友人たちと食事をした。
レストランはオガワが選べというので
銀座の「ル・ヌガ」にした。
彼らがあまり変わっていなくて
四半世紀の時間がほんとに圧縮されたように
感じられたものだ。
それと軽く驚いたのは
みなオジオバのくせによく食べること。
わいわいとした雰囲気がよく
ビストロのような感覚で食べられて
ワインも充実しているからと選んだ
ル・ヌガでは
いくつかの前菜からはじめて
メインはカスレにしたのだが
これがあっというまになくなった。

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僕はこのお店ではカスレばっかり頼んでいるので
なにかもうすこし上品なものにしようかと思ったのだが
ボリュウムのあるこの一品が
みなさんのお気に入りだったようで
これとポムフリット(フレンチフライ)を
ローヌの赤とともにあっというまに平らげてしまった。
「あーおいしい、おなかいっぱいになった」と
評価されてカスレは使命をはたしたことになる。
長生きする人間は食欲もある、と聞くが
まあ、喜ばしいこと。
次回もボリュウムのある店を選ぶのが
僕の使命である。

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2008年6月 1日 (日)

シグネチャーの鮎

シグネチャー料理とは
各レストランの名物料理。
どれを名物とするかは
個人の好みでわかれるのだけれど。
それがある店は強い、とはよく言われること。
そのひと皿を食べたくて足を運ぶひとがいるから。
グルメの記事ではシグネチャー料理を基準に
レストラン選びをすることが多い。
まんべんなくおいしい、というのは
無個性ととらえられてしまいがちだから。
僕の場合
思い浮かぶのは西麻布の「ブルスタ」の
さんまのコンフィ。
イタリアワインに精通したオーナーがやっている
こじんまりしたイタリア料理店で
いちど行ったひとはたいてい好きになる。
このコンフィ
さんま丸ごとを1日かけて
くせの少ないオリーブオイルでことことと煮込んだもの。
出てきた姿は、あれ、生のサンマ?というかんじだが
頭からしっぽまで
骨もなにもかも食べられる。
さんまのおいしさが凝縮されたひと皿で
6月末から始まる。
これが時どき食べたくなる。
このあいだ、D誌副編のMさんと
F社広報のIさんと行ったときは
まださんまには早くて
(それでも子のコンフィは出してくれました)
鮎だった。

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これも頭からしっぽまで
骨までやわらかい。
鮎の特徴は
予想がつくだろうけれど上品さにある。
悪くないけれど
さんまぐらい個性のある魚のほうがもっと合っている。
料理のおもしろさに
感心させられる一品だ。

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