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2005年10月31日 (月)

ロンドン通信

いま出張でロンドンに。
今年の2月以来のロンドンである。
なにより物価が高いのに驚く。
(こういう印象が真っ先にくるのが
なんだかなー、であるが)
空港からパディントン駅まで
電車に乗るとひとり約2500円。
タクシーに4人で乗るのと変わらない。
地下鉄も初乗り2ポンド(約400円)で
これを3ポンドにしようという
動きがあるらしい。
すごい国である。
とはいっても
さっそくピカデリーサーカス界隈でインド料理を楽しんだ。
インド料理については
「本当においしいインド料理は
マハラジャの宮殿か、ロンドンにしかない」
なんて言われているぐらいだ。
以前ロンドンの情報誌「Time Out」の
カレー特集号を購入したので
楽しみにしていたのだが
おろかにも自宅に忘れてきた。
自宅に忘れてきたものはほかにもあり、
たとえば原稿を書こうと思って
資料などのデータをいろいろ入れた
フラッシュメモリーもそうだ。
ま、おかげで気分はせいせいするが。
しかも古いデジカメのドライバーが
ホテルでダウンロードしようと思っても
うまくいかず
せっかく町で撮りまくったのに
後日のアップロードとなってしまい
悲しいことだらけ(おおげさ)。

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2005年10月30日 (日)

見直されるべき地図

「カーセンサーエッジ」の取材で
地図で知られる昭文社を取材。
自動車と地図帳は切っても切り離せない関係
だったはずだけれど
昨今はカーナビに頼りっぱなし
という人も少なくないのでは。
でも昭文社の隈部さんによると
地図はカーナビよりずっと広域が掲載されているから
自分がどこにいて
どこに走っていくのか
それを把握するのに長けている
ということになる。
おもしろかったのは
最近、「浜松」とか地域を狭めた地図帳を出して
それがけっこう好評という話し。
浜松の人は、
自分が静岡県民という意識よりも
名古屋方面も視野に入れて生活しているし
同時に静岡市とは連帯意識が強くない
(人もいる)。
そこで「静岡県」という地図帳より
「浜松」としてその周囲を掲載したほうが
喜ばれるのだそうだ。
しかし最近は
市町村合併で浜松市がどんどん大きくなったりと
地図が追いつかないぐらい
現実が激変していく。
自分でも地図が好きな隈部さんは
10年前の地図をひっぱり出してきて
現在のものと比較したりすることもあるそうだ。
そうすると日本各地の地図ががらりと
変わっているのに驚く、という。
たしかに生活者だってついていけないものなー。
自動車用の地図、
見直してみるべきだとよくわかった。

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2005年10月29日 (土)

忙しい秋

「TITLE」で自動車の記事を取材中。
午前中に厚木の日産へ取材に行って
午後からは都内のスタジオで撮影
なんて取材をやっている。
そんなのまだ楽なほうで
担当のK氏は前日からスタジオに入りっぱなしで
ほとんど寝ていない
という状態で動きまわっている。
昼食たべようよ
と言っても
お腹が空いているんだかいないんだか
わかりません
なんて答えが返ってくる。
徹夜が多い広告制作会社などにいくと
栄養ドリンク談義を耳にしたりする。
僕は飲まないのだが
「飲んでいると腹に肉がつくよね」
なんて話しを聞くと
飲まないでよかった!
と思ったりする。
みんな忙しい秋なのである。
title

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2005年10月28日 (金)

ハロウィントリー

取材先で見つけたハロウィーンの飾り付けである。
といっても、
いまさらハロウィーンなんて日本で珍しくもない。
しかし小学生でハロウィーンを知ったときは
衝撃的だった。
僕が小学3年生のとき(まだ大阪万博の前でした……)
母がアメリカにいって、
そこからグリーティングカードを送ってきた。
オバケの絵が描いてあって
「アメリカでは10月31日に子どもがおばけのかっこうをして
お菓子をもらって回る遊びがあります」
とあった。
オバケ好き小学生としては
なんて楽しそうな行事があるんだろう!とビックリした。
思えば僕がブラッドベリというアメリカの作家を
好きになったのも
こんな体験がもとになっているかもしれない。
ブラッドベリもハロウィン好きで
The Halloween Tree
というハロウィンの起源についての小説を
書いている。
それ以来ハロウィン好きになった僕は
秋にアメリカに行く機会があると
ハロウィンの飾り付けを買ってきたりしていた。
最近はしなくなったなあ。
そんなことを懐かしく思い出した。
halloween

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2005年10月27日 (木)

電機店がよいの日々

ついに来ました!
レッツノート。
僕はCDドライブがついている
「W4」を購入。
カッコ悪ー。
だけれど驚くほど軽い。
久しぶりの自分用PCである。
で、さっそく何をしたかというと
iTunes
である(デヘヘヘ)。
しかも
いままでのPCの中に入っている
ライブラリをとりこもうと思ったのだが
iPodからはうまく取り込めない。
結局、何人もの知人に聞いてまわり
(迷惑なヤツ)
外付けハードディスクを使って
これまでのデータを
レッツノートに移したのだった。
こんなことやってれば
原稿書けないよ。
でも、外付けハードディスク
売り場にいったら
いまや300GBは当たり前
(それも1万6000円程度)
となっていてビックリした。
夜、知人の広告制作会社の社長が
わざわざ電話をくれて
レッツノート持って海外出張にいこうとしている
と聞いたけれど
モデムをつけないと苦労しますヨ
と教えてくれた。
その社長も苦労したらしい。
なので、さいきんは電機店がよいの日々である。

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2005年10月26日 (水)

スーパーフラットか杉本博司か

行きたい行きたいと思っていた
杉本博司展に行けた。
ニコラ・フィアットの
レセプションのおかげ
である。
ニコラ・フィアットは
シャンパーニュの作り手で
1976年創業と、最も若々しく
創業者が存命というのも
業界では唯一だそうだ。
手榴弾のようなボトルデザイン
(というと怒られそうだが)
のパルムドールが知られている。
で、このあいだは
ジャーナリストたちに
パルムドールを
改めてお披露目してくれたのだが
その際、同じビルでやっている
写真家、杉本博司の回顧展
(生きているけれど
この言い方でいいのかな)も
案内してもらった。
芸術支援活動も同社の重要なテーマだそうだ。
有名な「劇場」や「海」のシリーズが
大きなプリントで展示されている。
とくに「劇場」では白くなったスクリーンが
会場に浮かび上がるように見え
廃墟感が強烈だ。
すべての芸術は等価であり
スーパーフラットである
といういま美術界で流行している概念と
正反対のような気もして
孤高の芸術家による、強烈なインパクトがある。
そのスーパーフラットを唱える芸術家を起用して
大々的に宣伝を展開した森ビルで
この写真展というのもおもしろい。
そうそう、ニコラ・フィアットは
ステンレスタンクで近代的な装備を使って
作られる。
「現代っぽい」というのが評価で
なるほど清潔感のある飲み味は
今の料理によくあうと思いマス。

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2005年10月25日 (火)

枯れているけれどおもしろい町

先日、神保町で仕事の後
仕事仲間とバーに行って一杯飲もう!
ということになった。
でも、神保町って実はバーが少ない町だ。
赤ちょうちんや
カレー屋、中国料理
といったものはやたら多いのだが
しっとり系はかなり苦手。
結局、知っているところへ行っても
どこも満杯で
小料理屋に落ち着くことに。
一緒にいた人は
バーがよかったなあ……
と言いながら焼酎を飲んでいた。
こういう、町が持っている特徴って
意外に変わらないのだなあ
とこのとき思った。
神保町に通いだして30年ぐらいになるが
(とくに20年間は通勤していたし)
店のありかたは
世のなかの「トレンド」とは少しずれたまま。
イタリアン(ほぼ)なし。
フレンチなし。
エスニック(本格的なものは)なし。
ジン鍋(友人の造語。ジンギスカンをそう言うらしい)なし。
それでもなんだか落ち着く町
というのはなぜ??
ちょっと枯れているけれど
大人っぽい雰囲気のせいだろうか。
学生とサラリーマン
どちらもたくさんいるけれど
同じ店で出合うことがなかったり
多層構造の町である。
そこがおもしろい。

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2005年10月24日 (月)

目からうろこのハマー体験

いま発売中の「GQ」で
ハマーという自動車のことを書いた。
もともとは米軍のために開発された
ジープの後継車両で
オフロードを走るのが得意であるが
もうひとつの特徴は
コインパーキングには入れられないほど
車幅が広いところである。
それを僕が5日間、仕事の足に使って
どれだけ困るか
が編集部K氏の狙いということで
はたしてやっぱり
フツウのサイズのクルマとは違う。
鉄の塊に窓をぽんぽんとくりぬいた
ようなデザインなので
運転中の死角は多いし
駐車場探しに苦労する。
そのへんはK氏の狙いどおりの
体験をすることになった。
ハマーで思い出すのは
90年代に
沖縄の米軍基地に取材に行ったときのことだ。
「ルパン三世」の作画監督を務めたりと
宮崎駿さんのパートナーで
ありつづけてきた大塚康生さんに
同行してもらった。
大塚さんはジープマニアとしても有名で
オールアルミ製の超軽量ジープ、マイティマイト
などを所有しておられる。
(ホイールも軽量アルミにしたところ
走行中にボルトの坑がどんどん広がって
車輪が脱落する事故が多かった
と米軍の広報担当者が言っていた)
軍用ハマーを取材させてもらったのだが
取材のあと米軍兵士が
「空港までこの車で送ってあげますよ」
と言った。
もうひとりいたライターのひとは
小躍りして喜んだが
大塚さんは
「けっこうです、タクシーを呼んでくれませんか」
ときっぱり。
大塚さんも宮崎さんもミリタリーについては
「好きだけれど認めない」
というスタンスをきちんと守っている人たちだ。
沖縄の人たちと米軍との関係を考えたら
日本人が得々と米軍の車両に乗っていく
なんてことは許されないのだ
というのが大塚さんの考えだったのだろう。
目からうろこの体験だった。
そんなことを思い出した。

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2005年10月23日 (日)

おそるべきペニンシュラ

「エスクァイア」先月号の取材で
お世話になったペニンシュラホテルの
ダイレクターで
カルロス・クサカさんという人がいる。
その人のお宅でのホームパーティに。
同行した同誌編集Y氏が
「バーベキューパーティだそうですよ」
と言うので
我われのあいだで
何を手みやげにもっていくか相談して
繊細なワインより
新大陸のカベルネとシャルドネ
とかのほうがはっきりしていていいのでは
となり、それを持っていった。
しかし実際は
料理はたしかに骨つきポークとマトンを
オーブンで豪快に焼いたものではあったが
味付けはデリケートで
(南米料理中心)
ワインもロチルドなどが出てきて
あららら
と肩身が狭くなってシマッタ。
クサカ氏の仕事は
今度銀座にオープンする超高級ホテル
ペニンシュラにまつわるもろもろを
決めることである。
料理も上手だしドレッシーだし
こういう人がトップにいる
というのはオソロシイ
いや、客としてはたいへん楽しみなことである。

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2005年10月22日 (土)

自動車とグルメの相性

モーターショーの2日間
朝から夕方まで幕張メッセで
インタビューにつぐインタビュー
だったが
夜は仕事と離れた食事会が
2夜つづけてあって楽しかった。
ひとつはグルメジャーナリストの人たちと
門前仲町で
「黒羊」を食べる会。
貴重な部位を少しずつ眼の前の
小さなコンロで網焼きをするのである。
カウンター主体のお店なので
8人がずらり横並びで食べる。
「おいしいね!」とか
一列で声が上がるのがおかしかった。
もうひとつは
恵比寿のイタリアンを借り切って
さまざまな業種の人たちとの食事会。
おいしいものを食べると
疲れがとれるなあと
しみじみ思うのであった。
でもモーターショーには資料集めがあるので
車で通っていたため
両日ともにノンアルコール。
アルコールのない人生はつまらない
とこれもまた
しみじみ思ったのであった。
自動車とグルメ、相性、悪い?

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2005年10月21日 (金)

レクサス、フィネ、サイタブリア

またまたまたモーターショーネタ。
20日はレクサスの取材をした。
今回、1000万円といわれる次期セルシオの
プロトタイプも公開され
話題を呼んでいたが
取材や商談のために用意された部屋が
ここまでやるか
というぐらいレクサスしているのである。
展示されている車の背後に設けられた
そのスペースはまんまショールーム。
柔らかな光線とほのかなアロマ。
シートに座ると
取材前
(今回はトヨタとレクサスのデザインを統括している
平井デザイン本部長の取材)
レクサスレディが
メニューをもってきてくれる。
それがミネラルウォーターのメニュー。
Fine
Blue Spring
Tynant
awa 心水
Chateldon
とまさにアクアストア状態。
車はギラギラしているのだが
イメージは水や滝
(千住博の滝の絵も
レクサス的、なのだ)
というそのギャップを楽しませるのが
いまのレクサスの戦略らしい。
続いてサーブされたのは
「レクサス的おつまみ」
作っているのは
青山のサイタブリア
というのが意外、なのだが
(もう少しとんがっていてもいいかナ)
それでもおもしろいことは
間違いない。
またまたまた東京モーターショーで
車以外のものに驚いてしまった。
tms_lexus

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2005年10月20日 (木)

自動車ショーの表と裏

またまた東京モーターショーネタ。
なにしろ朝から晩まで幕張メッセの
会場にいるのだから
ほかに書くこともあまりない。
19日の初日は
各メーカーのインタビュー。
朝10時にはじまり
それが夕方6時半まで。
取材される側はもっと大変で
日産自動車の中村史郎さんや
BMWでデザインディレクターを務める
クリス・バングル氏などは
声が涸れていた。
モーターショーのよさは
知り合いにいっきに会えることで
同窓会のような雰囲気である。
「久しぶり」
「痩せた?」
「誰だれに会った?」
「近いうちに飲みにいこう」
という挨拶は
自動車関係のジャーナリストの間では
フツウなのだが
ほかの業界のひとからすると
なんだか仲いいね
とけっこう驚かれる。
で、どんなクルマが登場したか
については
そんなに長い時間いても
ほとんど人に会っているのに
費やしているので
よく知らない
というのが実際である。
ただ舞台裏にいるとおもしろいものを
見ることが出来るのも事実だ。
ポルシェのブースでは
ドクター・ベンデリン・ビーデキングという
ポルシェを建て直した社長が
フツウに座ってお茶を飲んでいる。
フォクスワーゲンを買収したニュースが
先頃新聞を賑わせたが
そこに質問が集中するのを見越し
それを避けるためか
記者会見にも登場していない。
来日しているかどうかもわからい
社長とも「こんにちは」というかんじである。
これがモーターショーの
表(自動車)と裏(人)という
2つのおもしろさかもしれない。
ところで下の写真は
フォルクスワーゲンが発表した
エコレーサー。
小さな2人乗り。
TMS

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2005年10月19日 (水)

今日からモーターショー

今日から東京モーターショー取材である。
なので今、大変早起きをしている(涙)。
ショーの時欠かせないのが
資料を入れるバッグで
外国の自動車ショーだと
いくつかのメーカーがすばらしいキャスター付きの
バッグを
プロモーションのために作って
それをプレスにくれたりする。
僕も昔フランクフルトショーで貰ったものを
愛用していている。
ここ数年出番がなく
押入のなかで邪魔ものになっていたのが
今日は久々の晴れ舞台?である。
SEATというフォルクスワーゲン系の
スペインの自動車メーカーのロゴが
大きく入っている。
少し前まで、いまアウディのデザイン部長を
務めているワルター・デシルバが
デザイン部長を務めていたメーカーだ。
僕もいちど本国の取材をしたことがあるが
(バルセロナ近郊)
その時招待されたランチのうまさは
いまでも記憶にのこっている。
住宅地の中のレストランで
こんななんにもないところに?
というロケーションだが
海産物を塩とオリーブオイルを主体にしながら
あっさり
しかしひと手間かけて仕上げた料理の数々に
びっくりした。
気負わず普通に
うまいレストランが日常の場所にある
というのが本当の意味でのいい生活である
と思わせられた。
話しがそれたが
では行ってきます!

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2005年10月18日 (火)

世界の入り口

今週から東京モーターショー
なのである。
隔年(奇数年)で開催される
この自動車ショーに通って
はや二十余年になる。
今週から事前の新車発表会などが
都内で開かれて
だんだん気分は盛り上がっていくのだ。
今晩はポルシェがケイマンという
ニューモデルをお披露目する。
思いかえすと
海外のショーでかっこよかった演出は
やはりポルシェだ。
パリのルーブル美術館に早朝、人を集めておいて
そこに発売されていないスポーツカーが
コンコルド広場のほうから
すごいエンジン音とともに走ってきた。
パリの警察と事前に根回しとかしていたのだろう。
ナンバーなんかついていないのだから。
そんな大仕掛けの演出は
自動車という大きなモノだから
ドラマチックになる。
でも昨今はiPodのような小さなモノが
大きな存在感をもつ時代だ。
かつて自動車も
海外という未知の世界の入り口だったから
日本にいる僕たちにはカッコよく思えた。
iPodもネット配信やコミュニケーションという
可能性が開拓されつつある世界への入り口だから
よけい魅力的に見えるのだろう。
大きいだけが取り柄じゃない
というところを
今回の東京モーターショーに並んだクルマは
見せてくれるだろうか。
(なんだか今日は新聞の社説風になってしまった……)


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2005年10月17日 (月)

「すや」が近くなった

岐阜県・中津川にある和菓子の名店「すや」。
ここの栗むしようかん、大好物である。
先月も「和楽」の取材で中津川に行ったので
さっそく買った。
もう一軒「川上屋」に寄れなかったのが残念。
先日、老母と「すや、おいしいよなあ」
と話していたら
「すや」の文字は
僕も知っている、
母の友人の父上が書いているそうで
よく考えると遠いんだけれど
自分的には
「すや」との距離が
いままでより少し近くなった。

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2005年10月16日 (日)

憧れの郷土料理

シゴトじゃないんだけれど
最近なかなかいいな
と思っているのが
五十嵐大介の
「リトル・フォレスト」。
食べることをテーマにしたマンガである。
東北地方の実家に戻った
女のコが
昔を思い出しながら
郷土の料理を作るという内容で
どちらかというと
詩的な構成。
なぜ主人公がだれも住んでいない実家に
戻って薪割りまでしているか
という経緯が時どき
フラッシュバックで挿入され
料理のレシピのような
自然のアルバムのような
ストーリーにちょっとした陰翳をつけている。
それはそれとして
出てくる料理
聞いたこともない郷土料理ばかりなのだが
みんなうまそう。
郷土料理には「懐かしの」という
形容詞が合うわけだが
「憧れの」郷土料理である。
五十嵐大介は本当に
あんなもの自分で作れるのか
ぜひ食べてみたい!
と思いつつ
短編をひとつずつじっくり読んでいる。

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2005年10月15日 (土)

究極の嗜好品

友人から台湾みやげに
からすみ
を貰った。
嬉しい。
魚卵ってなんであんなにうまいのか。
サカナも魚卵が好きなのは
釣りをやる人には知られた話しで
いくらを付けると釣れる
という話しはよく聞く。
フライにもいくらフライなんてのがあるし。
僕の究極の嗜好は
数の子をどんぶり一杯
であるから、嗜好がサカナ並みということか。
しかしこの歳になると
怖さが先にたって
思いきれない。
正月になると
数の子をくれる人も多いのだが
いつも冷蔵庫の前で悩むのである。
からすみ
さっそく日本酒といただくことにしようかナ。

karasumi

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2005年10月14日 (金)

Kさんうらやましい

先日、アウディジャパンのお誘いで
千住真理子さん×ベルリン室内管弦楽団
のコンサートに。
会場はオペラシティである。
プログラムは
ベルゴレージ「コンチェルティーノ・アルモニコ第2番ト長調」
バッハ「G線上のアリア」
同「バイオリン協奏曲第2番ホ長調」
同「2つのバイオリンのための協奏曲ニ短調」
ベートーベン「弦楽四重奏曲14番嬰ハ短調」
である。
コンサートマスターはハインツ・シュンクで
非常に繊細な表現をしていた。
バイオリン協奏曲では自身バイオリンを持ったが
歯切れもよく気持ちのよいものだった。
そのあと、千住真理子さんとオーケストラをまじえての
懇談会となった。
アウディの広報部長Kさんとは
ずいぶん長いつきあいだが
そのとき彼がチェロをやっていると聞き驚愕。
というのはおおげさだが
すごく感心した。
先生についているそうで
なんだかとても楽しそうだ。
アウディジャパンは以前からこのような
芸術活動のスポンサーをしているが
今回のコンサートはまさにKさんのために
あったようなもの
かもしれなくて
楽器が弾けない身としては「いいなあ」とつくづく。
会場にいる千住さんに「よかったです!」と
声かけようよ
恥ずかしい
と一堂もじもじしているうちに帰る時間。
ああ情けない。

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2005年10月13日 (木)

携帯と文鎮

ボーダフォンがうんともすんともいわなくなった。
あららら。
このところ、
メールが削除できない
その一方で
メモリーがいっぱいなのでメールが受信できない
という状況がずっと続いて
やれやれこれはどうなるんだろう
と思っていたら
最後はなんとなく直った
というようにならず
最後は壊れた。
ノキアの電話、気に入っていたのだけれど
(文字変換はとくに使いやすかった)
2カ月半でおさらばである。
でもドコモももっていてよかったヨ。
昔、輸入車でこういうことって
しょっちゅう話題にのぼっていたような気がする。
壊れる。
でも乗る。
そんな奇特な人がマーケットを支えていたものだ。
でも当人にとっては
そんなのは属性のひとつだから
気にならない
そういうものである。
でも死んでしまえば携帯電話
文鎮ぐらいにしか使えない。
そう考えると、文鎮ってただ重いのが機能
というすごいプロダクトだ。
いや、僕が知らないだけで
硯なみに奥深い世界があるのかもしれない。
そんなことまで考えさせる携帯電話って……。

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2005年10月12日 (水)

青山の赤と黒

以前から気になっていたもの。
それが青山プレジデントホテルの
カレーである。
「赤カレー」と「黒カレー」とあり
前者が豚のバラ角煮
後者が牛
を使ってルーも違う。
というので
まず「赤」のほうを試してみた。
すごいボリュウム感に圧倒される
というのが最初の感想。
ソースは酸味がきいており
新宿中村屋本店のチキンカレーを
連想させる。
「黒」を食べたら改めて報告します。
この2つのカレー、ティールームで提供される。
僕が食べているのを見て
中年3人組のビジネスマンが
「あ、いいな。僕たちもあれ、食べよう」
と言って頼んでいた。
カレーっていろいろなところに
潜んでいるのだ。

president

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2005年10月11日 (火)

モノのストーリー

「エスクァイア」誌で
日産のデザイナー諸氏が勧める
「いいモノ」
についてのインタビュー連載を担当している。
現在発売中の号では
Zなどをまとめた人が
オーディマピゲの
ロイヤルオーク・クラシック
という腕時計がすごい
と話している。
オーディマ・ピゲは、
バセロン、パテックと並んで
スイス3大高級時計メーカーといわれているが
このロイヤルオークは
ユニークだ。
1970年代、高級時計といえばゴールドのケースに革バンド
という時代に
ステンレスボディを採用して
150万円という価格をつけたのだ。
そのぶん、ムーブメントをはじめ超薄型で大ダイヤル
しかもケースと一体になったデザインの
ステンレスのバンドは
すべてサイズの違うジョイントで接がれている
という凝ったつくり。
そういう話しを聞いていると
デザイナーが心を動かされる
というのがわかる。
人とまったく違ったことをやりつつ
独自の地位を築く−−
それはもの作りに携わる人の夢だろうから。
しかもいきなり欲しくなる。
男って頭でモノが欲しくなる、
ような気がしませんか?

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2005年10月10日 (月)

ノーMSGの店

先日、編集者の友人たちと
そのひとの友人のカメラマンとで
岩本町の四川料理を食べた。
辛い
うまい
そして、
うまみ調味料(グルタミン酸ソーダ)
を使っていないのが謳い文句。
米国などで見かける
NO MSG(モノ・ソジウム・グルタメート)
日本の食のジャーナリズムの隠語でいうと
無化調
での味つけなのだ。
わりとこってりした調理なので
あまり数は食べられないが
香りのいい花椒を使っていて
いける料理が多い。
紹興酒も後味のすっきりしたものを
扱っていて
こういう店が家の近所にあれば
1時間ほど料理と酒を楽しんで
なんていいよなとつくづく。
しかしこの日はひたすら眠く
帰りの電車で偶然、
一橋の出版社の編集と一緒になったので
彼が「小川さん降りる駅ですよ」
と起こしてくれた。
助かりました(冷や汗)。
hasshokku


mabo

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2005年10月 9日 (日)

アップルに言いたい

ついにPCを購入。
わが人生において初である。
これまでマックしか使ってこなかったが
携帯用となると
だいぶ分が悪い。
しかたなく?パナソニックのレッツノートを購入した。
(10月24日だかにモデルチェンジするので
それを予約)
これが卒倒しそうなぐらい
デザインの趣味が悪い。
何度も売り場に足を運んでは
その場でUターンした(笑)。
でも−−
軽い
長時間使える
という長所は捨てがたいのである。
フリーとはいえ
一日中外出していると
行った先で自分のPCがあると便利
ということも少なくない。
iBookも考えないではなかったが
いま使っているだけに
その短所もよくわかっていて
結局、持ち運び用は
PC(ウィンドウズ機)となってしまった。
iPodばかりを深堀りしているバアイではない!
と僕はアップルに言いたいのだが。

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2005年10月 8日 (土)

安全から安心へ

10月末発売の「毎日が発見」で
徳大寺有恒さんにご協力いただき
自動車の特集を担当した。
安全をテーマに、というのがオーダーだった。
しかしエアバッグの数を較べても意味がない。
そこで考えてみると
いまの自動車は
衝突したときの安全性を踏まえたうえで
「プリクラッシュ・セイフティ」
つまり衝突を回避するための安全性能に
重きを置くようになっている。
たとえば、
レーダーを使って先行車との距離を計測し
一定距離をより近づくと自動的にブレーキをかける機構
とか
ハンドルを切った方向にヘッドランプの照射範囲を広げる機構
とか
車体の各所に取り付けられたカメラ
とかいったものである。
そこで僕としてはこれを「安心」性能
とよぶことにした。
安全ではなく安心。
快適
気持ちよく
守られている気分で
車に乗ることが出来るための装備なので
エアコンだって、
カーナビだって
ここに含まれる。
「毎日が発見」の中心読者はシニア世代なので
とくにこういうものが必要だろう。
電子技術は使えるものは使って
負担を減らす
というのが今の車選びには大切では
と思ったのだ。

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2005年10月 7日 (金)

感情か情熱か

先日、タイのバンコクにあるレストラン
The Dome
のジェネラルマネジャーと食事をともにする機会があった。
高層ビルの47階でオープンエアのレストラン、
といい
価格もバンコク一。
僕はあいにく訪れたことがないのだが
11月には星持ちシェフを各地から集めて
特別なフェアを開くのだという。
このとき、このGMがいろいろ興味ぶかい話しをしてくれた。
おいしいキャビアの食べかたとか
それと合わせるのにいい酒とか
そういうこともおもしろかったが
食事についてではなく
印象に残ったことがあった。
それは働く女性について。
女性の社会進出については、
東南アジアのほうが日本より先をいっているが
それを快く思わない男性もいるそうだ。
そういう人は仕事のパートナーである女性たちを批判して
エモーショナル(感情的)
というそうだ。なので仕事がやりにくい、と。
しかし−−とそのGMは言う。
彼女たちは
パッショネート(情熱的)
なのだ。仕事へのフォーカスの度合いが高く熱心。
それが人によってはエモーショナルととらえられてしまう。
だから自分のまわりにいる女性を
エモーショナル=負
と考えたら、その男は大きな損をする。
パッショネート=正
と考えれば、周囲へのベネフィット。
こういう言葉の定義において、
とくにアメリカ人はおもしろい。
おとといの新聞で、米国ジェネラルモーターズが
富士重工の株式をトヨタに売却したことが報道されていたが
その際GMの幹部の発言のなかに
この売却は「リフォーカス」だととらえている、
というのがあった。
GM本体の業務を前進するための「再集中」。
そうすると、資金繰りのための売却という印象が薄まり
前向きなかんじが多少でる。
話しが、冒頭に戻るが
The DomeのGMとのランチは銀座「吉兆」だった。
このときはなんと松茸づくし。
写真を忘れて貪り食ってしまった。
かろうじて向付けだけ撮った。
松茸にはエモーショナルでありパッショネートである。

kiccho

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2005年10月 6日 (木)

自分というブランド

知人の米国人ジャーナリスト、
ボブ・スリーヴァ氏が「デザインが会社を変える」
という新刊を出版。
そのパーティが六本木のSUPER DELUXEで開かれた。
この本、雑誌的なレイアウトもさることながら
いまの日本のものづくりの状況が概観できる
興味ぶかいつくりなので
書店で見かけたら、まず手にとってみてください。
このパーティでは
ケータリングはすべてボブの手によるというのが
なかなか。
かつて、オライアン
(ビスボッチャとかイルボッカローネを経営する会社)
と組んで「SAVEUR」という
ちょっと時代の先をいく感覚の食の雑誌を
少部数ながら作っていたボブらしい。
かぼちゃとキムチを合わせたり
極薄のチーズオムレツをフランスパンに入れたり
食材の合わせかたが
ひねりまくりで、
たとえハコは借り物でも
中に入ったら自分の家の感覚でゲストをもてなす
これもボブ・スリーヴァという人物の「ブランド」
がよくわかっている、ゆえだろう。

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2005年10月 5日 (水)

形態は機能に従うべし?

メルセデスベンツSクラスの新型発表会に出席。
東京国際フォーラムで開かれたりっぱなレセプションで
これまでの「Sクラス」がすべて展示されていた。
(照明はちょっとけちっていたけれど)
Sクラスの最大の特徴はいうと
S350とS500、
価格帯は1000万円を中心に幅をもたせたものだ。
(高くなっている)
安全装備と
操作性の向上にある
ような気がする。
操作性でいうと
BMWのi-Driveのような
空調からオーディオまで
ひとつのダイヤルでコントロールする機構と
やはりBMW7シリーズのような
変速コントローラーが印象に残る。
どちらも、僕としては気に入っている機構なので
いいと思うのだけれど
最大のライバルと同じ方向に行くのは
どうしてなのだろう?という疑問もある。
それでいうと
Sクラスでなくては手にはいらない!
という強いアピールポイントに欠けるのも気になる。
もうひとつさらに気になるのが
スタイリング。
内容は時代にキャッチアップしているのだけれど
それが形からは感じられない。
もちろんそれを実現するのは
なまやさしいことではないのだが
車のスタイリング(外観をデザインすること)が
表現力を失っている。
とくに大型セダンはどこも迷っているなあ
という印象を昨日は強めた。
S

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2005年10月 4日 (火)

水とワインとグラス

仕事の打ち合わせの帰り
ヴァンピックルに。
銀座の裏通りにある
串焼きワインバーである。
僕たちは奇跡的に入れたが
店内は満席。
次から次へと人が来る。
ここがいいのは
ワインをきちんとしたグラスで
出してくれるところ。
水だってリーデルのグラスで飲むと
倍ぐらいおいしくなる
と言う人もいるが
その真偽はともかく
やはり気分的にも違うと思う。
ブラッスリーで
いいワイン置いていてもグラスがしょぼい
なんていうところがある。
それだと頼む気が起きないのでもったいない。
仕事帰りのカップルが多いのだが
バカ笑いするひともなく
いい雰囲気なのはやはり銀座
とついえこ贔屓的に考えてしまうのである。

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2005年10月 3日 (月)

宮殿とロンドンと神保町

神保町はカレータウンと呼ばれている
らしい。
たしかにカレー専門店やカレーを出す店は多い。
そのなかでもけっこう気に入っている店が
駿河台下にある。
しかしこの店、ちょっと前に値上げをした。
それもどうも納得いかないやりかたでだ。
というのは
以前はルーがこぼれんばかりによそってあった
のに対して
最近は皿のヘリが1センチも見える。
カレーのかかっている面積が
正方形になおして10×10センチだとすると
100立方センチも同じ料金で損をしたことになる。
(今度もうすこしよく測ってみます)
むしろ値上げしてもらいたかったのに。
こういうのはイカンよ。
そんな神保町なのだが
おいしいインドカレーの店はない。
おいしいインドカレーは店はどこにもない、
あるとすれば
マハラジャの宮殿の中かロンドンだ
という意見もあるし
(腕のいい料理人にとってそのほうが稼ぎがいいから)
東京で出合うインド人たちも
悲しいかな同じことを言う。
では今のままで、神保町をうろうろしていたほうが
幸せなのかもしれない。
ehiopea

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2005年10月 2日 (日)

吉原からワインへ

仕事関係の先輩がたと
新感線の「吉原御免状」を青山劇場で。
女性が多く、おおかた堤慎一のファンでは
と僕は勝手に思っていたが。
芝居は3時間の長帳場で
演劇・映画が専門の「先輩」は
「いつも違って後半がしっとりしすぎていたかなあ」
という感想だった。
僕は比較的前のほうの席に座っていたのだが
時どきまわりの女性が後ろを見ているので
なにかと思ったら
中村獅堂や奥菜恵といった人たちが
もっとも目立つ席で観劇したのだった。
前と後ろ、どっちも観なくてはいけないのだから
忙しいね。
そのあとその「先輩」が
「モンドヴィーノ(ワインの映画)を試写で観たら
ワインが飲みたくなった」
と言うので
ちょっと歩いて渋谷の「VILON」へ。
シュークルートという正統ブラッスリー料理を
久しぶりに食べた。

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2005年10月 1日 (土)

ウェバーと犬

カメラ会社のウェブの仕事で
グラフィックデザイナー、藤本やすしさんにインタビュー。
有名な方だが
藤本さんの姿を見たければ、
「ロスト・イン・トランスレーション」で
ビル・マレイのスチル撮影を指揮していた
キャップの人を探すといい。
話していると、
藤本さんは写真家、ブルース・ウェバーの大ファンで
青山の紀ノ国屋跡地でやっている写真展観た?
観ていないなら、もう終わっちゃうから
観たほうがいいですよ
ということになり
さっそく帰りにその足で。
いまウェバーが自分の牧場で飼っている
リトリーバー(たち)を主人公にした
自作映画「トゥルーへの手紙」も公開されていて
そのため会場の中庭がドッグランカフェになっている。
(藤本さんによると
レセプションの時も犬の連れ込み可で
かなり混乱したらしい(笑))
それでハリウッドスターらのポートレートを観ていて
そこから視線をふと移すと
走り回っているホンモノの犬。
不思議な空間である。
それと自分のところで売っているウェバーグッズも
並べられていて、
センスがいいだけに
こういう感覚をもつ人って日本にはあまりいないなあと
いろんな意味で感心した。

weber

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